トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2019.3.2

 

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▼北京一卡通編 #97

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【旅日記】

2019.3.2(土)  ガラスの桟橋、京東大峡谷。冬季閉鎖中

7:20 朝の連ドラ、“まんぷく”を見て出発。目的地は平谷区の京東大峡谷。先週の反省から、薄手のダウンとスニーカーの装備。

 

霞が掛かり視界が悪い。案の定、古い排ガス規制、建築廃材、土砂運搬などのクルマに通行規制が出た。目的地の視界が気になるが、予定通り東直門バスターミナルで852路大快車に乗車。

8:45 平谷汽車站へ到着。快車は、途中で2ヵ所しか止まらないので快適。

 

待つこと3分、目的の平12路が来た。何とラッキーなことか。

9:20 終点、桃棚に到着。あれ?終点は“京東大峡谷”と書いてあったが、、、運転手に聞くと、終点だと言うので降りた。すると、バスはUターンして停車。終点は間違いない。しかし、大峡谷はどこ?

 

辺りを見回すと、看板が一つ横倒しになっていた。しかし、それでは分からない。一つ手前のバス停にチケット売り場が有った。あそこが入口だったのか?

戻りは下り坂。もし違っていたら、上り坂を戻って来る事になる。それはしんどい。ならば、先ずは上り坂を進んで先に行った方が良い。

 

真っ直ぐ進むと、抗日戦争記念館の門が現れた。そして、その先に綺麗な門。

良かった。着いたようだ。

 

しかし、大きな駐車場には一台も止っていない。

セルフのチケット売り場も閉まっている。

土産物売り場も完全クローズ。

 

検票口の先に急な階段。ロープウェイやスライダーの看板があった所を見ると、あの階段は助走路程度か?事前調査によると、所要時間は34時間。結構ハードかも。

この峡谷のハイライトもガラスの桟橋の様だ。

検票口はバー降りて開いている。もしかすると、冬季は無料開放?

 

隣の部屋には人影無し。入ってやろうと、物色しながら近付いたらオヤジが現れた。入れるか聞いて見ると、『ダメだ』と残酷な答え。

入場料78

ロープウェイ80

スライダー100

 

どれも結構な値段。しかし、手軽に来れるのは良い。

9:43 敢え無くバス停まで戻った。

 

バスは既に発車していた。さて、どうしようと考え、バスを降りた時に視界に入り気になっていた看板をチェック。

紅谷党員教育基地。先週に続けて党が絡んで来た。

 

時間はタップリあるので散策することにした。

坂を上ると、小さな村が現れた。先週よりも秘境感があるが、バスのお蔭で生活には苦労し無さそう。

9:51 検問所にバーが降りていた。非問民進入禁止と書いてある。バーを越すと上り坂の様子が変わり、極めて急。ネガティブ要素が重なり、これ以上前進する気にならずUターン。

10:00 バス停にバスが止っていた。「あれに乗って帰ろうか」と思った矢先に、出発してしまった。

 

残念だったが、これによって30分間隔で走っていることが想像できた。そこで、先のバス停で次のバスに乗ることにし散策開始。

遊泳禁止。仮に水が来ても、この急勾配では泳げる水深になりそうにないが、、、

下ると、遊泳できるかもと思える所があった。しかし、大きな岩がゴロゴロ。確かに遊泳は危ない。

道路脇に鉄の柵が並べられている。しかし、障害物があると切れる。何のため?私腹を肥やしている輩がいそうだ。

 

この岩の下にはソファーが置いてあった。畑仕事の合間に寛ぐ場所か?

剥き出しの岩肌が圧巻。

あと2ヵ月もすれば爽やかな風景になることだろう。

正面に恐竜。

恐竜がいたのは、大峡谷楽園。ここもクローズ。遠目に見た限りだが、相当しょぼい。

10:21 往路で見たチケット売り場へ到着。

ハイシーズンは相当人が集まるのかも知れない。

 

ここで、バスと擦れ違った。予想通り。もう一つ先のバス停まで歩くことにした。

良い風景。しかし、向こう側にゴミがいっぱい。そういう所を直せばね〜。

 

春は近いが日陰には雪が残っていた。

10:34 想定よりも少し早くバスが来た。

 

平谷汽車852路に乗り換え、市内へ向った。

北京空港第3ターミナルを越え、空港高速に乗り換える手前で急に大渋滞。後から来た852路が要領良く前に割り込んで行く。しかも、3台も。なんじゃ〜!

 

動き出したと思ったら、普通に流れる。第1・第2ターミナルへの分技に公安の車が停まっていた所からすると、VIPのための通行止めだったのだろう。まったく困ったもの。

三元橋で下車し、サイゼリヤで昼食。

 

メニューは、最近気に入っている生ハムの載ったサラダと、

茸とベーコンのグラタン。そして、朝日スーパードライ。

 

これで38元は嬉しい。アパートの近所に復活して欲しいものだ。

スマホをチェックすると、予想通り歩いた距離が少ない。腹ごなしがてら、歩いて帰ることにした。

 

住宅街に人だかり。香河園少年之家。子供を待つ親達だ。今のこの国は、毎日親か祖父母が送り迎え。しかも、クルマで乗り付けるので大混雑。

先に進むと、これも現代中国の代表と言える宅配の中継。食べ物の出前と並び、今や人民の生活の基盤。しかし、平気で地面に投げつける姿は見たくないもの。しかも、ここは土が剥き出し。

 

本日の歩行距離10.3km15,569歩。上った階数1階。京東大峡谷は迷わず簡単に行けるのでお奨め。桃の花が咲く、4月中旬が良いだろう。



 

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