トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #119
【旅日記】
2019.9.8(日) 1勝1敗、和平寺と天龍潭
7:30 アパートを出発。目的地は、昌平区の和平寺と天龍潭。昨日は会社の行事で大興区の星光影視園なるスタジオへ行ったため出掛けられず、確実に帰って来られる場所を選んだ。 東直門内から635路に乗車。日曜日の早朝にも拘らず満員でガッカリ。徳勝門で下車し、919路に乗り換え。 7:50 バスは準備万端。運転手、車掌も車内にいるがドアを開けない。相変わらずだ。 8:00 乗車開始。全員直ぐに乗り込んだが、8:05発車と言って出発しない。中々の徹底ぶり。 |
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8:56 昌平西関環島西で下車。久し振りに来てみると、白タクがいなくなっていた。取り締まり?八達嶺が予約制になったから? 奥のバス停で昌11路を待つ。 昌11路は頻繁に走っているので安心。案の定、5分ほどで来た。 |
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このバスは、暫く八達嶺方面に向かい西へ進み、長城が始まる南口で左折し南へ方向を変える。 |
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バス停毎に特設の屋台。売っているのは、もちろん“月餅”。今年は、今週金曜日、9/13が中秋節なので。 ちょうどこの時、 Air Chinaのマイルを使って日本に一時帰国する。随分前に手配した時には、9/13は一枚も空席が無かった。残っていたのは、9/14のビジネスクラス。ハイシーズンなので、片道94,000km。その時は、ラッキーと思い直ぐに決めたが、何の気無しに一週間前にチェックしてみたら9/13のエコノミーが3枚残っていた。しかも、今もまだ残っている。更に言うと、9/14も。エコノミーは50,000km。業務出張で溜まったマイルとは言え、こうも差があるとガッカリ。変更できないか聞いてみたら、エコノミーへはダメ。同じビジネスなら、手数料300元か4.000kmのマイルで変更できるが、空席無し。どうなっているんだ CA!因みに、帰りは25,000km。 |
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9:32 花塔村へ到着。危うくスルーされそうになったが、無事下車。 8月後半には一気に秋へ突入かと思ったが、やはり巻き返しが有り今週は暑かった。と言っても、火〜木は広州へ行っていたので体感していないが、金曜日からは確かに暑かった。予報では、今日がピーク。最高気温は37℃。この時は、まだ28℃だったので日陰に入れば過ごし易いが、直射日光を浴びると一溜りも無い。 |
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バスの後を追い、X013馬興路を前進。 右手の山の稜線に展望台。あそこだったら嫌だと思っていたら、麓に仏像らしき白い像と寺を思わせる屋根が見えたので安堵した。 |
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間も無く、和平寺の標識。分かり易く助かった。 |
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良し悪しあるが、外壁はしっかり修復されている。 |
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9:40 和平寺へ到着。 立派な山門。 |
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三国時代末期、東晋王朝初期には既に建てられていたと言う。今を去ること1,700年? |
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山門横の通用門から中に入ると、右手に售票処が、、、と、来るのが一般的だが、ここは入場無料。今どき珍しい。 静まり返っている。参観者は私以外には、日陰に座り込んでいた夫婦らしき2人組だけ。 |
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説明が凄い。中国語はもちろん、英語、日本語、韓国語、ロシア語。 そんなに来るんかい? |
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しっかり書いてあり有難い。 しかし、寺の名前を変えて良いものか??? 確かに目の前に広がる京北平原、バッグに聳える青い山、自然豊かで美しい。 |
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中央の階段を上り、天王殿へ。 |
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中に入ると、睨みつけられた。 |
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反対からも。 |
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大雄宝殿。 |
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香炉の隙間から穏やかな顔が覗く。 |
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取り囲む坊主たちがエグイ。 |
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千手観音。 |
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ちょっと突いたら、凄い音で鳴ったのでビックリ。 |
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素晴らしい。お坊さんを全く見なかったが、どこで何をしているのだろうか? |
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祖師殿。東西南北、4体の海神。 |
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臥佛殿。肘をついて寝てらっしゃる。 |
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京北平原の名の通り、真っ平ら。 |
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10:02 帰りは山門前の路地を真っ直ぐ進み、村を散策。 |
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杏の実が熟し、落ち始めていた。 |
