トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2019.6.1

 

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▼北京一卡通編 #1051

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【旅日記】

2019.4.14(日)  緑の湿原を求め白河湾へ

7:35 アパートを出発。目的地は、懐柔区の白河湾湿地生態文化公園。

 

先ずは、916快へ乗車するため快東直門バスターミナルへ向った。二環路の陸橋に人だかり。要人の通過か?

要人にしては警備が緩いと思ったら、北京ハーフマラソン2019だった。

 

ランナーの数が物凄い。2万人とか。

 

懐柔区行きの916快には影響なかったが、目的地が昌平区方面だったら困ったことになっただろう。

9:05 于家園へ到着。9:00発のH11路に乗れるかと思ったが、懐柔区市街が混んでおり残念。

 

9:20 H11路が来た。時刻表通りで嬉しい。このバス停が始発なので席も選び放題。

 

前安嶺から白河湾沿いに走るH18路が9:30に于家園を発車する。どちらにするか少し迷ったが、初志貫徹。しかし、これが厳しい結果になった。

昨日とはうって変わり、晴天。平谷桃花海はさぞ美しいことだろう。

百泉山風景区の北京懐北国際スキー場。

 

年中無休と書いてあったが、やはり営業していない。そうだろう、そうだろう。

10:35 后安嶺路口で下車。

 

地図アプリによると、一つ手前の懐柔馬圏北が最寄バス停だったが、アナウンス無し。看板も見当たらず。どうなっているのか?どこだろうとキョロキョロしていたら、危うくここでも降り損ねそうになった。

白河濱水公園から、白河沿いの小中路を南進。

 

后安嶺路口バス停からこの交差点まで50mほど。懐柔馬圏北は対岸。近くに橋は無かったので、ここまで歩いて来る必要がある。結果的に一番良い所で降りていた。ラッキー!

 

50m先の検査場前にゲートがあったが、制止されること無く横を素通り。

緑の湿原をイメージして来たが、かなり違う。

桟橋が途切れていたので車道を進む。

公園が見えた。もしやここが目的地?

10:57 白河湿地生態文化公園へ到着。

 

無事着いたのは良いが、、、

荒れ果てただけの公園だった。

案内板は新しい。

 

桟橋など6種類の図例を線で表していたが、どれも同じ線なのでサッパリ分からない!

「魚鳥之恋」・・・。他にも数カ所、レリーフ付のこんな看板や3層の見晴らし台があった。結構力を入れている。

あれれ、行き止まり。

 

11:04 ここには他に見るべきものは無い。しかし、ここまで来てこれで帰るのは余りにも惜しい。もう少し先に進んでみることにした。

ホテルらしきモノを建設中。こんな所にもリゾート開発の波。

初めての村。后安嶺路口バス停から5.6km

 

H18路が12本この道を走っているらしい。どちらの方向もG111京加路に出るので、そこでH11路に乗り換えれば懐柔市街も湯河口にも行ける。慣れれば14本の感覚か?それでもやっぱり不便だろう。

G111京加路は、大きなトンネルが幾つも掘られ快適な道路。白河の対岸には、山を登る旧道が見える。その下に桟橋も。

遠くに沈下橋が見えた。

 

バス停から初めての橋。対岸に渡れるところが無いかチェックして来たが、靴を脱いでジャブジャブ行けば渡れそうな所が1カ所あっただけ。

11:26 沈下橋より。

 

先へ進むか、

ここで戻るか、対岸に渡ってトンネルの手前に出てバス停を探すか、橋の上で思案。

 

地図を見ると、対岸は道が切れており怪しいのでパス。6.3km先に湿地公園がある。そこを目的地にすることも検討した場所。行きはH18路で楽に行けるが、帰りはG111まで徒歩になることが億劫でパスした所。しかし、ここまで歩いたら勢いが付いた。

 

先へ進むことは、更に10km以上歩くことを意味するが、先へ進むことにした。

仮設トイレがあちこちに作られていた。

 

湿地が緑になると、観光客がドッサリ来るのだろう。

11:48 東湾子村。ここを右折し双狼路へ入る。

おや?遠くの山裾に大きな穴。

 

昨夜、ブラタモリで崩落した岩石から翡翠が見つかると言っていたことを思い出した。

正面に道があったので近付いてみた。

何と!吊り橋があった!

