トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #90
【旅日記】
2018.12.1(土) 近くには何度も通ったが、初めて訪れた徳陵
今週は上海へ出張。韓国と日本からのお客様を見送り、ホテルへチェックイン。大きな展示会があり、最近愛用の空港に隣接したホテルで満室で初めて泊まる。夕飯を食べたいが、土地勘がない。そこで、「大衆点評」なるアプリで調査。どの程度信用できるものか分からないが、近場のランキングNo.1へ行くことにした。 レストラン街が出て来たが、目指す店が無い。目標の市場も無い。地図をチェックすると、店まで随分遠い。それどころか、良く見ると方向を90°間違っていた! 何とか辿り着いた。「大衆点評」で紹介されていた煎餃を注文。ところが、「没有」。代わりに小龍包9元の提案が来たので乗った。それと、葱油伴面7元、ビールを注文。ところが、ビールは「没有」。確かに冷蔵庫には無いが、壁の棚には並んでいるし、店の看板の下には如何にも酒飲みが来そうな文句が並んでいるのだが。。。 残念なことはあったが、出て来た2品には満足。しかし、シャッターを切ろうとしたらバッテリーが切れ記録は無い。 |
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帰路、上海虹橋空港のV3ラウンジで改めて葱油伴面を食べた。半冷えだったが、ビールもあり嬉しい。 色々な空港のラウンジで面を食べるが、ここの葱油伴面がダントツNo.1。今回は、「1杯何グラム?」などと考えながらも3杯食べ満腹になった。 最近、中華ファストフードの和合谷に葱油伴面16元があることを発見し、たまに食べる。しかし、比べると月とスッポン。和合谷さん、頑張って! |
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7:25 月が替わり12月になったので、真冬用のダウンを着てアパートを出発。目的地は、明十三陵の徳陵。 東直門内から徳勝門南站まで635路に乗車。徳勝門まで歩き、872路に乗り換え。バス停まであと少しの所で、872路のバスが発車して行った。ここで15分待ち。歩くのを横着して635路を選んだ罰か。 9:15 七孔橋で下車。昌55路に乗り換え。 9:33 昌55路に乗車。ところが、右折する筈の交差点を直進した! |
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長陵村で下車。 徳陵村から長陵村まで歩いて872路で帰るつもりだったので慌てなかったが、昌55路のルートの謎が気になる。 |
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徳陵村を目指し、景陵村へ。 |
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景陵村龍王廟。立派な樹。 |
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暫く村の中を彷徨い、やっと出口が見つかった。 |
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環陵路を南南東へ。 |
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さすがにこの辺りは原野。 |
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9:57 永陵へ到着。 永陵は、第12代 嘉靖帝(在位1522〜66)の陵墓。長陵に次ぐ大きさ。もちろん世界遺産の一つ。 |
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大きな門。扉が開いている。入れそうだ。 神路は傷みが激しい。 |
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と、喜んだのも束の間。 前を歩いていた警備員が中に入ると、直ぐに内側から鍵を掛けた。 |
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扉に隙間から覗き見。 保存状態は良い様子。 |
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神路は永陵から南西へ真っ直ぐ延びている。かつては大宮門まで繋がっていたのだろう。 |
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永陵村へ。 |
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爺ちゃんが集まってトランプに興じる。気温3℃。じっとしていると寒い。元気だな〜。 |
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婆ちゃん達は露店の木の実を物色。 |
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石炭だった暖房の熱源を切り替え、環境対策をしている村を去年から見掛けるようになった。良い事なのだが、ファンが回ると強烈な風が吹き、それを浴びると寒くて堪らない。 |
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10:17 徳陵村へ到着。ここで昌55路を下車する予定だった。随分遠回りした。 |
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立派な門。かつての村は門の向こう側だけだったのかも。 |
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かなり頑丈。 |
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徳陵へ向って進む。 花火の残骸に賑やかな音楽。結婚披露宴があるようだ。 |
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殺風景になった畑に南天の赤い実が彩りを添えていた。 |
