トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #58
【旅日記】
2018.4.6(金) 百里山水画廊@−沙梁子〜上徳龍湾
今週は上海経由で蘇州に出張した。朝、拙政園まで散歩してから上海へ向おうとホテルを出発したが、先ず方向を間違えた。それが無くても、出発が遅く間に合わなかった。前夜、仕事が終わったのは日付が変わった後。さすがに早起きはキツイ。朝食も採りたい。結局、旧城内中心の玄妙観前の観前街を西から東に通り抜けた所でホテルに戻った。清明節の連休がとんだ幕明けになった。 良いこともあった。蘇州の仕事が長引くことも想定し、北京へ帰るフライトは上海虹橋空港16:55を予約していた。前日、この所半袖で良い気候が続いていた北京に雪が降った。この影響か?夜のうちに1時間遅れの連絡が入っていた。11:00、上海の空港カウンターで「早い飛行機に乗りたい」と頼んでみたら、あっさり12:55に代えてくれた。一度は料金を請求されたが、遅れていたためか無料になった。これは本当に助かった。 |
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5:40 連休2日目。今日は早起き。理由は、目的地へのアクセスが非常に悪いため。目的地は、百里山水画廊。中でも、恐竜の足跡。しかし、恐竜の足跡がどこなのか正確な場所が分からないため、今回は下見のつもりで出発。 東直門北から特12路に乗車。徳勝門西で下車し、徳勝門から919快に乗車。バスは京蔵高速を順調に進んだ。南口から西の長城が続く山には雪が残っていた。 |
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7:16 延慶南菜園へ到着。気温1℃、体感温度は-5℃。ダウンジャケットは着て来たものの、中は半袖ポロシャツの春モードに北風が突き刺さり、寒い!次のバスまで34分。この間に、919快は数本停車した。7:50を逃すと、次は11:20なので遅れる訳には行かない。しかし、もうちょっと遅いのでも良かったか。 7:51 地図アプリで調べた定刻にY12路が来た。時刻表は信頼できる様だ。終点までフル乗車。 |
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今年の気候には花もビックリだろう。 |
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8:45 百里山水画廊エリアに入った。 |
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グングン高度が上がる。 |
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山の上は辺り一面雪景色。 |
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白河堡水庫。眺めが良いようだ。 |
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朝市が賑わっていた。しかし、車が無いと不便だろう。 |
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スカッと晴れていたら、、、 |
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山の花は既に満開。 恐竜の足跡の道路標識があった。最寄バス停は、碴底下。バス停から1.7km。一つ手前の紅石湾からは2.8km。覚えておこう。 |
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木々が緑になると、さぞかし良い風景になるだろう。 |
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所々に村があったが人影は少ない。 |
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10:11 終点の沙梁子へ到着。休憩所ぐらいあるかと思ったら、広場とトイレだけだった。タバコとトイレ休憩が終わったら、直ぐに出て行った。その間5分ほど。 バス停のサインを見ると、途中の千家店村から別ルートを走るY13路もここが終点であることが分かった。次の発車は13:45。景観スポットはY13路沿いに多いので、帰りは沙梁子13:45発に途中で乗車することに決めて、滴水壺景区方面へ進んだ。 |
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もちろん歩行者への配慮は無いので注意が必要。 |
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例によって距離表示は無い。 |
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龍王廟。 |
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厳つい龍王が睨みを利かせていた。 |
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龍王廟前の黒河沿いに遊歩道があったので入ったら、龍王廟の前に立っていたオヤジに制止された。前方に集団が見えるのに何故?と思いながら戻り、入口の表示を見たら、確かに立ち入り禁止になっていた。後で分かったが、そこは烏龍峡谷景区の出口だった。オヤジは係員だったようだ。 |
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龍栖湖水門。ここから峡谷が始まる。いや、ここが峡谷の終点。 |
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小さな峡谷だが、それはそれで面白い。 |
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25元の入場料を払わずとも十分楽しめる。 |
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百里山水画廊全体図。東西20km、南北10kmほど。 Y12路、13路とも、南西(左下)から北東に進む。中央の千家店から、Y12路は北へ、Y13路は東へ進み、東端の沙梁子で出会う。 恐竜の足跡は東端近くにあると思っていたが、千家店よりも延慶の市街に近い所だった。昼頃到着を狙うなら、Y11路やY38路でもOK。朝到着なら 今回のY12路以外選択肢は無い。 |
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さて、どこまで行けるか?と再び歩き始めた所で、道路に落石!落ちたばかりに見える。 |
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谷底で馬を放牧。 |
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北京とは思えない。 |
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その名の通り山と水。白河堡水庫からの白河と烏龍峡谷からの黒河が合流し、白河となって滴水壺方面へ流れて行く。 |
