トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #2−1
【旅日記】
2017.4.30(日) 北京に残された唯一の明代石長城、将軍関
今日は連休2日目。昨日のハードなツアーで身体中が痛い。特にサンダルずれで皮がむけ両足ともヒリヒリする。かと言ってアパートに引き籠っていても不健康。一念発起し、4月に辿り着かなかった黄崖関長城へ改めてチャレンジ。 8:00 東直門バスターミナルから出発。えっ?もう大渋滞。目指す平谷行きの852路だけ行列。こりゃ幸先悪い。 |
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あ〜ぎっしり。良い席が無かったら一台パスしよう。 |
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バスは数珠つなぎなんだから。 |
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狙い通り、日の当たらない左の窓側をゲット。 それにしても、なぜあれほど混雑していたのか? |
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8:25 事務所前を通過。 普段なら10分と掛からない。しかし、人が多くバスを増発しているようで、ターミナルから出るのに時間が掛かった。何とも間抜けな話。 |
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京密路から北四環路に出て空港高速へ。空港高速が見えた瞬間、大渋滞にガッカリ。 |
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10:30 平谷汽車站へ到着。至る所で渋滞。間違いなく1時間以上ロス。しかし、問題はここから。前回は、地図ソフトの指示で3区手前のバス停で平50路を1時間半ほど待ったが来なかった。今回の指示は汽車站での乗り換えだから期待したが、30分経過、45分経過、やっぱり来ない。バス停のサインも49路までしか出ていなかったし。。。 2度続けてここで断念するのは悔しいので次の行先を考えた。先ず思い付いたのは石林峡方面。しかし、この路線は来るバス来るバス席の取り合いだったのでパス。眺めていると、平29路 将軍関行きが良く来るし座れそう。それに何か有りそうな名前。どんなところか分からないが、それに決めた。 |
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12:18 終点、将軍関へ到着。村に入る前に「明代石長城」の看板を発見!良い所に来たと嬉しくなった。 |
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先ずは「明代石長城」の看板を目指す。 しかし、これが失敗だった。良く考えると、バスは長城を超えていない。そして、バスの終点広場奥の山に長城が見えるではないか。気が付かんかったな〜。 |
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全く反対方向に歩いているとは思わず、どこで帰りのバスに乗れるかなどチェックしながら長城を探した。 |
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唯一あった看板が指していた村に向かってみた。 |
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しかし、見当たらない。どんどん逆方向へ行ってしまった。 振り返ると、やはり長城は反対方向にある様子。180°向きを変え、村の中へ。 |
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この村、人がいない。ちょっと不気味な感じ。ゴミが落ちていないのは感心。 路地をどんどん進んで行くと、後ろからバイクが2台来た。そして『長城はどっち?』と聞かれた。彼らも迷っていた。残念だが両手を広げるしかなかった。 |
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これは現役のようだ。 |
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12:38 着いた!これは素朴な長城だ。 |
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ここは無料開放。雑な修復で崩れを防いでいるが、全く観光地化していないのが良い、良い。 |
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ちょうど人がいる辺りまで登ってみた。大きさの違う石積みで歩き辛い。 しかも非常に急勾配。クラクラした。しんどいのと恐ろしいので階段に腰を下ろし一休み。 |
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落ち着いた所で引き返すことにしたが、下りはスリル満点!滑落した助かる見込みは無さそう。見ての通り手すりは無い。 階段は幅が狭く、靴を真っ直ぐ置けない。まだ上に行く人たち、達者でなと思いながら、恐る恐るカニ歩きで降りた。 昔の人は良くこれ程のものを作ったものだと改めて感心する。 |
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しかし、関らしきものは見当たらないが、、、 |
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と思いながら、バス停と同じ高さまで戻って来たら目の前に立派な関が現れた。 |
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お〜、将軍石関だ。 幸か不幸か、バスから村の入り口にあった「明代石長城」看板を見つけたことが今回の逆ルートでの散策になった。看板を見つけていなければ、「長城は超えていない。先ず向かうのは北だ」となって、直ぐに辿り着いていたかも。 |
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13:14 満足しガソリン補給。3元。使ったのはこれだけ。バスは全行程もちろん一卡通。 |
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帰りも大渋滞。3車線の高速道路がいつの間にか5車線になるほどに。 またも黄崖関長城へ行けなかったことは残念だったが、思いもよらぬお宝を発見した感じ。他にもこんな所があるのではないか。探してみよう。 それにしても、どこまでも行ける一卡通、恐るべし。 |
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▼後日記−登城禁止になっていた! |
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‘19.3.30(土) 8:45 アパートを出発。目的地は、これまで何度も失敗してる天津市薊州区の黄崖関長城。高徳地図によると、バスは1日4本。一番早い、小漁陽10:30発に合わせて遅い出発。 東直門バスターミナルから852路に乗車。既に行列。とは言え、ピストン輸送なのでここでは慌てる必要なし。 |
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10:36 平谷汽車站で下車。ピッタリ。 ところが、次の平50路快活林が来ない。 |
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バス停のサインを見ると、平50路は無い!路線番号無しで、「平谷至快活林」となっている。発車時間は、9:30と16:00!またしてもヤラレタかも。 暫く待った。しかし、来ない。 気温は9℃あるが、風が強く、とても寒い。 |
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待っている間に、装甲車が走って行った。国産の様だ。 |
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11:00 黄崖関長城行きはあきらめ、平29路に乗った。 あれこれ考えた末、長城を目指して来たので、将軍関から西に向かう長城へ行ってみることにした。 |
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11:53 終点の将軍関へ到着。 |
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将軍関。小ざっぱりした感じがしたので整備が進んでいるのかと思ったが、以前の写真を見返すとそうでもない。 |
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以前のまま。 |
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西側。こっちにも長城が延びていると思って来たが、、、 う〜ん、延びていてもこの崖では考えるな〜。 |
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折角なので、東側の長城へ向い村の中を進んだ。 |
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おやおや!登城禁止だ! オレンジのベストを着た村人が2人、長城にもたれて座り込んでいた。彼らが面倒臭そうに立ち上り近付いて来る。修復工事の人かと思ったが、違反者を取り締まるのが役目だった。 そもそも登る気が無かったので看板を読まず素通りしてしまった。そのため登城禁止の理由が分からない。確認しておくべきだった。冬季で危険だから?4月から解禁?崩れて危険だから?保護?今更ながら気になる。 |
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手軽に登れる、お奨めの長城だったのだが。 |
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真っ直ぐ進めば黄崖関に着く筈。しかし、最初の山頂も断念した身には夢のまた夢。 |
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昼食は7イレブンの新商品“小火鍋”麻辣川香に、冷凍していた五花肉をトッピング。 色々な具が入っていて食べ応えあり。具の下には真っ赤なスープ。唐辛子と花椒が顔を見せる。 辛い!が、美味い!たまには良い。 |
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火鍋の後は、一緒に買った麺を茹で、残り汁をかけ“麻辣麺”。22.7元で豪華な四川料理になった。 本日の歩行距離3.9km、6,115歩。上った階数5階。活動量の少なさにガッカリするものの、今日の風では出歩く気にならず。 平谷汽車站で平50路を待っていた時、金海湖経由興隆行きのミニバスが通過して行った。気にせずスルーしたが、後で調べると黄崖関を通過すると思われる。次回は、9:30狙い、外れたらミニバスか?一卡通は使えないが。 |