トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #38
【旅日記】
2017.11.19(日) 距離は近いが恐ろしく秘境、虎峪自然風景区
昨日まで太原に出張。山西省は見所いっぱいだが、残念ながら飛行機から眺めるだけで終わってしまった。しかし、山西賓館と言う、とても立派なレストランの刀削麺パフォーマンスに参加することが出来た。プロはシャッシャッっと簡単に切るが、とてもとても。切れない、飛ばない。難しかった。きっと、白酒を飲まされたからだ。 7:30 出発。気温-3℃。とうとう零下になってしまった。これからも続けられるか少々心配。今日の目的地は以前辿り着かなかった虎峪自然風景区。調べてみると、昌平区のバスが変わっていた。ダメ元で行ってみた。先ずは東直門北から特44外で徳勝門西へ。いつもはここで徳勝門へ向うが、反対方向へ行き345快に乗り換え。この路線も頻繁に走っている。乗ったら直ぐに発車した。 |
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8:45 西環南路で下車。ここで昌68路に乗り換え。地図アプリによると、バス停間の距離は65m。さて、どっち?NAVIの案内に従い、道路を横断して反対側のバス停で待った。昌67路はサインがあるが、昌68路は無い。サインが出ていない路線も走って来るので疑い無くここで待った。NAVIは便利だ。 |
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8:54 事前調査で、昌68路は30分間隔と分かっていた。5分待っただけで来るとは運が良い。 と、喜んだのも束の間。右折すると思っていた三叉路を左折した!不安が過る。次の大通りを左折、もう一度左折、、、を願ったが直進し、私の目的地からどんどん離れて行く。それならば、終点まで行って戻って来ようかと地図アプリで位置を確認すると、終点は結構先だったので次の南環東路で飛び降りた。 無残にも、降りる直前に昌68路とすれ違った。あぁ、これで30分待ちだ。 |
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それでも早く来ることを願いながら、反対側バス停で待った。 すると、15分ほど待っただけで次の昌68路が走って来た。事前調査よりも頻繁に走っているようだ。帰りのことを考えると、これは余計に嬉しい。 |
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北京大学昌平校を越えた所で現れた、朽ちたこの建物は何だろう?遠目には、往時は立派だったように窺える。 |
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北京化工大学昌平校の門で、私と居眠りしていた親爺一人を除いて皆降りた。少々不安になったが、親爺もいるし前に進むので、そのまま様子を見た。 しかし、不安的中。「虎峪自然風景区←」のこの交差点を左折する様子が無い。と思ったら、Uターンして止った。 |
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9:47 親爺も私もここで降ろされてしまった! バスはここで暫く休憩し、大学前を始発に昌平の街へ帰って行く。そんな注釈は地図アプリには無かった。 さて、ここから何km?それが分からない。。。 |
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方向は間違いない。しかし、山は遠くに見える。決して近くには見えない。 |
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これは、、、やはりバスは終点を変えたのか? |
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10:04 虎峪村へ着いた。ここまで来ても、距離や時間の表示は一切無い。 ゲートの向こうで、大きな荷物を置いて立ち話をする人がいた。ここまで来るバスもあるのかも。 |
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UFOキャッチャー。未成年禁止。キャッチするのはタバコだから。初めて見た。 |
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羊の丸焼き。美味そう。 |
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10:16 虎峪自然風景区の門へ着いた。覚悟したよりも、ずっと早く着き少々拍子抜けした。 |
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山裾に怪しい飛行基地。ドローンの訓練場だった。 |
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いよいよ近づいて来た。 |
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内門を入って直ぐ左の山神廟。鍵が掛かっていた。 |
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100mほどで售票処。到着できたことで結構満足。直ぐにチケットを買う気にはならず。 |
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広いが、たった2台しか車が止まっていない駐車場の片隅に見えた看板を先ずチェック。 見所は沢山ある様子。しかし、これを見ても距離や時間が全く分からない。地図アプリでチェックすると、直線距離では2kmぐらいに見える。 |
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ご丁寧に日本語でも案内があり、ここに書いてあった「滝に氷が張り」に魅せられた。 |
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近くにもう一つ。こちらは写真付だが、えらく色が悪い。やる気ねーなー! |
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チケットを購入。15元。さあ、と、歩き出したら、後ろから大きな声で呼び止められた。 入口はこの方向ではなく、右120°、さっきの看板の横だった。兎に角分かり難い所。有料の観光地とは思えない。 |
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気を取り直して入場。 |
