トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #107
【旅日記】
2019.5.11(土) 急遽目的地を変更。知らなかった東北口関へ
7:15 アパートを出発。東直門バスターミナルで友人達と落ち合い、懐柔区神堂峪自然風景区の亓蓮関へ向った。が、2番目に乗ったバスのルートに惹かれ急遽目的地を変更。これが、良かったか悪かったか? 気候が良く、東直門バスターミナルはどの路線も大混雑。我らの916快も待ち人が蜷局を巻く。10分待ち、3台目に乗車。走り始めると快調。楊家園で下車し、于家園まで徒歩で移動。 9:05 于家園へ到着。終点の懐柔蓮花池で下車するつもりで、列に並び9:20発のH49路を待った。 |
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9:15 H12路が来た。すると、皆乗り込み列が前進して行く。流れに乗って前進。バスの前に立っていた係りのオバちゃんに「H49は、ここで待っていれば良いの?」と聞くと、逆に「どこへ行くの?」と聞かれ、「このバスが行くから乗れ」と言われた。念のためH12のサインで確認し、乗り込んだ。 H12、H13、H25、H49なら懐柔蓮花池に停車することは地図アプリで下調べしていたが、この時間帯に走っているのはH49路だけだった。H49はバス停のサインに発車時刻が手書きしてあったが、H12はブランク。以前手書きの時刻表が売店の窓に貼ってあったが、それも無くなっておりH12路が来たのは全くの予想外。乗り込んでからルートをチェックすると、終点は九眼楼長城景区の北側だった。少し歩けば、延慶区周りで周遊できることが分かった。そこで友人達に相談。そもそもどこへ連れて行かれるのかと不安だったであろう彼らにNOの答えは無かった。 |
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変わった陸橋が見えた。水道橋?じっくり見てみたい。 懐柔蓮花池に停車。数人下車。亓蓮関はバス停から45m。左右を見回したが見つけられず残念。陸橋とセットで、改めて行ってみよう。 |
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懐柔蓮花池を越えると、山登りが始まった。 グングン高度が上がる。生憎霞が掛かり、景色はイマイチ。 |
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暫く走ると、ピーピーと電子音が鳴り出した。だんだんスピードダウンして行く。遂に止まってしまった。そして、車掌が振り向き「上不了!」(上れない)と言った! 乗客は誰一人慌てない。良く有ること? |
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ドライバーは外に出てタバコ休憩。 それは良いが、昨日、日本で停車中のバスの転落事故が起きたそうだ。似たような状況。動き出さないか心配。 5分ほど休憩し、何事も無かったかのように出発。 |
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暫く快調に走ったが、またも警告音がピーピー鳴りストップ。 確かに急坂路だった。しかし、止っちゃぁいかんでしょう。 |
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11:04 終点の梁根に到着。 どんな所かと思ったら、バスがUターンする場所が用意してあるだけの、何も無い山の中! しかし、この道路は良く歩くG234。西に進めば四海、東へ戻ると琉璃廟。迷うことは無いので心強い。 ここでの選択肢は2つ。もう一度このバスに乗って戻るか、延慶区の郭家湾まで歩きY14路に乗るか。 |
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後者に即決し、西へ進んだ。 のっけから上り坂。 |
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交通量は殆ど無し。とても爽やか。 |
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しかし、ブラインドコーナーを越えると上り坂が見える。この繰り返しで辛い。 |
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振り返ると、ガードレールに手を着き、、、いやいや演技でした。 |
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ピークらしき所が見えた。何度もそう思う所を越えて来たが、今度は間違いない気がする。 |
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「延慶界」の看板。区境だ。ピークに間違いない。 時折オートバイが行き交う。何と羨ましいことか。 |
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歩き始めて間もない時に通過した村が遥か下に見えた。 |
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11:58 本日の目的地、東北口関へ到着! 「延慶界」看板の所。ここに来るまでこんな所があるとは知らなかったが、ピークなので目的地に決定! |
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明代は防衛要衝だったそうだが、現在残っているのはこの煉瓦だけ。色々な長城に行ったが、ここが最小。それもまた味わいがあって面白い。 海抜1,184m。0mから上った訳ではないが、良く頑張った。 |
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延慶区側は更に急坂路。この道はとても上る気にはならない。 |
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『九眼楼風景区4km+左斜め上向き矢印』の看板。ここで2人に質問。これをどう読む? やはり、日本人は「九眼楼風景区まで4km」と読んだ。そうだよね。でも違うんだ。G234から外れる郭石路の交差点までの距離なんだ。風景区は更に3.7km先。騙されるよね。 それはさて置き、この4kmはイコール郭家湾までの距離。ここから4km、急坂路を下り続けると言うこと。頑張ろう! |
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鶏の鳴き声が聞こえた。 下って行くと、いたいた。放し飼い。立ち止まると、餌をくれると思ったのかゾロゾロ近寄って来る。素朴だな〜。 |
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12:57 郭家湾橋が見えた。やっとゴール。思わず両手を上げ、万歳! |
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振り返り、上り坂4kmの標識を見て感慨一入。過去の訪問時に、郭家湾橋からG234を駆け上がり琉璃廟方面へ駆け上がるオートバイを見て羨ましく思った。バスが走っていない区間なので一生縁の無い場所だと思っていたが、まさか歩いて下って来るとは。しかも、計画外で。 下り区間で何台か自転車と擦れ違った。彼らは上り。軽快に走っている人もいれば、息絶え絶えも。中には降りて押している人も。それでも上る。それは何故? |
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13:05 郭家湾バス停へ到着。早速発車時刻をチェック。 一日3本の2本目を狙って歩いて来た。発車は、、、13:10! 丁度良いと言うより、ギリギリセーフ。間に合って良かった。九眼楼風景区4kmの看板を見た時に13時頃着を予想。バスは13時台発車だったと記憶していたので時刻表はノーチェック。チェックしていたら焦ったに違いない。 13:15 少し遅れて到着したY14路が、 郭家湾橋の手前でUターンしタバコ休憩なしに出発。 |
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14:05 腹が減ったとの声に応え、永寧で下車。遅い昼食。 先ずは永寧古城で名物の火勺。美味い!と大好評。 |
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永寧辣豆腐など田舎料理を4品堪能。美味かった〜。しかし、次のバスの到着時間が迫っており、最後は駆け足。 15:15 ほぼ予想の時間に925路が来た。今日はバス運が最高。予想と違ったのは、2台続けて走っていたこと。乗客が多い時間帯だからか? |
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925路で龍泉峪長城を眺めながら帰路についた。長陵で872路に乗り換え。これは待ち時間0分。しかし、渋滞があり、アパートに帰ったら18:40、長い道程だった。 本日の歩行距離12.7km、18,764歩。上った階数38階。偶然乗ったバスから、興味はあったが一生縁は無いと思っていた場所へ行き、知らなかった長城跡に立ち寄り、愉快な一日だった。と、思ったのは私だけかも? |