トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2021.3.6

 

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▼北京一卡通編 #30123

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【旅日記】

2017.10.1(日)  久々の世界遺産は大運河

                                 

暑さが和らぎ短い北京の秋の訪れを感じた9月だったが、出張や会社の行事で休みが取れない上に風邪を拗らせトコトコ出掛けることが出来なかった。この間、日本、瀋陽、成都、広州、上海、楽山へ出張した。移動は飛行機が中心。バスとは違い、時々有名人に遭遇する。日本から戻った911日にはグラチャンバレーで優勝し帰国する女子中国隊と同じ飛行機だった。バレーボール選手なので当然だが、皆大きい。一番大きい人は202cm180cmの私が上を見上げる女性は少ないので、とっても驚き。囲まれたら空が見えない。優勝カップは箱に入れて持ち運ぶものだと思っていたけど違うんだ。これも驚き。その後、広州行きの飛行機では芸能人と一緒だった模様。

6:35 アパートを出発。国慶節の朝は少し靄が掛かっていた。

 

本日の目的地は、溝頭区の大寒嶺関城と千軍台村。東直門内から612路に乗車。展覧路で快速公交4線に乗り換え。

7:52 候庄子で下車し、929路に乗り換え。この路線は川底下村へ行く892路と暫く同じ道を行くが、便数が多いので安心感がある。しかも、今回は終点まで行くので乗り越す心配もない。待ち時間は5分ほどだった。

皆さん田舎への移動は完了済みなのか?列車の乗客は疎らに見えた。

満員だったバスの乗客は、朝市で賑わう大台バス停でほぼ総入れ替えになった。

石の欄干に「毛沢東万歳!」の彫。新しそうな橋だが、、、

橋の写真を取った所で、右前方、少し離れた所にバス停のサインが有った。直ぐ前の交差点を右折した先だ。これを見た時に嫌な予感がした。それが的中!

 

橋を出発したバスは、直進し急坂路を駆け上がった。そして炭鉱の門前でUターン体制に入り停車。そこで「どこまで行くの?」と聞かれ「終点まで」と答えたら、「ここだ」と言われて降ろされた!

9:19 トイレで一息つき、NAVIで位置を確認。ここは「木城澗」。やはり違う。仕方無いので急坂路を歩いて橋まで戻った。

9:30 玉皇廟バス停に到着。終点の千軍台まで5站。距離もある上、坂がキツそうなので次のバスを待った。

 

しかし、待てど暮らせどやって来ない。

バスは何台も来るが、全部橋の袂で止まり、坂を駆け上がって行く。このバス、行先のサインは全部「千軍台」。しかし、全部千軍台まで行かない。どうなっとんじゃい!

 

10:30まで待ったが来なかった。目的地の大寒嶺関城は、千軍台から徒歩5.1km。帰りのバスが心配になり、ここで断念し目的地を北京で唯一訪れていない(?)世界遺産の京杭大運河に変更。

 

大運河ゴルフ場には以前良く行った。あの大運河が世界遺産(’14年)になるとは、、、

玉皇廟から929路に乗り、終点の地下鉄苹果園で下車。地下鉄1号線を西の橋から東の橋まで乗り、四恵東で八通線に乗り換え、八里橋で下車。ここは未だ朝陽区。通州区は目と鼻の先。

 

13:27 八里橋站の北東、B出口から外に出た。目的地は、永通橋。NAVIで探すが見つからず。。。

永通橋が架かる大運河の通恵河は目の前。車がバンバン走る立派な橋は見えるが、、、

 

この橋、良く見ると欄干に金網が張ってある。それに、史跡を示すプレートがある。これが永通橋!

大運河の下に「永通橋」。間違いない。

 

しかし、世界遺産のマークは無い。

欄干の獅子達、金網で守られ安全だが趣ゼロ!観光客も私以外はゼロ!クルマの往来は多い!不思議な橋。

柵にカメラを突っ込み、獅子と大運河。橋にばかり気を取られるが、南北統一のために遠く杭州まで総延長2,500kmにも及ぶ運河を作るとは、凄いね。

次は、通運橋を目指す。八里橋から668路に乗り、九棵樹でT101に乗り換え、張家湾鎮で下車。徒歩682m

14:38 NAVIはここを進めと言うが、、、

NAVIは優秀だった。

 

太公望よ、釣れないと思うが、もし釣れてしまったらどうするの?この川、乳白色だったよ。

少しだが城壁も残っており、ワクワクする。

 

通運橋は、張家湾城南門の船着場。俗称「蕭太后橋」。ここも世界遺産マークは無い。

うぉ〜〜〜、なんじゃこりゃ!

