トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #8
【旅日記】
2017.5.28(日) 古北口の長城へ
5:51 密雲汽車站行き980快の始発を狙って東直門バスターミナルへやって来た。しかし、既に人だかりになっており無理そう。おまけにどこから、どう行けば良いのかサッパリ分からない。まるで迷路だ。 |
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寒くもないのに「おしくらまんじゅう」で一日が始まった。 その殆どがオレンジシャツのタクシー運転手。夜勤明けで草臥れているだろうにタフなこと。 |
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6:05 出発。東直門から三元橋まで、路肩はタクシーでいっぱい。 |
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出発した時から立っている人がいた。停車の度に増えて行き、この状態で高速道路へ突入。いずれ禁止になるだろうが、それはそれで問題があるな。 |
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端午節で出掛ける人が多いようだ。料金所の前後で渋滞していた。 |
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7:33 密雲西大橋へ到着。渋滞で20分ほどロスした感じ。 |
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道路を横断し反対側のバスターミナルへ。 |
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次は密25で古北口へ。アクセスは良い。問題は、いつ来るか。 |
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7:48 意外や意外、もう来た。地図アプリで見ると、確かに7:40出発のバスがあった。正確に動いているようだ。 前のバスは司馬台行きの密51。司馬台長城に行くならこのバス。古北水鎮も経由するそうだ。去年、このバス停で随分待ち、しかも途中で乗り換えもあり苦労したが、乗ったバスが悪かったのか?それとも新しくで来たのか?密51は20分間隔で走っているそうだ。確かにたくさんすれ違った。 |
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このバスも満員。殆どの人が途中で降りることなく、最後までこの状態だった。座れて良かったよ。 |
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密雲ダムを左に見ながら快調に進む。 |
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RAV4達よ、こんなところで何処へ行く? |
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9:28 漸く長城が見えて来た。そろそろ到着だ。 |
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9:33 古北口へ到着。先ずは村を散策。前方の山の稜線も長城。こちらは金山嶺長城方向。 |
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タイムスリップしたような長閑な村。 |
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古北口三眼井。どこにあるのか分からなかった。 |
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臥虎山長城が庭にある様な家。 臥虎山とは良く命名したものだ。確かに虎が伏せている様に見える。 |
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朝市は活気が有った。欲しいものは無いが気になる。 |
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もう一つ先でバスを降りるとここだったようだ。そしてこっちが村の中心だった。 |
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「古北口」と彫ってあるが、色が落ちてしまい近寄ってやっと読み取れた。 橋を渡るか川沿いに進むか迷い、長城が低くて近くに見える川沿いを選んだ。 |
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川沿いの公園に明代の武将・戚継光の立派な像。倭寇やモンゴルと戦い戦果を挙げた。竜行剣という剣法の開祖とも伝えられる。そして、アルタン・ハンの侵入に対応し、万里の長城の大規模な補強・増築工事に取り組んだ英雄だ。八達嶺では馬に乗っていたな。 |
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所々朽ち果てているが素晴らしい。 |
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更に進むと臥虎山が見えた。 |
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ズームインしてみると、、、登っている人がいる! |
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川を渡りたいが橋が無い。橋を探して進んで行くと、「承徳104km」の看板。更に先に「河北界」の看板まで。来る途中でパスポートを忘れたことに気付いた。北京から出るのは少々気が引ける。「河北界」の看板まで行ったら戻ることに決めた。 |
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10:08 長城のプレートを発見!河北省側だけど、まあいいか。 |
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また新たな長城へ来た。 |
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石を積み上げ泥で固めた素朴な長城だった。明代に作られたものだそうだ。 |
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引き返す前に川側へ行き見渡すと、橋があった!見つけてしまったら行くしかない。 |
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途中でサングラスのイカツイ警備員に遭った。どこへ行くのかと聞かれたので「長城」と答え「行けるのか?」と聞いたら、「行ける」と返って来た。礼を言って先に進んだ。 長城の直前でもう一人警備員に遭った。トランシーバーで連絡しているようだ。彼は「そこから登れる」と丁寧に教えてくれた。 |
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いきなりこれだ。 |
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ここは潮河水関。西に臥虎山、北に明長城唯一の烽火台奇観の姉妹楼。南の低いのが妹楼、北の高いのが姉楼だそうだ。 |