 

となると、渡ってみたくなる。

景色は抜群だが、揺れて恐ろしい。

 

シーズンになると相当な人数が渡ることだろう。一人でも恐ろしかったが、どうなることか?絶対渡りたくない。

神仙廟との小さな祠があった。

 

穴は岩が崩れ自然に出来たように見えた。思ったほど奥行きが無かったが、サイズは巨大。

神仙廟からは桟橋を進んだ。

 

しかし、吊り橋で脳が揺すられ、それが尾を引きフラフラする。桟橋が斜めになっているのも良くない。「乗り物酔いとはこんな感じ何だろう」などと思いながら先を急いだ。

無事に双狼路に戻った。白河に落ちず良かった。

 

村の名は、大石窟村。そのものだ。

オフロード車の遊び場があった。

素晴らしい風景。

新芽が出始めていた。

12:48 湿地公園前を通過。

 

対岸に桟橋が続いていた。吊り橋酔いは醒めていたが、脚は進まず。

あと1ヶ月したら、とても素晴らしい風景になることだろ。

 

しかし、観光客が増える筈。もしかしたら、良い時期に来たのかも。

水遊びに丁度良い感じ。

白河に四海方面からの支流が合流する地点。

 

ずっと行ってみたいと思っているが、都江堰には未だ行った事が無い。ここでお目にかかるとはね。白河の氾濫を防ぐものか?

 

ここからは支流沿いに進む。湿地公園から対岸の桟橋を歩いて来ると、奥の吊り橋を渡ることになる。

そして、支流を横切りこちら側に戻れる設定だが、中洲の石垣が大きく崩れ通行止め。

対岸から戻れるのはずっと先。

 

そのまま対岸を行っても帰れたが、もし対岸を歩いていたら緊張が走っただろう。

13:16 シーズンインに向け橋の架け替え工事が急ピッチで進められている様子。

山肌にツルツルの巨大な石。雨が降った時の様子を見てみたい。

13:52 やっとゴールが見えた。

14:02 前安嶺バス停へ到着。

 

G111の側道を歩いた。信号から100mほどだが、下り坂でスピードが速いクルマが後ろから追い抜いて行くのは恐ろしい。バス停で信号方向を向いてバスを待っていたら、後方に人が増えて来た。どうも、地下道があるようだ。

 

14:25 やっとH11路が来た。この待ち時間、長かったな〜。

于家園までは、ほぼ順調。楊家園まで歩き、916快に乗り換え。これもほぼ順調だったが、京承高速が大渋滞!渋滞も加味し17:00には東直門へ着くと読んでいたが、17:35になった。クタクタの上に腹ペコ。今朝のテレビで新大久保のコリアンタウンが話題になっていた。それが脳に突き刺さっていたのか、バスターミナルの韓国料理以外は思い浮かばない。バスの車内が暑かったこともあり、石焼はパスし野菜たっぷりのビビンバ、全州伴飯18元をチョイス。ご飯のべっちゃりがイマイチだったが、合格点。

 

本日の歩行距離17.1km27,041歩。上った階数4階。今日は良い健康活動になった。しかし、もしまた行くことになったら絶対H18路に乗ろう。

 

▼後日記−H18路の旅

 

19.6.1(土)

 

7:25 アパートを出発。目的地は、懐柔区の七道梁村。その前に、緑豊かになったであろう白河湾湿地を H18路の車窓から眺めることも。

 

王氏居酒屋が昨夜で閉店した。友人たちと西瓜を持参し、名残惜しく長居して来たので早起きが辛かった。アパートを出ると大勢が揃いのTシャツで整列していた。隣には同じ自転車がズラリ。どこへ走りに行くのやら?