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アヒル達よ、私のダウンに羽を分けてくれ。う〜寒い! |
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滴水壺が近くなった。Y13路は前方の交差点を右折。 |
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正面に氷り付いた滝が見えた。 |
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11:08 時間はあるので、バス路線から外れ滴水壺へ。 |
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滴水湖から燕百崖へ流れ出たもの。その上に遊歩道が見える。 |
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さて、どんなところ? |
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滴水橋より。 |
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アヒルのボートが、息苦しそうに沈没していた。 |
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滴水壺入口。入場料25元。入ると、漏れなく遊歩道への階段が付いてくる。と思うと、入る気にならない。 ここには虹色にライトアップされた鍾乳洞もある。 |
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川沿いの遊歩道を歩いて行くと、Y13路が走るS309の下に出た。慌てて林の中を抜け、S309へ攀じ登った。 |
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橋を渡り、S309を先に進んだ。 |
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レトロな民家。現役。 |
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しかし、こんな所にも開発の波。 |
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寒くとも花見。 |
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長閑だ。 |
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素晴らしい景観。 |
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上奶山で白河の中央に大きな岩。 |
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12:30 上奶山停車場。皮ごと焼いた焼とうもろこし6元。美味かった! |
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ここから2,000mカーブが続くとの標識。川の流れからすると上り。2kmか、辛い。 |
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白河は所々で湖の様に大きくなる。白河魚なる魚がここの名物。さてどんな魚? |
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水は綺麗。白河魚に臭みは無いかも。 |
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13:22 下徳龍湾バス停。沙梁子行きのバス停でバスを待つ少女あり。中々すれ違わないので少々心配していたが、これを見て安心。 |
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13:25 沙梁子行きのバスとすれ違った。想定通り。このバスが、タバコとトイレ休憩だけで戻ってくる筈。 |
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硅化木国家地質公園入口。售票处が閉まっていた。営業している? |
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恐竜の模型もあるらしい。 |
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原始の風景。恐竜の時代と変わらない? |
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13:48 上徳龍バス停へ到着。次のバス停まで2km近くある。追い抜かされる心配があるのでここで待った。 ここでも風が強く、看板の影に身を潜め木を見ていて気が付いた。もう少しすると綿の季節。ここでは凄いことになりそう。 14:15 バスに乗ると、烏龍峡谷の先で追い抜いたハイカーが乗っていた。その後、朝のバスで一緒だった人が数人乗って来た。田舎のバスは、こうやって顔見知りになるのだろう。 |
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あの山のどこかに恐竜の足跡がある?綿の季節が終わったころに行ってみよう。 |
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峠道でバイクが1台転倒していた。後続車のドライバーが救援していたようだ。ライダーは立ち上がり、歩いていた。何事も無ければ良いが。 |
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15:15 永寧鎮を通過。ここで925路に乗り換え長陵経由で帰ることを考え、時刻表で調べてみた。この路線も1日4本の少なさ。3本目が14:30に延慶南菜園を出発。永寧鎮までは30分ほどなので通過した可能性が高く、乗り換えは諦めた。その後すれ違わなかったので、やはり通過していたのだろう。 と、降りなくて良かったと安堵していたが、もし時間が良く乗っていたら大変なことになっていた。後から分かったことだが、先日の雪で峠の向こう側で通行止めが発生。長陵まで行けなかった。 |
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帰りは京蔵高速が八達嶺で渋滞。帰って来たのは夕飯の時間。東直門バスターミナル内のフードコートの韓国料理へ直行。石焼ビビンバ12元、辛拉面18元。インスタントラーメンの方が高いのは今一つ気に入らないが、割と美味いので食べてしまう。これに「2本買うと2割引きだよ」とファミリーマートのレジでセールストークを聞き、2本目を取に行ったビールで満腹。クタクタで旅日記を書かずして寝てしまった。 本日の歩行距離19.9km、29,234歩。上った階数15階。「良い所ですよ。泊まりで行ったら」と、会社のスタッフが言ってくれた。その通り、とても良い所だった。問題はアクセス。それも、7:50延慶南菜園発のY12路に乗れば大丈夫。それが分かったことが今回一番の収穫。次回は恐竜の足跡だ! |