トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #15
【旅日記】
2017.6.17(土) エキサイティングな長峪城
5:50 今回は高徳地図で良く下調べをし、燕古長城を目指した。3本目のバスが1日5本。1本目は昌平北站を8:00に出発。これを紅泥溝バス停で待ち構える。遅れると次は2時間後なので早目にアパートを出発。 |
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先ずは東直門北から特12で徳勝門西へ。この時間は快調に走る。 |
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歩道橋をショートカットするルートを覚えたので最近は早い。 |
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紅泥溝までは919慢車。 |
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バス停に人だかり。慢車は快車のようなピストン輸送ではない。少し待ったら来た。すると我先にと割り込みの応酬。前に割り込もうとして来るジジイを弾き飛ばしてやった!ところが、乗ってみるとガラガラだった。 |
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昌平西関環島の李自成像。明末の農民反乱指導者。北京を占領し、明王朝を滅ぼしたが、清に鎮圧された。 以前はゴルフへ行く途中に良くこの像を見たが、最近はゴルフよりも一卡通の旅の方が面白い。 |
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7:15 紅泥溝へ到着。随分早い。出発を30分は遅らせても良かったかな。 ここには次に乗るローカルバスのサインは無い。それはまだ良いにしても、日陰が無いのが難点。8:00まで近くの木陰で行き交う人や車を観察。その後はバス停のサインで出来る僅かな日陰に入り込みバスの到着を待った。 |
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8:21 やっと「昌33」が来た。 |
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勇んで乗り込んだが、既に超満員。そして、暫くはバス停で止まる毎にすし詰め状態が酷くなる。 |
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超すし詰めで急坂路に差し掛かると、急激にスピードが落ちた。歩くのと変わらない。止まらないか心配だ。それでも何とか峠を越えた。しかし下りも遅い。超満員だから慎重に越したことはない。 外は絶景だが、立っており、両手で必死に手摺りを握っていないと大変なことになるので楽しむことができず残念。 |
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10:30 長峪城へ到着。超すし詰めはここまで続き、大多数がここで降りた。結局2時間立ちっ放しだった! 所々で地図アプリを使って現在位置を確認して来た。長峪城路口で左折。バス停のページでは次。ところが、運転手はその次のバス停名を叫んだ。ヤバイ乗り越したのか?バスは坂を上って行く。「下りなら次のバス停から戻って来ればいいか」と思いながら乗っていると、この1区が異常に長い!困ったな〜と思っていたら、長峪城へ着いたのでほっとした。 |
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地図アプリによると、あと1.2km、徒歩17分。そこまで行かなくても直ぐ目の前に長城が見える。 あれだけ沢山バスから降りたのに、NAVIが示すこの方向に観光客らしき人物が誰も歩いて行かない。不気味だ。 |
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断面がむき出しになっており作り方が良く分かる。しかし、こんな所に良く作ったものだ。 |
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東門。今は分断されてしまっている。 |
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また増えた。バス停の名の通り長峪城だ。目的の燕古長城ではない。先へ進もう。 |
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明代に作られたもの。 |
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あっぱれじゃ。 |
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ここの村もレトロ感たっぷりで面白い。 |
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西門。良い感じ。 |
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かなり修復されているようだが見応えがある。 |
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長城が森に埋もれている。 |
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山の中腹に人の姿が見える。あの山の向こうか? |
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ここまで車で来るマイカー族が羨ましい。 地図アプリによると、ここが燕古長城。はて、どこが長城?360°見渡しても見つけられない。 |
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これは最近作ったようだ。 |
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長城のプレートがあった! 階段や遊歩道の整備が進んでいた。今は無料で登ることができるが、有料化が近いように思う。 |
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これではどこか分からんな〜。 |
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こっちでは流村鎮となっている。海抜最高地点の「高楼」など色々説明があるが、「燕」は一字も無い。どうなっているのだろう?まあ登ってみるか。 |
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随分登った。絶景だ! |
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下から見た山の裏側はダム湖になっていた。 |
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遠くに狼煙台のような影が見える。相当遠そうだ。 湖の一番奥まで行ったが長城は見えない。まだ先に行く人もいるが、ここも道標が全くないうえ、地図アプリでも何も出て来ないし雨も降り始めたので引き返すことにした。今回はしっかり調べて来たが、またも到達せず残念! |
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この長峪城だけでも満足だ。 |
