トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #35
【旅日記】
2017.10.22(日) リアルな生活空間が楽しい法海寺
7:25 出発。今日も安全な近場でセレクト。明代の壁画が残る石景山区の法海寺にした。お寺は法海寺森林公園の中。地図によると、山の中。しかし、高さが分からない。昨日の香山登山で右足のふくらはぎと足首が痛く少々不安。 東直門内から612路に乗車し定慧橋東で下車。定慧橋北まで歩き、336路に乗車。首鋼小区で下車。ここまで、丁度2時間。 |
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9:30 NAVIでルート確認。しかし、ルートが出ない。直感に従い坂を上ると、300mほどでサインが現れた。ここを右折。 もう一つ行きたかった承恩寺も同じ方向だ。 |
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角を曲がると、いきなり生活空間が現れた。ここは模式口大街。 |
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バスの中でお腹がグルグルして来た。降りてから、トイレを探しながら歩いて来た。最初に見つけたこのトイレに飛び込んだ。ら、大に扉が無い!しかも先客が座り込んでおり、目が合った。 大は4つ並んでおり、入り口から一番遠い所を覗いたら誰もいなかった。しかも、そこだけ洋式。そして、まさかの水洗。相当な汚れと悪臭を覚悟して入ったが、寛ぎの空間だった。 |
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横道には歩行街まで作られていた。 今回は行っていないが、近くに明代宦官・田義の墓がある。全国で唯一、完全に保存されているそうだ。 |
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最初に出て来た老爺廟。ここも修復工事中。嫌な予感。 |
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日曜の早朝だからか、八百屋は超満員。 |
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肉屋も。 |
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真っ直ぐ進んだら承恩寺に出たが、最初のサインからここまで何もサインが無かった。 1521年創建の古刹。售票処は無い。団体客は、電話で係員を呼び出し中に入って行った。表には連絡先も書いて無い。一見さんお断りと言うことらしい。 |
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残るは法海寺。更に真っ直ぐ進んだが、やはり何もサインは無い。 9:53 道が下り始め、少し進んだ所に大きな石があった。回り込んでみると、「京西古道」と彫ってあった。先週上った牛角嶺関城に続いていると思うと感慨深い。 感慨に耽ってばかりはいられない。NAVIでルート確認。出て来た。やっぱり行き過ぎていた!と言っても大した距離じゃない。承恩寺の直ぐ先を、山の方向に曲がるようだ。 |
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ここだ。怪しいと思い注意して通過した。このサインは「氷川遺跡陳列館」。これしかないので、まさかここだとは思わなかった。 |
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これはワイルド。鳥インフルエンザには気を付けよう。 |
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氷川遺跡陳列館。遥か260万年前の遺跡。恐竜の化石もあるようだが、遠目に、荷物検査が厳しそうだったので近寄らず。 |
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広場では村人が、卓球、バトミントン、インディアカ、ダンス等々、楽しんでいた。 |
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道端には色々な露店が並び、野菜や服は良いにしても、誰が買うのかと思うような木の根や置物など、真面目に売っていた。 |
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山が近付くと登山用品のショップが出て来た。店先にはダウンジャケットがズラリ。そしてステッキも。そんなに厳しい山なのか? |
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登山ショップを越えたら直ぐにT字路に突き当たった。そこを右に曲がったら、結構キツイ上り坂になった。しかし、正面に何かある。もしかすると、そこが法海寺? |
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大正解! |
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10:17 この階段の先が法海寺。良かった〜。 |
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1443年落成。実に風格がある。 |
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金ピカの布袋さんが正面でゲラゲラ笑っているのが見える。 門票20元。しかし、これでは明代の壁画は見られない。壁画を見るには+80元必要。しかも、拝観は時間が決まっており、1時間に1回ぐらい。 今日はここまでにした。 |
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この山も色付き始めていた。 |
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山の南側は建設ラッシュ。寺からの景色はアッと言う間に様変わりするのだろう。 |
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帰り道、漢方薬の強烈な臭いに襲われた。北京模式口中医医院なる病院だった。タイムスリップしたようだ。 |
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歩行街の隣の筋。活気に溢れていた。 |
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10:50 歩行街を通り抜けたところで大行列を発見。皆さん焼餅が目当ての様子。一旦は通り過ぎたが、お腹も減って来たので一緒に並んでみた。 |
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11:08 若い治安警備の一団がやって来た。歩行街ですれ違った一団だ。さっきは手ぶらだったが、重そうな荷物を持っている。露店から没収して来たようだ。可哀想に。 餅屋の隣の服屋のオバちゃんも何か言われ、そそくさと片づけていた。しかし、一団が通り過ぎると直ぐに元通りに並べていた。強かだ。 |
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兄弟焼餅鋪。3人でやっていたが、団子の様に3兄弟? 11:55 未だ順番にならない。皆買うのは、1元/個の芝麻醤焼餅。焼き上げに20分ほど掛かる。 |
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一度に何十個か焼き上がる。焼いている間に次のネタを作り、直ぐに焼き始める。フル稼働だが、皆さん莫大に買うので直ぐに品切れになってしまう。すると文句が出る。そこで、1人がバイクで出て行った。そして、紙を持って帰って来た。そこには、「一人15個まで」と書いてあった。 外から良く見える所に貼り出す相談をしていたが、直ぐに貼って文句が大きくなるのは避け、一段落してからにしたようだ。それにしても、昨日今日始めた店には見えなかったが。急にブレイクした訳でも無いだろうし。不思議。 |
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12:05 やっと順番が来た。2個で十分と思って2元用意していたが、1時間15分待って2個しか買わないのも悔しいので5個にした。 |
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胡麻がビッシリ。早速パクリ。う〜ん、その名の通り素朴な芝麻醤焼餅だ。前のオバちゃんが肉のトッピングをしていた。5元/個のヤツだ。こんなことなら、10元/個の精品にすれば良かったか。 2個は食べた。しかし、それ以上は無理だった。明日から3日はこれが朝食だ。 |
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帰路は金安橋北から941路に乗車。このバス、老古城、石景山古城、老山など響きの良い場所を経由し、更に乗り換えの都合が良い北三環路の北太平橋に出る。 と、楽しみに乗ったが、目ぼしい景色には出会えず、悪いことに「北太平橋」は西四環路の更に西の「北太平路」の見間違いだった!気持ちを切り替え、終点の北京西駅南広場まで初めて見る風景を楽しむことにした。 |
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13:46 北京西駅は大きい。北側のバス停は時々使うが、南側は使った事が無い。駅の中を通り抜けることも考えたが、身分証明書のチェックが入ると面倒だ。南側で次のバスを探すと、122路で建国門南に行けることが分かった。早速バス停に向かうが、通じる陸橋に鎖が張ってあり随分遠回りさせられた。着いて驚いた。このバス停、発車時間と車両No.が電光表示されているではないか。これくらいのこと、どこでもやって欲しいものだ。しかし、そこまでやられると楽しみが減るかな? 本日は歩行距離9km、12,943歩。上った階数7階。焼餅には参ったが、面白い所。楽しい一日だった。 |