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10:29 橋が見えた。 |
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立派な石橋。 |
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徳陵橋。大きな石がビッシリ敷き詰められていた。 防御壁があり車は通れないが、三輪車ぐらいまでは通れそう。歩いて渡るのは全く問題なし。 |
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渡って振り返ると、正面に徳陵が見えた。 小さな陵だが、この風景は素晴らしい! |
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徳陵は、第16代 天啓帝(在位 1620-27)の陵墓。 |
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美しい門。 |
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ゴツイ南京錠が掛かっていた。 |
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ここでも覗き見。 案内板が立っていた。参観できる時もあるのか? |
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壁沿いに進んでみた。 |
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地図で見た通り、後方は円形の前方後円墳。 |
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裏は現代の庶民の墓地。 物凄い数に見える。清明節は相当な混雑するのだろう。 |
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徳陵が見渡せる場所を探し、山へ向った。 |
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残念ながら行き止まりでこれが限界。 |
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11:15 村の入口に戻ると大勢披露宴に集まっていた。もう直ぐ新郎新婦が到着するとの声が聞こえて来た。 戻る途中で、打ち上げ花火が始まった。暫く続き、花火が終わると周華建の朋友を熱唱する声が聞こえて来た。口遊みながら、15年ほど前にスタッフの披露宴で歌ったこと思い出た。当時でも新しい部類の歌では無かったと思う。歌い継がれる名曲なんだ。 |
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昔良く通ったゴルフ場が、ここから目と鼻の先。今は営業していないと聞く。どうなっているのか気になるので向ってみた。 谷の向こうに目指すゴルフ場跡が見えたが、谷が深い。道はあるが、帰りのことを考えると足が進まず断念。 11:25 七孔橋バス停に向かい徳陵村を後にした。 |
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おやおや、前から昌55路が来た!どういうこと? その後の観察による結論は、頭の行先表示版の色でルートが違う。この白は徳陵村経由。朝乗った赤は通過。バス停にもバスにも書いて無い。地図アプリで検索しても同じ。ビジターには辛い。 |
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豆腐宴40元/人は魅力的。 しかし、1人では受け付けて貰えないだろう。 |
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永陵から続く神路。 徳陵橋と同じように車両進入禁止にして真剣に保護に取り組むべきだと思う。 |
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七孔橋が近付いて来た。 ゴルフ場が営業していた頃は、この先の三叉路にロストボール売りがいた。懐かしい。 |
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昼ご飯を食べて帰って来るつもりだったが、良い店に出会えないまま七孔橋から872路で徳勝門に戻って来た。 途中、あれこれ考え、朝暘公園路の「欧记专业麻辣烫」へ食べに行くことにした。徳勝門南站から朝と同じ635路に乗車。東直門内をスルーし、金台路口南で下車。 14:02 昼食にしては遅い時間だが、店の中は賑わっている。 |
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ボールに好きなものを取り、煮込んで貰う。 野菜はじめ色々な食材があるので嬉しい。 |
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野菜などは量り売りで19.8元/500g。串は3元/本。面も3元/個。最低15元から。 もちろん出前もあり。 |
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ついつい沢山取ってしまう。ビールを加えて、ピッタリ50元。 支払いが終わると、番号札をくれる。 待つこと数分。番号が呼ばれたら取りに行く。そこで「辛子は要るか?」と聞かれる。 |
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「要」と答え、出来上がりはコレ。辛くて汗だくになった。美味しかったが、沢山取過ぎていて最後は苦しかった。次回はもう少しセーブしよう。ホルモンと鶉の卵の串は1本ずつで良かったなぁ。 本日の歩行距離11.9km、15,918歩。上った階数5階。ゴルフ場の通称が「十三陵」だった。明十三陵の方にあるからだと思っていたが、陵墓まであれほど近いとは知らなかった。'80年代?良くあの場所に作れたものだ。 |