 

とても歩き辛い。この橋を、橋として使っていた人は大変だっただろう。

世の中から忘れ去られ安堵しているのか?

この城壁には登ることが出来る。城外の村の様子が分かり面白い。

曹操の末裔、曹雪芹先生像。中国を代表する古典小説『紅楼夢』の作者。故郷の南京を追われ、この地で完成に精魂傾けたそうだ。丸坊主の像かと思ったら、辮髪だった。

 

拗れた風邪が、まだ完治していない。今日はちょっとキツかった。大寒嶺関城へ行っていたら大変なことになっていたかも。

 

本日の歩行距離9.7km12,570歩。上った階数5階。

 

▼後日記−京杭大運河はここから始まる

 

19.10.7(月) 晴

 

什刹海にて。世界遺産・京杭大運河はここから始まる。

 

この絵、イイ!メチャメチャ気に入った。

東直門内から635路に乗車し、鼓楼で下車。

霞みがかった景山公園を横目に煙袋斜街へ。

8:41 銀錠橋を行き交う人は疎ら。

散歩には丁度良い。

 

先ずは、后海を右回りに一周。

太公望多し。結構釣っていた。自分で食べるのか?中には、網でゴッソリ獲る輩も。あれは商売用に違いない。

宋慶齢同志故居。修繕工事が完了した様子。

今日も河童たちが元気に泳ぎ回る。

醇親王府跡は国家宗教事務局になっている。内部は様変わりしているのか?

自慢の鳥籠を持ち寄る。

全聚徳前のダックは景観に合ってないが良いのか?

続いて前海を左回りに3/4周。

万寧橋。1285年に架けられたと言うから700年以上。

南鑼鼓巷から茅盾故居と蒋介石行轅が並ぶ后園恩寺胡同を通り、交道口東で107路に乗車。終点の東直門で下車。

11:23 東直門バスターミナルの五光美食街で昼食。ここは大きな肉団子の入った葱油伴面が絶品で気に入っている。しかし、メニューの写真ほど麺のボリュームが無いので要注意。最近値上がりし、21元。生煎を食べてみたら、これも絶品。しかも、410元とお値打ち。更に気に入った。

 

▼後日記−どこまで続いているのやら???

'20.6.7(日)晴

 

9:20 アパートを出発。目的地は通州区の大運河森林公園。

残務整理に時間が掛かり、こんな時間になってしまった。この分だと、到着は早くて11:30。一瞬考えたが、アパートでゴロゴロしているよりも外に出て体を動かそうと出発。

東直門内から24路に乗車し、終点の北京站で下車。市内には人が溢れ、日常が戻ったと感じるが、北京站はまだ静まり返っている。完全に元に戻るのはいつのことか?

北京站東バス停まで歩き、次の668路を待つ。

 

このバス停は長い!

 

10分ほど待ち668路に乗車し、久し振りに通州区へ向った。

10:54 九棵樹で下車。ここで通13路に乗り換え。

 

13路は本数が少ない様で、中々来ない。帰りが心配。

11:34 森林公園南口で下車。

 

乗ってしまえば、20分ほどで到着。

目の前が入口。ほぼ予想通りの時間に到着。

 

入場は無料だが、マスクと健康カードの提示が必要。少々面倒だが、仕方ない。

この公園は、京杭大運河の温楡河両岸に造られている。

 

昔良く行った大運河高爾夫倶楽部は、一本東の潮白河沿い。あ〜懐かしい。

早速公園内を散策開始。

直ぐに大運河が見えた。

広々していて解放感があるが、どこまで続いているのやら???先が思いやられる。

弁当持ち込みで涼むには絶好の場所。

これイイなぁ。

カートに乗らなきゃならないのは、遠い所に重要な何かがあると言うこと。それは何?

森の中ではデイキャンプ。正午の気温は32℃。しかし、湿度が低く木陰は頗る快適。

近くに遊具もあり、子供連れには良い所。

柳の下を前進。綿が飛ぶ季節は大変だろう。

湿原が現れた。

豪快に水飛沫を上げて疾走するモーターボートが遠くに見えた。

 

さっきのカートの行き先はあそこの様だ。

エゾミソハギが咲き始めている。

見頃は79月。見応えありそう。

気持ち良い!

来て良かった。

背丈ほど伸びた笹の葉を掻き分け川岸に向かうと、

淀んだ川に魚がウヨウヨ!

