トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2018.3.25

 

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▼北京一卡通編 #56

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【旅日記】

2018.3.25(日)  極めて難易度が高い将軍洞

6:30 昨日諦めた将軍洞を目指してアパートを出発。悔しくてリベンジ。948路は怪しいのでルートは変更。

 

東直門北から44路に乗車。昼も夜も渋滞が激しい二環路の南行きだが、日曜日の早朝はガラガラで気持ちが良い。

7時前だが、毛沢東記念堂に観光客が大勢並んでいた。

7:04 前門西で901快に乗車。順調、順調。

盧溝橋を右に見ながら京港奥高速を西へ進む。香港、澳門までこの名前なのか?

7:54 乗り換えの閻村バス停が見えて来た。ここはハブのバス停。房13路に乗り換える予定で来たが、もしかすると他にも良いバスが有るかも。先ずはバスの行き先案内版をチェック。

833路も良いことが分かった。丁度その833路が来たが、蟻が群がるようになったのを見てパス。改めてゆっくり案内板を確認。残念ながら、他には良いのが無かった。

5分もしないうちに、また833路が来た。さっきの様になる前に乗車口へ並んだ。しかし、全員乗っても空席があった。途中の坨里までしか行かない短距離車両だったからか?

信号待ちで、さっきパスした833路が前に見えた。あれに乗り換えられると最高。頑張れ〜!

 

こちらの方が乗客数が少ないので少しずつ差が縮まったが、追い抜くことは出来なかった。残念!

8:25 坨里へ到着。次の833路か房13路を待つ。房13路は20分間隔で走っている筈なので比較的安心。

コンビニの店先で、お墓参りグッズを販売。坨里の手前に墓地があった。清明節も近いからな。

 

辺りを物色していたら、833路が来たので乗車。暫く走った所で、見覚えのある風景になった。そう、水峪村へ行く房23路と同じルートになったのだ。

9:04 下車する東庄子がコールされたので、一卡通をリーダーに当てた。その直後、渋滞で動かなくなった。親切(?)に、「東庄子で降りるなら歩いた方が早い」と言ってくれたので、ここで降りた。

渋滞の原因は、無茶な追い越しで起きたチョロイ交通事故。そんな明らかな交通事故でも、他人の迷惑など全く館お構いなしに、平気で現場保存するからね。

23路に乗った時に、「へぇ〜、ここから潭柘寺へ行けるのか」と思った場所に出た。

9:13 降りる予定だった東庄子へ到着。バスには随分前に抜かれた。チクショ〜!

 

ここからは徒歩。将軍坨風景区まで3.3km。前方の三叉路を右折し、G108を潭柘寺方面へ進む。

右折して直ぐ、前方にバス停を発見。

お〜、948路だ。走っているなら、すれ違うかも。

方向的には、左前方の山。洞窟よ、どうぞ下の方に有ってくれ。

カーブが1,200m続く。ご多分に漏れず、登り坂も。

楽ではないだろうが、自転車が羨ましい。

9:42 将軍坨風景区入口に到着。ところが、看板は取り外され、門奥の石に刻まれた文字が唯一の手懸り。急勾配を上ってクローズしていたら悲しい。悩み所だ。

悩んでいたら、目の前をツーリングバイクが走り去って行った。羨ましい。

 

羨ましがっていても仕方がない。ダメ元でトライ!

上り始めて直ぐ、墓参りをする家族がいた。早目にお参りとは、清明節休暇はレジャー?

 

更に上の方にもお墓があった。そこでもお参りしていた。

9:48 售票処が現れた。しかし、廃墟と化していた。このまま行っても大丈夫か?

将軍?

 

この風景区には一切説明書きが無いのでサッパリ分からん。

将軍洞はどこだろう?

桜が斜めに並んでいるのが見えた。まもなく満開。きっと美しいだろう。

もう咲いている木もある。

来週は見頃だろう。

橋から見た山の頂上が近付いて来た。中腹に穴らしきモノが見える。

 

小さな子供を連れた家族が、前方の門から石段を登って行くのが見えた。物凄く急だが、あそこから上るのか?