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馬興路に戻り、天龍潭を目指し再出発。 地図によると、目指す天龍潭は右の山の向こう側辺り。 |
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隆興村の診療所を越えた所で、左折して行く昌11路と別れ、村の中を真っ直ぐ進んだ。 突き当りに立派な壁画。桂林のイメージではない。ベトナムのハロン湾? しかし、何故ここに壁を? |
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さあ、山へ向ってGo! おや?右端にカマキリの様な緑色の尻尾。 |
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カマキリの正体は、ポルシェ。 失礼だが、こんな田舎にねぇ。家も立派。相当持ってるな。 |
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何せ、こんな所よ。 壁画の裏は、崖、、、おぉそうか、壁画は転落防止か。立派だ。 |
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楊角路。NAVIが案内してくれるのは前方の小屋辺りまで。その先は一直線になる。 さてどうなる事やら? |
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10:22 先ずは例の小屋。検問だった。 ゲートバーが微妙な位置で止っている。近くのトンネル入り口には門番がいるが、小屋には誰もいない。バイクにクルマ、バーを潜って行き来するのを見て先へ進む事にした。 |
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この辺りには幾つもトンネルが掘ってある。道端の看板には、「金山銀山」の文字。出るのか? |
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進めど進めど、近付く気配無し。 それに加え、生々しい崖崩れでモチベーション↓。 |
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おっ、池。まさかあれじゃぁないだろう。きっと、あの山の向こう側なのだろう。 池の左上に、赤レンガを積んだ円筒形のモノが見える。土台は石積みの様に見える。そこから続く道の様な線は?もしや長城? 落ちたモチベーションが急上昇! |
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10:40 第2検問突破。と言っても、ここにも誰もおらず。 道の先の頂上に見張り台の様なモノが見えた。長城のプレートを探すが、見当たらない。どっちだ? |
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と、先を急いだ。 残念!垂直に切り立った岩だった! |
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リゾート地が近付いて来た。 それにしては、クルマの往来は殆ど無かった。 |
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近付くと、立派な釣り堀にホテル。しかし、人の姿が全く無い。 何故ここに?この謎は解明できず。 |
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10:53 道は先に続くが、進んでも天龍潭には行けそうにない。長城も見えそうにないので、ここでUターン。 |
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11:17 第1検問が見える所まで戻った。そこで、山に向かう道を発見。案内板は無いが、もしかすると天龍潭に続く道かも。しかし、全く進む気にはならず。 |
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11:28 興隆口バス停に近付いた。サインが無いので場所が分からないが、きっと少年が立っているあの場所だろう。 少し手前の日陰に腰を降ろして、朝と同じ昌11路のバスを待った。しかし、注意するのは少年の動き。 案の定、彼が動くと同時にバスが来た。両者の動きを見て、彼に続き乗車。 |
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復路は、昌平西関環島西では手間が掛かるので、一つ手前のケ庄で乗り換え。しかし、これをミスり、3つも手前の雪山で降りてしまった。繋ぎに、870路に乗車。タイムロスは殆ど無かったが、1元余分に出費。 気を取り直して、ケ庄で919路へ乗車。快調に走り出したが、沙河を出発し京蔵高速へ入ろうとした所でピタッと止った。そして、そのまま30分。参った〜。 13:40 漸く徳勝門へ到着。しかし、この邪魔な自転車、何とかしてよ。 |
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昼食は、昨日から決めていたホルモン煮込み。 リニューアルで休業していた徳勝門南站前の店が、やっとオープンしたのを先週の日曜日に確認。残念がら、先週は来る機会が無かった。 |
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店内のレイアウトは前と同じ。リニューアルなので当然だが、キレイになった。しかし、客的には前のレトロ感が良かった。 |
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新調した?メニューボードに、貼り込み。値上がりしている! 火鍋は大小どちらも同じ。これは鍋の中身で調整できるからか? |
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じゃじゃ〜ん、いつもの精品。これは、30元が33元になった。先週調査に来て、外から覗いた時には30元に見えたのだが、、、 味は変わらず。やっぱりここの精品が一押し! こうやって見ると、香菜だけじゃなく、刻み葱を入れると、もっと美味いかも。 |
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最後は、徳勝門南站から東直門内まで635路に乗車。東直門内バス停に故障車が1台。これを見て、後方へ乗るのはできるだけ避けようと思った。 本日の歩行距離7.9km、13,449歩。上った階数11階。和平寺は静かで良い所だった。目的達成率50%だったが、大変満足。それとは別に、ホルモン煮込み屋に貼ってあった、手書きの「愛新覚羅
龍」が何を意味するのか気になって仕方がない。次回聞いてみよう。 |