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大変そうだけど、折角教えてもらったことだし登ってみた。 |
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最初の楼を登っただけでしんどい。 |
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しかしここで終わる訳にはいかん。 |
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え〜、1段40cmもあるんだけど〜。 |
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行けるけど両脇が崖で手摺り無し。恐ろしい。 |
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ここでも開発が進んでいた。観光施設かな? |
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登るにつれ風が強くなって来て恐ろしさ倍増。風が無いと37℃の気温で参る。痛し痒しだ。 |
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たった一個のペットボトルが景観を台無しにしていた。ゴミは持って帰ろう! |
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高い所まで来た。帰りが心配。 |
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10:33 まだまだ先に行けるようだが、どうなっているのか分からないので戻ることにした。 恐れていた通り、下りは何倍も怖かった。 |
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最初にパスした橋が遠くに見える。事前調査では入場料20元のようだったが、ここまで無料で登れてしまった。ガイドに連れられ白人があの橋を渡って行く姿を見た。マイカーが何台も渡って行った。あっちが正門か?しかし、道標が無いんだよね、この長城。 |
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北京市内まで122km。一卡通で半額になって、最初のバスが7.5元。2台目が6元。13.5元でこんな所まで来れるんだからこの国はやっぱりスゴイ。 |
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あの橋を渡ってみよう。 |
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お〜、看板が出て来た。やっぱりこっちが観光客の入り口だ。 |
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プレートはあったが、ここから長城は見えない。階段を登りかけたら、後ろから「买票!买票!」と腕に赤い腕章をしたオバちゃんが走って来た。上まで行くつもりはなかったので無視して少し階段を上がって行ったら諦めて帰って行った。そんなことで良いのか!でも、いかにも胡散臭い。どんなチケットか見せて貰えば良かった。 オジさんが2人で石を運んでいた。赤ん坊の頭程度の大きさを2つ重ねていたが辛そうだった。長城でいつも思うことだが造った人は想像を絶する苦労をしたのだろう。 |
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橋を戻ったところで正面に長城が見えた。これが蟠龍山長城かな? 古北口長城とは、臥虎山、蟠龍山、金山嶺、司馬台の総称だそうだ。 |
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11:36 バス停前の商店でガソリン補給。2.5元。BEERと書いてあったが泡が出ない。 |
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バス停には屋根とベンチがあり、風も吹いていてそこそこ快適。先客がいたので、そのうち来るだろうと、地図アプリは見ず待っていた。しかし、来るのは白タクばかりでバスは来ない。 随分経ってから、さすがに待つのも辛くなり地図アプリを見たら、何と!次のバスは13:00出発だ!参った。 |
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13:15 来た!これで帰ることができる。 |
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あれだけ待っていた割に空いている。これじゃあ便数は増えないな。 |
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密雲西大橋で980快に乗り換えた。980快は頻繁に走っており、最初に来たのが満員の様だったのでスルーし次に乗った。5分遅れぐらいになったが、途中で追い抜いたのでラッキー。 16:11 腹が減った。今日も帰って来るまで何も食べていない。今日の候補はもつ鍋か野菜炒め弁当。どっちも呼家楼にある同じビルだから西垻河で特8に乗り換えた。 |
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特8は2階建てで見晴らしが良いが冷房が無いので汗だくになった。これでもつ鍋が選択肢から消え、ほっともっとに決定。ここはイートインで、中で食べられるのが良い。 |
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何度もメニューを見返したが野菜炒め弁当が見つからない。仕方ないので、セールで25元になっていた煮かつ弁当にした。注文したら、速攻で7イレブンへ行ってビールを2本購入。17元。ビール持ち込みOKがまた良い。待っている間に1本目。ご飯と一緒に2本目。美味かった! 待っている間にメニューを良く見たら、野菜炒め弁当もあった。その代り、煮かつ弁当は載っていなかった。’16/5に印刷されたものだ。弁当は上手いが、こう言うところが良くない。 |
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良い気持ちでほっともっとを出た。エスカレーターで1Fへ行こうと思ったら動いていなかった。別のエスカレーター向かったらスポーツウェア販売の特設コーナーが有った。ビールを階に行った時には気が付かなかった。通り過ぎようとしたら、シューズコーナーに Onitsuka Tiger が並んでいるのが見えた。立ち寄ってみると色々ある。品定めしていたらサイズを聞いてくれたので伝えた。 |
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探してくれたら、一つだけ出て来た。履いてみたらピッタリ。あまりピッタリなので「大一点有吗?」と聞いてみたが、答えは「没有」だった。幾らか聞くと、299元。アパートの下の正規店では800元ぐらいだったな〜と思いながら、値引き交渉しないで買ってしまった。最近値引き交渉が必要な買い物をしていない。そのためか、それとも長城に登った疲れと、37℃の気温に一番搾りの500ml×2で気持ち良くなっていたからか?しかし、本物?箱が潰れていたから流れたんだよ、きっと。 本日の歩行距離11km、15,067歩。上った階段14階。あんなにキツかったのに。 |