12:14 公園はまだ続く。入口で出会った自転車のカップルが前から来た。恐らく突き当りまで行って戻って来たのだろう。そうならば、相当な距離。湿原を満喫したし、40分歩いたので十分。ここまでにしておこう。

この感じ、ゴルフ場へ来たような気分。

帰りは、森の中の遊歩道で森林浴。

ここは珍しく目的地までの距離が出ており好感が持てる。

内容は兎も角、日本語表記も。しかし、ここに日本人が来るのか?

正午を過ぎてから気温がグングン上昇。今日の最高気温は37℃。あの強烈な暑い夏がやって来た。

門を出て、1区間歩き大通りのバス停へ向った。そこまで行けば、九棵樹へ向うバスは何本もあると踏んだ。

 

案の定、バス停に着いた直後に936路が来た。しかも、大型で通13路よりも格段に乗り心地が良い。

 

最後に、公園前の道路が駐車場と化していたので驚いた。近くに駐車場が無い様子。これはいけない。

九棵樹で668路に乗り換え、朝の逆ルートで帰宅の途に就いた。

最後に、東直門内から2つ手前の海運倉で24路を下車し、一碗面で遅い昼食。散策で汗を掻いたが、豌豆雑醤面の辣でダメ押し。

 

本日の歩行距離8.2km13,897歩。上った階数3階。徐々に延ばして行こう。

 

▼後日記−大運河に現存する最古の水門

21.3.6(土) 小雪

8:00 アパートを出発。目的地は朝陽区の平津閘、東城区の北京地下城、朝陽区の韓記牛肉拉面。

 

東直門内から135路に乗車。

8:53 終点の康家溝で下車。旧635路も含め135路には何百回と乗っているが、康家溝まで行ったのは今回が初めて。思ったよりも大きなバスターミナルだった。

カート場のある興隆郊野公園と美松高爾夫倶楽部の間の興隆街を南進。

 

京通快速路のガードを潜り南の高碑店へ。

まもなく、右手に通恵河が見えた。

 

川幅が広いここが目的地の平津閘。

高碑店は’06年の北京で最も美しい農村。

9:15 平津閘の広場に到着。

 

この時期、いくら観光客が少ないからと言っても、石碑の前に消防車を止めることはないだろう。

誰?

 

観光客がいたら、このポーズに出会ったことだろう。

平津閘は大運河に現存する最古の水門。

 

1292年創建。原名“郊亭閘”。

 

水門に使っていた石。これは重そう。

北宋の名将・孟良を祀る将軍廟はCOVID-19により封鎖中。

原風景がイメージできない。

通恵河南岸の遊歩道を西へ向った。

 

知らないうちにこの辺りも大発展。

川沿いのビルには怪しげなショールームも。

文化街には、それらしい外観の建物がズラリと並んでいた。

北岸の晋商博物館にはお宝が山ほど有るようだが開いていない。

それどころか、この辺りには立派な建物が並ぶが人影の無いゴーストタウン。

9:59 目的の四恵バスターミナルを目の前にして、柵に阻まれ近寄れず。グルっと大回り。

 

四恵バスターミナルから1路に乗り、北京地下城へ向った。

 

四恵橋から建国門を通過するまで、大混雑で予想外のタイムロス。北京地下城は12:00から昼休みになることを思い出し、気が気でない。

11:05 天安門東で下車。

 

昨日から人民大会堂で全人代が始まっており、警備が厳しい。

 

以前の様に職務質問を受けないよう、人民大会堂方向をサッと一枚撮って立ち去った。

正義路を小走りに南進。

 

ここで警官に止められた。婦警に身分証明書を出せと言われパスポートを出すと、「护照」と言いながら中身は確認せず返された。面白い。

11:21 北京地下城へ到着。

 

いや〜参った。またしても開いていない。これで3回連続アウト!今回は汚い字で「暫停開放」と書いた紙が張ってあった。

 

今はどうなっているか分からないが、地下城は当然人民大会堂にも繋がっていた筈。次は全人代が終ってから来ることにしよう。

台基廠路口西から9路に乗り、韓記牛肉拉面へ向った。

 

COVID-19で閑散としていた北京駅が大勢の人で賑わっていた。

12:29 久々に韓記牛肉拉面を食す。漸く春節休暇が終った。1.5ヵ月は休んだだろう。時間も時間だったが、待ちかねた客が押し寄せ超満員。良く合うオッチャンも来た。きっと彼も何度か様子を見に来ていたに違いない。

メニューが白いペラ紙から赤いガッチリしたものに変わり、拉面は各1元値上げ。従い、今日から支払いは22元。

 

本日の歩行距離11.8km14,688歩。上った階数6階。本日は21負。まずまず。小雪がチラつき、段々寒くなる変な天気だった。



 

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