間違いない。願い虚しく、将軍洞は更に上の方の様だ。

門には案内があるだろうと思ったが、そこにも無かった。徹底している。

 

コンクリートの道路がまだ先に続いている。きっと、もっと楽な道がある筈。と、先に進むと、寂れたホテルに着いた。

10:22 ホテルの裏でコンクリートの道が終わった。登山道は有ったが、ここにも案内は無い。これ以上先に進むことは止め、Uターンした。

東庄子の村が遥か眼下に見えた。

地図アプリで位置を確認。コンクリート道路から将軍洞まで、一番近い所では直線距離で28m。きっと同じ様に何人も確認しているのだろう。その地点には、山に踏み込んだ跡が残っていた。

 

ならば、と進んでみたが、鋭い木の枝に邪魔され10mほどで断念。地図アプリの28mは、随分誤差があると思う。

意を決して山門からトライ。

 

しかし、もう少しの所で「これ以上は危険」と思う滑り易い状態になったので登山中止と判断。

振り返り、チラホラ咲く桜と山々の景色を暫し楽しみ下山。

朝、橋を渡った所に「潭柘寺 12km」の道路標識があった。この風景区入口まで3kmぐらいは歩いて来た。帰路は、G108を東に進み、東に見える山を越え潭柘寺から発車する931路に乗車することに決めた。

 

風景区入口で、地図アプリで距離を確認。えぇ〜、潭柘寺まで11.2km!寺まで行かなくても、きっと途中で乗れる筈。まぁ行ってみよう!

948路で来たら下車する予定だった三十畝地村が近付いて来た所で長城が見えた。しかし、近付くと、それらしくもあり、別の理由で新しく壁を作った様にも見える。「長城」のプレートを探したが、それは見つからなかった。

11:34 三十畝地村の948路バス停で、バスを待っている様な人が2人。ここまで1台も見ていないが、本当に走っているのか?

国道沿いでもバスが走っていないこの村、不便だろう。

谷底に石を積み上げてトンネル状に作った用水路があった。こんな山の中に、そんな緻密なものを作るとは、恐るべし。

顔形の大きくな岩が乗ったように見える面白い岩山があった。

 

歩くと色々な発見がある。

12:03 天門山風景区の入口が見えて来た。ここも何れ行きたい所の一つだが、このアクセスでは考えてしまう。

ここに来て上りがキツクなった。

箱根の山越えの様な感じ。

トンネルだ。きっと峠の頂点。後は下りと思うと嬉しいが、、、

古いトンネルは電燈が無く、真っ暗なので恐ろしい。

トンネルの出口に「潭柘寺 7km」。随分歩いたと思うが。

麓の村が遠く、しかも遥か下に見える。

 

トンネルが房山区と門頭溝区の境界。門頭溝区側は、勾配がキツイ。

13:16 潭柘寺環島が見えて来た。あそこまで行けば931路が走っている筈。

有った!澤柘寺鎮政府バス停。澤柘寺までは、あと4km。ここで乗れて良かった。

 

5分ほどでバスが来た。しかし、寺帰りの人で既に満員。クタクタの所に立ち乗りは辛い。候庄子で快速公交4線に乗り換え。良かった、座れた。西釣魚台で下車し、航天橋で300快に乗り換え、昨日と同じ静安橋で下車。

そして、またも、すき家。最後に残ったカツカレーの試食。これは評判通り美味しかった。福神漬けが有ったのも得点が高い。一つ希望を言うなら、予めカツを切って出して欲しい。次に食べる時には頼んでみよう。

 

本日の歩行距離22.8km33,861歩。上った階数47階。良く歩いたな〜。何よりも、無事帰って来て良かった。あと少しの所で断念した将軍洞は残念だったが、房山をぐるっと一周、しっかり楽しめた。

 

結局、948路のバスは1台も見なかった。走っているかも知れないが、使える路線ではないことが良く分かった。



 

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