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こんな所まで防御壁が必要だったとは、、、 |
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村の民家も古そう。 |
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この村も商業化が進んで来ている。名物は豚足。今週、長春で豚足を食べた。美味しかった〜!また食べたくなって来た。 |
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もう訪れることは無いだろう。もう一度良く見ておこう。 |
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写真では見えず残念だが、この時、空には飛行機の機影があった。飛行機に乗ると、ゴルフ場と長城をいつも探す。ゴルフ場は良く見るが、長城を発見できるのは極稀だ。 |
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11:45 バス停に戻るとバスが止まっていた。帰りのバスは始発バス停を12:00に発車する筈。運転者は来た時のお兄ちゃん。おかしいと思いながら、一卡通をピッとやって一番後ろの席に座って出発を待った。 しかし、中々出発しない。12:00を過ぎたがまだだ。無事帰ることができる安堵感と、クーラーは無いが日陰で座っていられることで落ち着いて待てた。一時雨が酷くなった。雨が止むと乗客が何人か降りて行った。雨宿りだったのか?ほどなくして台車を付けたバイクが来た。すると、降りた人が荷台に乗り込み、また数人バスから降りて乗って行った。 |
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荷台に一杯の人を乗せてバイクが走り去って行った。何かがおかしい。 |
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12:13 公安が来た。すると運転手と残っていた乗客が一斉にバスを降り、怒鳴り合いが始まった。 怒鳴り合っているのは、トレッキングに来たグループ対運転手と地元メンバー軍団のようだ。バスに残っていたのは、トレッキンググループの1人と私の2人。 |
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野次馬も加わり激しい怒鳴り合いが30分ほど続いた。そろそろ次のバスが来ても良い頃。来たら乗り換えようと思い、成す術無く待った。 どう決着したのかは分からないが、怒鳴り合いが終わり、トレッキンググループは公安の車で送って貰うことになった。バスで待っていた1人が降りて行く。腰を押さえ、左足を引きずり、仲間に抱えられて降りて行った。どうも口論になった原因はこの人のようだ。巻き戻して考えると、このバスは私が長城に行った1時間15分、出発できずここに停まっていたと思われる。私はサッサと降りて歩いて行ったが、その後何かが起きたのではないか。 |
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公安の車には5人のうち3人しか乗れない。残る2人はバスに乗ろうとしたが拒否された。 2人を降ろしバスは出発。暫く走ったところで運転手に電話が掛かって来た。恐らく公安から2人を乗せるように言われたのだろう。バスはUターン。ところが、直ぐまた電話が掛かって来てもう一度Uターン。2人を乗せてくれる人が見つかったようだ。 このバス、やはり私が降りてから発車できなかったようで、長峪城路口を左折し終着点に向かって行った。 |
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13:10 昌33路終着点の禾子澗。本当はここで休憩だったろうに。乗車客がいなかったので、止まることなくUターンして走り去った。 |
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山に大きく「毛主席万歳」。 帰りは長峪城路口を右折せず直進した。そう、この路線、長峪城に入るのは行きだけ。これが分かったのは、怒鳴り合いが始まる前の出発待ちで地図アプリを動かしていた時のこと。もし、あの怒鳴り合い事件が無かったら、長峪城で乗るのは昌平北站を10:00に出発したバスになる。すると、禾子澗発が15:00。ラッキーだった! |
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行きとはうって変わって車内はガラガラ。しかし、登りが超スローなのは変わらない。その分ゆっくり景色が眺められた。 |
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朝、峠の頂上の駐車場に長城のプレートがあった。あれのことか。 と思ったら、これは遊歩道だった。 |
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北斉岭観景台。長城がどこにあるかは分からない。 非常に急峻な峠だった。そして素晴らしい眺めだった。 |
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土楼村へ行った時にも見た戦車。 |
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人民公社大食堂。色々な所にある。一度行ってみたいのだが機会が無い。 |
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14:21 紅泥溝の一つ先の陳庄で下車。山は涼しかったが、下りて来ると暑い。長く外で待つのは辛い。919路を待ったが、徳勝門西へ行く883路が先に来た。座れることも間違いない。少々大回りするので遅いかも知れないが、社会見学もできるので乗った。 |
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京蔵高速へ入ったり出たりしながら進む。土曜の午後だけに高速から出ると大変混んでいる。 |
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15:55 徳勝門西から特12で東直門北へ向かった。北二環路の渋滞も酷い。635路にすれば良かったかも。 |
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16:10 東直門バスターミナル北側の刀削面屋で豚足の遅昼・早夕。長峪城で出発を待っていた時から決めていた。 この店、以前来た時に豚足を見つけ食べたかったが一人では多過ぎると思い敬遠して来た。今日は、余ったら打包しようと決めて行った。豚足29元+ビール5元。29元は高い様に思うが、ビールの値段からして無茶なことを言っていることは無さそう。豚足って高いんだ。微辛と言われたOKした。結局完食したが、長城に登った時と同じくらい汗だくになった。 |
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アパートの下のショッピングセンターでアイスクリームのキャンペーンをやっていた。微信でフォローするとアイスクリームを1個くれると言う。口の中がヒリヒリしていたので参加してゲット。実に美味しかった! 本日の歩行距離8.1km、11,685歩。上った階数30階。外出時間は長かったが、バスに乗っているのとバスを待っている時間が長かったから。 |