トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2018.5.27

 

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▼北京一卡通編 #68

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【旅日記】

2018.5.26(土)  百里山水画廊A−恐竜の足跡

6:00 アパートを出発。目的地は、延慶区百里山水画廊の恐竜の足跡。今週出張した広州では車の外気温計が36℃から38℃の間を行き来する暑さと湿気で汗だくになった。気温はずっと低いが、どんよりとした空に北京らしからぬ湿気で最初のバスに乗る前から汗を掻いた。

 

東直門北から特44路に乗車し、徳勝門西で下車。徳勝門で919快に乗り換え。観光シーズンを迎え、この時間で既に行列。結局3台目のバスに乗車。7:50延慶南菜園発のY12路に乗り換える予定だが、間に合うのか心配。

地図アプリの道路情報は正確で、居庸関長城から渋滞になった。残念ながら、これで7:50Y12路はアウト。

 

7:50の次は11:20。そこまでボーっと待っているのは辛い。南菜園から行き易い所、野鴨湖国家湿地公園の2ndチョイスを考えつつ、もっと早いバスが無いか調べてみたら、8:30発のY32路でも行けることが分かった。超ラッキー。

8:25 延慶南菜園へ到着。8:30でもギリギリ。7:50何てとんでもなかった。これからは、冬までこんな調子かも知れない。

 

それにしても、このバス停、ライバルが多い。

8:30 時刻表通りバスが来た。運が良い事に、前に停車中のバスがいたので私の前でドアが開いた。

やはりライバルは多く、2つ目のバス停からは立ち乗りになった。

硅化木国家地質公園に入った。ここから急勾配とキツイカーブの続く山岳路。前回はオートバイが転倒していたが、今回は自転車が転倒していた。ガードレールに突き刺さり、エアバッグが開いた真新しい SUVの横で救援車を呼んでいるカップルの姿もあった。

Y32路は鮮やかな新緑の中を快調に進んだ。

白河が見えた。スッキリしない空が少々残念。しかし、暑くないのは嬉しい。

百里山水画廊の始まり。

 

ここから北へ約1.5kmにある天橋の写真を見たら、大変な絶景だった。是非自分の目で確かめたい。

10:16 最寄バス停の底下へ到着。と言っても、サインは無く、信号待ちで止まったので降ろして貰ったようなもの。

前回は、Y12路でここ(S309)を直進した。

恐竜の足跡へは、ここから徒歩1.7km

山全体が世界地質公園であり、何でもない様な所にも説明がある。

 

この辺りは、平地がドーム状に隆起したとのこと。後で分かったことだが、それがあの形で恐竜の足跡が残っていた理由だった。

平地が斜めに持ち上がったとの説明。

目の前が正にその姿。

見の前に虫が纏わり着いて来るのが嫌だが、空気が清々しく気持ちが良い。

10:44 恐竜の足跡に着いた。この看板、雑草に隠れおり見逃して一旦通り過ぎてしまった。

足跡も雑草に覆われ見難かったが、看板の写真と説明を頼りに目を凝らすと、確かにそれと思しき窪みが見えた。

 

それにしても、道路脇に突然現れるとは驚き。

前方に大掛かりな足場が組まれているのが見えた。もしや工事中?

お〜、ここはハッキリ、クッキリ。

上の方にも見える。

15千万年前、巨大な恐竜がこの辺りを水飲み場にしていた。

ここが平地で、恐竜が歩き回っていた頃を想像してみた。

足跡前のこじんまりとした駐車場に看板が並んでいた。

 

結構充実しており見応えがあった。

 

 

足場の先に木製の階段があった。

 

ゲートを封鎖していた針金が解かれ、ゲートが少し開いていた。作業員のための様にも見えるが、封鎖の注意書きは無いのでダメ元で入ってみた。

制止されることなく最後まで登り切った。

北京のジュラシック・パークを一望。

 

しかし、恐竜の足跡とは無関係だった。きっと、足場が無くなると見えるのだろう。

唯一関係があったのは、階段でウロチョロしていたトカゲ。

サンショウウオが3匹並んでいる様。

 

帰り道は、どの山も山肌の窪みが恐竜の足跡に見えた。

往路でバスを降りた底下の先に恐竜がいたのを前回見つけていたので向ってみた。路肩が工事中で恐ろしい!

 

恐竜が見えて来た。しかし、近付いてみると、恐竜と言うより宇宙から来た怪獣の様だった。

12:00 河口新村からY32路に乗車し帰路に着いた。

13:02 延慶南菜園12:30発の925路への乗り換えを狙い、永寧鎮で下車。

 

狙い通り、直ぐに925路が来た。ここもライバルが多く、激戦だったが良い席が確保できた。

 

その後は、長陵で872路に乗り換え、徳勝門で最後の635路に乗り換え帰宅。どのバスも殆ど待つことなくラッキーな一日だった。

奇しくも、アパートの階下のデパートで恐竜がテーマのイベントが始まった。こちらの恐竜は、動きも加わったリアルな物。それに比べ、今日見た本物の足跡は野晒しだった。それで良いのだろうか?

 

本日の歩行距離8.5km13,839歩。上った階数13階。一時はどうなる事かと思ったが、2度目の百里山水画廊だったので慌てることなく、意外と順調な旅だった。

帰りに見つけた徳勝門南バス停前の新疆料理で夕食。

 

牛の内臓、羊肉串、炸醤面と良く食べた。

見た目が強烈で引いてしまいがちが、どれも美味しかった。

 

今度は隣のホルモン煮込み屋へ行ってみよう。



 

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