トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #102
【旅日記】
2019.4.5(土) 予想外の展開になった黄嶺西村
6:10 アパートを出発。目的地は、門頭溝区の黄嶺西村。 東直門北から44路に乗車。タッチの差で1台目を逃し、10分ほど待ち時間発生。3本目と4本目のバス、特に4本目が一発勝負なので、この10分がとても長く感じた。 阜成門北で下車し、快速公交4線へ乗り換えるため徒歩で移動。G109阜石路の出発点の歩道橋から見た西の空は真っ青だった。 |
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6:54 ここでもまた、タッチの差でバスを逃した。最近バス運が悪い。 それでも、この路線は頻繁に発車しているので安心。5分ほどで次のバスが来た。 |
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7:35 いつもは流れの良いG109だが、清明節の3連休初日とあって大混雑。そんなマイカーを横目に、バスレーンを快調に走って来たが、六環路のインターチェンジでついに行く手を阻まれた。 |
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7:39 候庄子で下車。乗り換えの892路を待つ。 892路は、地鉄苹果園が始発点。その始発は、6:30発車。40分間隔で走っているらしい。ここまで6.6km、32分。計算上は、7:10発の2号車がそろそろ着く頃。 しかし、中々来ない。4本目は、66km先の斎堂公交場站を9:20に出発するM12。それを逃すと、歩くしかない。 |
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7:56 バスが来た。行き先は同じだがM22路だ。行先が同じなら問題ないので躊躇なく、真っ先に乗車。 しかし、既に満車。残念。立ち乗りの一番後ろに回り、席が空くのを待った。 その甲斐あって、5分もしないうちに席をゲット。ラッキー! |
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9:37 斎堂で下車。白タクの運ちゃんがドアの前群がり行く手を阻む。 バスはここまでG109を走って来る。この道も、普段よりも格段に交通量が多い。そのため、スピードが遅い上に、しばしば路肩の駐車車両に邪魔をされ、随分時間が掛かった。 |
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M12は行ってしまったと思うが、念のためバス停へ行ってみた。 |
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間違いなく、9:20発。ダメだ。飛行機なら待ってくれそうだが、、、良く考えると、そんなことをしては白タクの仕事を奪う事になる。共存共栄のために、時間は守るのだろう。 仕方ない。歩こう。目的地まで5区、4.5km。 |
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ちょうど2年前、この道を歩いて川底下村へ行った。風景が変わっていないこともあって、つい昨日の出来事のよう。 |
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10:07 川底下村口まで進んだ。 全く同じ風景。そして、あの時と同じように、バスには1台も抜かれなかった。 |
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川底下村口からX007斎柏路を進む。 |
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相変わらず賑やかな道。 2つ目の看板の下から2番目が黄嶺西。あと3km。川底下村より2km近い。 2年前は、この先で若いカップルの新車に乗せて貰った。懐かしい。 |
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黄嶺西村は、X007から左に逸れて行く筈。しかし、その道が出て来ないまま景区の售票処が近付いて来た。 チケット購入のため渋滞しているが、2年前ほどではない。 |
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ガ〜ン!黄嶺西村へ行くのも有料だった! |
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10:35 釈然としないが、35元のチケットを買って入場。 |
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售票処の100mほど先に分かれ道があった。 2年前、村から随分離れた所に售票処があって変だと思った。チケットが川底下村の写真なので、川底下村だけが対象だと思い込んでいたが、この先すべてが対象だからあそこに在るのね。 |
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黄嶺西村は、500年の歴史を持つ。石炭採掘が村の主な産業だった。多くの文化古跡と伝説物語が残る。 |
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10:39 マイクロバスが前から来た。M12だ。斎堂で乗れなかったバスの帰り便だ。悔しい! |
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ここから上り坂。しかも急。おまけに、掛け崩れの現場が見える。 川底下村が谷間にあったので、同じく谷間だと思って来たが、様子が違う。 |
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みるみるうちに高度が上がって行く。一歩一歩がしんどい。 後から来た車が横に止った。「近くないから乗って行け」と言う。『今年も来たか』と思ったが、明らかに胡散臭いオヤジ。白タクに違いない。乗らないことを告げると直ぐに走り去った。その後2回擦れ違ったが、もう声は掛けて来なかった。 |
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10:56 建物が見えた。あと少し。 |
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さっきの建物の下に、プレハブ造りの北京旅遊のインフォメーションコーナーがあった。観光地に良く有るが、開いているのを見た事が無い。それでも、Wi-Fiは飛ばしているから立派! |