東直門バスターミナルから916快に乗車。いつもの通り、楊家園で下車し于家園まで徒歩。ここまでは至って順調。

 

9:30 時間通りバスが来た。路線番号が消えているが、ダッシュボートに「于家園→狼虎哨→湯河口」のパネルが出ているので間違いない。

先頭で乗り込もうとすると、車掌が上から目線で行き先を聞いて来た。「このバスから白河湾の風景を見たい」と言っても理解できないだろうし、「湯河口」と答えると「H11路が早く着くからH11路で行け」と言われ揉めるに違いないので、答えず一卡通をカードリーダーに翳した。

 

全員乗り込み走り始めると、改めて行き先を聞きに来た。「終点站」と答えたら、取り敢えず納得した様子。きっと、『バカな奴だ』と思ったことだろう。

青龍峡口を越え、上り坂に差し掛かり長城を眺めていたら渋滞になった。

 

案の定、無茶な追い越しによる事故。原因を作ったであろう事故車が、車線の中央に放置されたまっまになっているためだった。堪らん。

10:46 前安嶺でG111から右折。

 

少し手前で、「乗り換えないか?」と車掌が聞いて来た。本当は親切の人。

 

前回橋の架け替え工事を行っていた所。高速道路や新幹線が直ぐに出来るので、この橋も直ぐに完成するのかと思ったが、工事はまだ続いていた。

その工事現場目掛けてバスが右折。これには面食らった。もしかして、ここが終点の短距離路線?

仮設の橋を渡り、川の対岸を進み始めた。

 

川を右に見ながら進む想定で、G111から右折した後に右の窓側へ席を移ったのに。

暫く進み、青石嶺でUターン。

 

良かった〜。

前回、小都江堰の奥に見えた吊り橋。

 

H18路に乗れたお蔭で、この辺りの地理はバッチリ分かった。

湿地公園が近付いて来た。

 

前回はとても時間が掛かったが、バスは速い。

イメージ通り緑豊かになっていた。

 

しかし、予想に反して観光客はほんの少し増えた程度。

前回、山裾に大きな穴が見えた橋。山も緑に変身し、穴が見えなくなった。

 

橋を越えた先の三叉路を右折し、川から離れ山の中へ。東湾子で、またもUターン。

川沿いの細い道を結構なスピードで進む。ブラインドコーナーが多くヒヤヒヤする。しかも、無料の大きな駐車場が近くにあるにも関わらず平気で路上駐車する輩の何と多いことか。開いた口が塞がらない。

11:31 無事、湯河口へ到着。

 

親切心からだろう、降りる時にH11路に乗れば早く着くと言われた。う〜ん、それは大きなお世話!

七道梁へ行くのはH26路だけ。発車時刻は6:20だけ。しかし、それは七道梁発の時間。行けても今日中には帰って来れない?

バスターミナルの待合室に時刻表が掲示してあった。

 

七道梁行の発車時刻は17:15、そして戻りは「次日6:20」。ハハハ、こりゃダメだ。

直ぐに帰るのは余りにも寂しいので、以前にも行った湯河口湿地公園を散歩。

 

白河湾のどこかの村で乗り込んできたオバちゃんが、湯河口でH11路に乗り換えていた。一日二往復のH18路を上手く使っていた。

太公望が竿を垂れていた。

 

魚が泳いでいるのは見えるが、釣れるのか?

傍らのバケツを覗いてビックリ。大漁じゃ!

 

結構大きな魚もいたことで2度ビックリ。

ここは、北京と河北省の豊寧を結ぶバスがトイレ休憩に立ち寄る地点。ガソリンスタンドもあり、人が集まる。そして露店も。

休憩を終えた豊寧行のバスが出発して行った。

バスターミナルに戻ると、宝山・赤城方面に向かうバス停に人が並んでいた。発車時刻が近付いているようだ。興味はあるが、帰りが心配。踏み込む勇気無し。

 

12:00 湯河口には短い滞在だったが、H11路に乗車し帰路に就いた。

13:20 于家園に到着。40分も違うんだからな〜。

 

七道梁村には行けなかったが、H18路から湿地の景観を見ることが出来て満足。良い経験が出来た。



 

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