トコトコ中国バスの旅 |
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【旅日記】
2017.5.30(火) 紅螺寺と水長城
7:34 珍しく雨。傘を取りに行ったり、置きに行ったり、出発までに手間が掛かった。3連休最終日なので軽目のメニューにし、「ひよっこ」を見てゆっくり出発。 |
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東直門バスターミナルのKFCで10元のセットを買い、バスへ持ち込んだ。 |
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先ずは916快で懐柔区へ向かう。 東直門外発867路の終点が本日の目的地「紅螺寺」行き。紅螺寺へ行くには、どこかでこれに乗るのが便利。少し余分に歩けば乗れるが、@始発が7:00、A高速道路を通らないので懐柔区まで30分ほど余分に掛かる、B早く着こうと思うと今日も「ひよっこ」が見れない、C傘を置いて来たので濡れる、の4つの理由から乗り継いで行く方法をチョイス。 |
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8:44 懐柔区の南華園三区へ到着。直前のロータリーへ進入したところで867が前を横切った。あ〜残念!それ以外はすこぶる順調。雨も完全に上がった。道路を渡り、反対側のバス停で次の867を待つ。 |
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8:56 意外と早く来た。乗客は少ない。座席は選びたい放題だ。 何度か来ているのでこの街の地理が随分と分かって来た。 |
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9:19 あっという間に紅螺寺へ到着。バス停で線香売りの屋台が待ち構えていた。結構売れるようだ。 |
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寺は紅螺山の裾にあった。紅螺山は古くから中国仏教の聖地だったそうだ。 |
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ここにも白人。 |
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直ぐに售票処。成人54元/人。高い! |
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立派な門。上は「寺螺紅」、下は「刹巨北京」、どっちも右から読むの? このお寺が建立されたのは東晋時代の西暦348年。その後、唐代に高僧ケ隠峰によって、山林の整備と建物の拡大がなされ現在の規模になった。明代になると自然の美しいことから貴族達に重宝され、数回の修復が行われて今に至っている。1923年に中国三大僧侶に選ばれた普泉僧侶がいたことでも有名。いい伝えによると、寺院の裏山にふたつの虹がかかり、紅色の光を放った。村人たちは神の虹だと噂し、紅螺寺と名づけたという。 |
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面積6㎢と大きい。秋には紅葉が素晴らしいそうだが今は夏。堪能した。帰ろう。今日は健康活動にならないな〜。 |
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が、少し山に登って上から眺めるくらいは良いだろう。と、山に向かったが、直ぐに立ち入り禁止になっていた。残念。 |
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10:00 予想通りキッカリに出発。しかし、来たバスにNo.も行先も出ていなかったので少々不安だった。 昼飯は既に決めてある。店は867の沿線。このまま乗って行くと11:45ぐらいに最寄バス停に着く筈。916快に乗ると、1本乗り替えが要るのできっと同じぐらいになる筈。と言うことで、帰りは各駅停車にした。 |
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11:50 予想から遅れること5分で麗都飯店に着いた。少し歩き「神戸創作居酒屋 虎太郎」へ。 アパートのフロントで貰ったジャピオンに、「5/29(月)〜6/4(日)昼のみラーメン全4種 半額」と出ていた。「新登場お試し記念」と言うのが少し引っ掛かったが、チャーシュー麺 46元→23元の虜になっていた。 |
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チャーシューは柔らかくボリューム満点。豚骨味噌のスープも美味しかった。スープの温度が低く量が少ないこと、麺にインパクトが無かったのがちょっと残念。 腹も膨れ満足。あとは散髪。バスに乗り事務所近くの床屋へ行ってみた。前に行った所は無くなってしまったので初めてのところ。店の前は良く通るが入るのは初めて。緊張しながら「切って」と言って入った。洗髪するか聞かれたので切るだけで良いと答えたら、椅子で待つように言われた。前の客が終わり、どうするか聞かれた。「1cmぐらい」と指も使って伝えた。すると、水スプレーで濡らすこともなく、いきなりザクザク切り始めた。電動バリカンやスキばさみも使い、5分ぐらいで「可以吗?」ドライヤーで切った髪を飛ばすこともせず完成。アパートに帰り洗うまで、チクチク痛痒かった。出来栄え?20元だからね。夏向きに結構刈り上がってるな〜。 |
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懐柔区の南華三区は水長城へ行く時にも乗り換えるバス停だ。そう言えば、去年行った水長城の写真が未整理。同じバス停を使うと言うことで続けて書こう。 ’16.8.28(日) 晴 水長城へ行くには、東直門バスターミナルから916快に乗り、南華三区で下車。進行方向前方に300mほど歩き、T字の交差点を越えた南華四区からH21に乗車。終点の西水峪が長城の駐車場。今、地図アプリによると、5:35-18:20の間、約1時間毎に走っているそうだ。あの時も随分待った。 |
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建設は明の永楽年間(1404)、明十三陵防衛のため、ここは非常に重要な拠点だった。当時は現在のような湖はなく、ダム建設によって現在のような珍しい景観となった。真夏になると、至るところに黄色い花が咲き乱れることから現在の黄花城と呼ばれるようになったそうだ。 ここには見どころが三つある。一つは山の尾根を旋回している万里の長城。長城は灏明湖を囲んでおり、とても壮大である。二つ目は湖が長城を寸断し、水が長城を沈没させているところ。三つ目は明代から残る栗園。この栗園の大樹の根は絡まりあって、とても珍しいそうだ。 |
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この時は小澤さんを誘って行った。 |
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入場料+ボートで60元だった。やっぱり寺は高い! |
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確かに長城が湖を囲んでいるし水没している。 |
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絶景だ! |
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向こう側に人がいる。長城独り占めでパチパチ写真を撮っている。どうやって行ったの?この人物と後ですれ違った。何と、若い白人女性だった。 |
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ここから登ると正面ゲートに出ることができる。 |
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素晴らしい! |
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良く整備されており安心。八達嶺などに比べると人も少なく距離も短いので穴場感あり。 |
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しかもこの変わった風景が楽しめる。 |
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短いとは言え長城なので勾配のキツイ所があるのはしょうがない。 |
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東直門バスターミナルに、新緑、紅葉、雪、この長城のポスターがたくさんある。その中でも雪は見事。雪の八達嶺には行ったことがある。強風に帽子を飛ばされ、耳が千切れそうなぐらい寒かったことを思い出すが、是非ここにも行ってみたいものだ。 |
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珍しい風景はこのダムが作り出したものだ。 |
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▼後日記−雪景色を期待したが、、、 |
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’17.2.12(日) 晴 東直門バスターミナルでは、色々な構図のポスターで水長城の四季を伝えている。 冬の代表は雪景色。そんな景色を期待し来たが、大外れだった。 |
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しかし、殺伐とした風景の中に長城がハッキリ見え、それはそれで感激。 |
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