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建物の裏が村の入口だった。 バス停だ。M12に間に合っていたら、9:40には着いていたのでは? 大きな駐車場は駐車ゼロ。みな川底下村へ行ったのだろう。 |
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この兵士のレリーフは、、、 |
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お〜レトロな村。 |
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ヤバイ! |
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標語だらけ。 |
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川底下村とは趣が違う。 |
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振り向くと、随分高い所まで上っていた。 |
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上手いものだ。 |
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リアルな生活空間。毎日大変だろう。 |
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村の中心。 幸か不幸か、道が広いのでここまで車が入って来る。 |
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古井戸。 中心部には食堂や民宿が点々とあった。 観光で生計を立てる川底下村の様になって行くのだろうか?それにはインパクトが無いか。 |
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英雄壁。1940年10月のこと。 |
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化石展館。クローズ。 |
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龍王廟。ここもクローズ。 |
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旧人民公社。もクローズ。 どこもかしこも閉まっている! |
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空山。不規則な亀裂が多く、亀裂は上が小さく下が大きいことから空山と言われている。 |
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龍王廟。歴史を感じる。 |
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今週は一気に気温が上がった。予想の31℃には達しなかったが、昨日の最高気温は29℃。今日は落ち着きを取り戻し21℃。それでも坂を上ると汗を掻く。 |
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短い春、真っ盛り。 |
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長居は無用。 |
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遊歩道の道標に誘われ脇道を進んだ。 村から下ることを想定していたが、どんどん階段を登ることになった。そして、開けた所から遥か上空の山頂に展望台と、そこに続く道が見えた。遊歩道の散策はそこで終了。即刻Uターンし、来た道で山を下りた。 |
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帰りは楽チン。 |
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12:03 朝、村人が2人で警備をしていた所まで来た。誰もいない。飯を食いに行ったのだろう。笑える。 |
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售票処前の渋滞が長くなった。 售票処の裏に大きな駐車場があるが、ここに止める人はいない。川底下村近くの駐車場はパンパンで路上駐車も横行。村の中に入って行く輩も。メチャクチャな状態。售票処からパーク&ライドにすべき。早くしないと手遅れになると思う。パーク&ライドになれば、M12に乗り遅れたツーリストも楽になるし。 |
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12:37 川底下村口へ到着。バスの時間をチェック。始発点の出発時刻から想像すると、歩くよりも早く斎堂に着くバスが2-3本ある。迷わずベンチに腰を降ろし、バスを待った。 |
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12:50 坂を下り近付いて来るバスが見えた。 |
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歩いていたら、間違いなく抜かれ悔しい思いをしたことだろう。 5分もしないうちに斎堂に着いた。斎堂では大勢の人がバスを待っていた。そこに白タクの運ちゃんが近付き、「苹果園、一人50元」と声を掛けて来る。しかし、誰も乗らない。皆さん、バスの発車時刻を良く知っている。13:00になったら、ベンチに座っていた人達が立ち上り前に動いた。ほどなくしてバスが来た。帰りはバス運が良い。その後の2本もそうだった。 |
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青かった空が、みるみるうちに白くなった。バスの中も埃っぽい。マスク、マスク。 |
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市内に戻り、612路で南鑼鼓巷を通過。物凄い人! |
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16:25 東直門まで戻り遅い昼食。あれこれ考えたが、最近通い始めた山西刀削麺にした。 |
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米が食べたく、ここでは初めての炒飯をオーダー。ビールと合わせて20元。パリッが好みだが、出て来たのはベチャ。味は上々で完食。 本日の歩行距離13.5km、21,279歩。上った階数29階。色々な予想外の展開に面食らったが、楽しい一日になった。 |