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崖剥き出しに砂利だらけの道路。本当にここなのか? |
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先ず現れたのが虎峪水庫。初夏は良い所だろう。 |
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洞窟に虎。ハハハ。背中はホワイトタイガーだった。 |
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斜めに走った剥き出しの地層が強烈。 |
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凍ってるよ。寒い寒い。しかし、滝が氷るほどではないな。 |
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正面の山の頂上に競立った岩が見えた。 |
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教子石。右が母、左が子。 |
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教子石の説明看板が少し先にあった。風雪によるものか、いたずらなのか、倒れて久しい様だった。 |
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15元で貸し切りとは有り難い。しかし、虎じゃなくて、犬に襲われてもここでは助かりそうにない。落石当たったり、転んだりしても同じ。何せ、誰もいないのだから。安全第一! |
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このダルマ、自然にできたものか? |
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銭庫。凄い柱状節理。自然の力は本当に凄い。 |
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この看板には足が無い。 |
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まだ先に進める。何が有るのか分からないが行ってみよう。しかし、足元が悪い。靴が壊れそうで心配だ。去年剥がれてボンドで修理した靴底が、もしこんな所でまた剥がれたら大変だ。 |
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次の看板は無残。ここは黒龍潭。随分歩いて来た。あと少しで最後のスポット、天橋石洞のようだ。頑張ろう! |
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左右の岸の細い道を、飛び石を渡りながら進むようになった。 |
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11:29 水面に足を落とせばもっと先に進める様だが、そこまで頑張る気にはならず。ここでUターン。天橋石洞には辿り着かなかったが大満足。 ここまで来ると、水がとてもキレイ。頑張れ虎峪村! |
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銭庫の周りも凄い地形。 |
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所々に新しい看板がある。しかし、安全についてのノーティスばかり。ここは珍しく2つ立っていた。右はどこにもある安全もの。左は、、、えっ、駐車場!字を読めない人が建てたに違いない。 |
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気になっていた石楼を発見。しかし、この山の上には行く気にならない。 滝に氷が張る羊尾巴湖の場所も分かったが、耳が千切れそうな寒さの中で、この砂利道登山を続ける気にはならずパス。きっと未だ氷っていないだろうし。中山公園でスケートが始まったら来ると良いだろう。 |
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12:41 虎峪村に戻って来た。 のんびりした村。親爺達は、寒くても外で将棋をやらないと気が済まないようだ。 |
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洗濯ものには何十本も氷柱が出来ていたからね。 |
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朝とは別のUFOキャッチャー。やっぱりタバコ。「中華」を釣り上げたが、途中で落した。簡単には取れないようだ。これを機に禁煙しましょう。 |
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虎峪村の入り口にバスが停まっていた。やっぱり、ここまで来るのもあるんだ。このバス、何時に出発するの?運転手どころか、近くに全く人がいないので聞くことも出来ない。 |
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バスを待つか思案していた所に、この不審人物が現れた。キョロキョロ上を見ながら歩いていた。 立ち止まると、ダウンジャケットのポケットに手を入れ何か取り出した。 |
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パチンコだ!鳥を狙って撃った!大の大人が。 的にされないように、ここでバスを待つのは止めて朝降ろされた所まで歩くことにした。バスに追い抜かれないよう早足で進んだ。もし後ろからバスが来たら、ダメ元で手を上げるつもりで。 |
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結局追い抜かれることは無かった。しかし、朝降ろされた所で待機していたバスが、目の前で出発してしまった。さあ大変。ダッシュで追いかけた。幸い、バスがゆっくり走ったことと大学前で乗った人が多く停車時間が長かったので間に合った。久し振りに走ってしんどかったが、またも30分ロスするよりは良かった。 帰りは、西環南路で昌68路から345快に乗り換え、馬甸橋南で下車。300快に乗り換え亮馬橋で下車し、いつもの通りラーメン荘へ。幻のつけ麺を初めて食べ、+αも付けて満腹で帰宅。 本日の歩行距離17.5km、24,096歩。上った階数18階。今日は寒くて膝が痛かった。来週はサポーターを忘れないようにしよう。 |