トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #64
【旅日記】
2018.4.30(月) 幻が続く、北荘鎮のラベンダー
5:40 アパートを出発。目的地は密雲区北荘鎮。今が見頃のラベンダー畑。事前調査によると、バスが少ない。東直門から980快の始発、6:00発に乗り、途中で何事も無ければ密雲西大橋で7:20発の密33路に乗り換えられる筈。これに賭けた。 少し早目についたが、既にライバルが多数。バスの動きに合わせ移動し、後ろから押して来るオヤジに軽く蹴りをかまし3番目に乗車し、最前列のシートをゲット。 |
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7:10 密雲西大橋へ到着。始発だったせいか、バスは超満員。しかし、道路は空いており順調だった。昨日の混雑が嘘のよう。西郷どんを見逃した悔しさが、改めて込み上げて来た。 |
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乗り換えは反対側のバス停。道路を渡ると、新郎・新婦の到着を待つ一行が祝福の花火を足元に置いて整列していた。バスの到着の方が早く、結末が見れなかったが、さぞ大変な事に成ったのだろう。 |
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事前調査では、密33路、36路で行けることが分かっていた。他に、32路、35路でも行けることが、このサインを見て分かった。選択肢が増えるのは嬉しい。一番早く来たバスに乗ることにした。 7:13 密33路が来た。え〜、7:20発だから7:30過ぎに来る想定だったのだが、、、980快が快調に走ったから良かったものの、少し遅れたらアウトだった。乗車後、すれ違う他路線を見ていても、この地区の時刻表はとても怪しい。要注意。 |
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何はともあれ無事乗車したので、北荘鎮へ行ける。しかも、非常に効率良く。 |
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8:17 この路線にはバス停のサインが無いので、車内アナウンスとGPSが頼り。しかし、車内が煩くアナウンスが良く聞き取れない。GPSで位置を確認すると、目的の北荘が一番近いバス停になっていた。一卡通をリーダーに当て、降りることを告げると、少し走って三叉路で停車し降ろしてくれた。 改めて位置を確認すると、密33路には無い「東庵」で降ろされたことが分かった。地図を見ると、北荘は直ぐ先。ラベンダー畑を見逃さない様、左右を見渡しながら北荘に向かって進んだ。 |
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地図に出ていた北荘を通過したが、ラベンダー畑が見えない。どこだろう? |
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川の向こうに村が見える。川も良く整備されている。向こう側に行けば手懸りがあるだろう。 |
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長閑な良い眺め。 |
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釣り禁止になっていたが、太公望が大勢いた。 |
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残念ながら、向こう側に行っても手掛かりなし。バス路線に戻り、山の上の展望台から探してみることにした。 |
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しかし、ここでも手掛かりは見つけられず。困ったな〜。 |
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もう一度川を渡り、少し奥まで入ってみた。それでも見つからない。 道行く人に聞いてみたが、誰も知らない。 |
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9:32 バス路線に戻り、もう少し先へ進んでみることにした。道端のスミレがラベンダーに、、、やっぱり見えない。 ここで転帰があった。密32路が、背後から追い抜いて行った。密32路は北荘が終点。人が乗っていたので、回送車ではない。改めて地図を確認して、元々下車する北荘は、もっと先であることが分かった。ショックやら少々安堵するやら。 |
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タライで洗濯をするオバちゃんが見えた。ここが北荘か? |
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いや、まだ北荘西口だ。 |
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下車する筈だった北荘に到着。ここまで、ラベンダー畑は見えなかった。取り敢えず、周りに注意しながら先に進んでみた。 |
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村の外れまで行ってみたが、手掛かり無し。 周囲の人に、片っ端から聞いてみたが、誰も知らない。 |
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ここならば、と思い、園芸店に入って聞いてみた。若者がいた。私が差し出したスマホに映し出された北京観光の日本語HPを一生懸命見てくれたが、彼も知らなかった。 |
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最後の手段で、人民政府へ聞きに行った。しかし、ここでも分からなかった。 園芸店の兄ちゃんは、周りを見て回ったらどうだと言ってくれたが、これだけ聞き回って誰も知らない所を見つけられるとは思えず、ここで断念。悪魔に憑つかれた様に不発が続く。 しかし、バスだけは運が良い。ここでも、人民政府から出て時刻を調べ始めたらバスが来た。しかも、朝乗って来たバス。なぜならば、そのバスはFrガラスが大きく割れ、テープで修繕してあったから。大丈夫か? |
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11:38 密雲西大橋で980快に乗り換えた。密雲西大橋の欄干に立つ大きな看板には、美しいラベンダー畑。一体何処にあるのだろう? このまま終わっては何とも悔しいので、ラーメン荘で腹拵えしてから朝陽区のラベンダー畑へ行くことにした。 |
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反対車線の大渋滞を尻目に、今日は帰り道もほぼ順調だった。 12:40 西垻河で乗り換え。勘違いして、亮馬橋まで行かないバスに乗ってしまった。これがケチの付き始めで、その後結構苦労した。 先ずはラーメン荘。何と、休みだった! |
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ラベンダー畑のオフィシャルHPを見たが、地図が無い上、キーワードになる様なものが見つからず、行ってみれば何とかなるだろうと、418路の終点・金盏まで行ってみたが、それらしい看板は見当たらず、ここでも調査。 |
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更に次の東崗子バス停でも。 |
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その次の楼梓荘郷政府バス停で、漸く目的地の名前と場所が分かった。 目的地は、藍調荘園。場所は、639路に乗って3区。ここから2km。 |
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反対方向だったので、道路を横断し、100mほど先のバス停で暫く待った。しかし、来る気配が無いので歩いて行くことにした。 |
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ところが、工事のダンプが走る道で、砂埃が酷い。失敗した。 |
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しかも、待っていたバスに抜かれた。更に、到着寸前にもう1台。大人しく待っているんだった。田舎とは言え、朝陽区なのだから。 |
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14:55 藍調荘園の看板が見えた!この時は嬉しかった。 |
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営業色ムンムンのHP通り。 |
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路上駐車の多さから想像した通り、見物客が大勢いた。 |
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右手の看板の奥がラベンダー畑。ガードが厳しい。 |
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隙間から覗くと、、、スミレだ! |
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入口では旅行カバンのキャンペーン?やら色々。入場料30元。油紙傘のイベントは別料金で、これも30元。 |
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大勢の人で賑わっていた。 |
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中に入ると、、、 こんな感じ?入ってないから分からんな〜。余りに商売商売している所と人の多さで急激にテンションが低下。 これはガード幕の一部。やっぱり、郊外の広々とした所へ改めて行ってみようか。 |
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園内には屋台がズラリ。 |
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これは面白かった。 |
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藍調荘園前の楼梓荘馬家溝バス停から、来る時に追い抜かれた639路に乗車。このバスは、北京站東行き。紅廟路口東で下車し、635路に乗り換えるつもりで乗ったが、地鉄草房站で降ろされた。いやはや、トコトン運が悪い一日になった。それでも、気になっていたイオンの場所がその後分かる幸運にも恵まれた。 本日の歩行距離13.2km、21,407歩。上った階数9階。健康活動と社会勉強が出来た良い一日だったと理解しよう。 |