トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2017.10.15

 

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▼北京一卡通編 #33

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【旅日記】

2017.10.15(日)  白羊溝自然風景区に完敗

7:30 出発。天気予報通り朝方雨が上がった。外は肌寒い。一雨毎に気温が下がり、冬の訪れを感じる。今日の目的地は、苦労せずに済みそうな昌平区の白羊溝自然風景区。

 

東直門北から特12路に乗車し、徳勝門で919路に乗り換え。919は山ほどいたが、中々出発しない。10分程待ち出発。昌平関環島西で昌11路に乗り換え。

9:09 11路が来た。このバス停には何度も来ており、昌11路は頻繁に走っていることを知っていた。これが目的地を白羊溝自然風景区に決めた理由。その思い通り、苦労せずに済んだ。

ところが、バス停を10カ所ほど通過した頃から目印の無い所に停車するようになった。幸いスピーカーからアナウンスが流れる。しっかり聞くが、ドライバーが切り替え忘れるとアウト。地図アプリで時々位置を確認しながら進んだので車窓の風景を楽しむ余裕が無かった。

 

9:51下車した白羊溝路口も何も無かった。場所を外すと止まってくれ無さそう。知らなければ乗れない。

 

白羊溝まで2km。さあ歩こう!

と前に進むと、ダンプカーがバンバン走って来る。嫌な予感。

 

ダンプに気が行き、この時は全く気付かなかったが、中央右の尖った山は長城だった。

交差点で野菜や果物を売っていた屋台を越えると右手に広場があった。そこで長城のプレートを発見。ここで長城に出会うのは予想外で驚いた。それでも山の上の長城には気付かなかった。

考えてみれば、ここは居庸関から直線距離で10kmも離れていない。山はここまでなので、ここがこの方面の終着点なのだ。

ダンプカーに跳ね飛ばされないよう車道の隅っこを歩いた。道はずっと上り。昨日の京西古道のような苦しさは無いが、恐ろしので早く着くことを願った。

 

車道の脇に未舗装の道が現れた。ベビーカーを押す家族がそこを行く。NAVIでチェックすると、この道がルートだ。疑いなくここを進んだ。

家族連れを追い抜くと前には誰もいない。雰囲気も自然風景区らしい。

右カーブを曲がったら、門が現れた。あれ〜、閉まっている!NAVIでルートチェック。この道で間違いない。

 

看板に何が書いてあるのか門まで行ってみた。しかし、文字が消えて読めない。ところが、門の左側に人が通れるスペースがある。踏み固められており頻繁に通行している様子。NAVIもここだと言うのだから、先に進んでみた。

すると、益々怪しくなった。山の上から大型犬に吠えられ、蜂飼いらしきオヤジ達からは怪訝な目で見られ、それでも先に進んでみた。

いよいよ突き当りになり、行き場は右側のこの門しか無くなった。ここで再びNAVIでルートチェック。何と!この門から直線380m先がゴール!

 

鶏が放し飼いにされたここには、さすがに入る気がしない。遠目に見る限り、この先に道があるとは思えないし。

車道に戻り先に進んでみることにした。バスを降りた所には2kmの標識があった。あれ以来、標識は一つも出て来ないが、きっと駐車場があり、風景区の入り口があるだろうと信じ。

さっき追い抜いた家族が川辺にいた。どこから行ったのか?探してみたら、ルートが分かった。川も渡れそうなので車道へのショートカットに丁度良い。

車道に出て先に進んでみた。 NAVIが示したポイントから離れて行くが、どこまで行っても想像する情景は出て来ない。

 

飯屋は出て来たが相変わらず標識は出て来ない。さすがにギブアップ。完敗だ!

何せ、ダンプカーが1分間に数台走り、恐ろしい上にこの砂埃なので。

帰り道に、漸く長城に気が付いた。

未整備のワイルドな長城だ。

11:10 11路で帰路についた。

11路には誰も乗っておらず、暫くの間貸切。帰路はゆっくり車窓の風景を楽しんだ。

 

本日の歩行距離7.4km10,017歩。上った階数7階。

 

NAVIのゴールには着かなかったが、色づき始めた山や予想外の長城プレートにも出会い、それなりに楽しかった。しかし、どんなところかは気になる。



 

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