トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2019.7.13

 

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▼北京一卡通編 #112

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【旅日記】

2019.7.13(土)  水辺の涼を求め京西十八潭へ

7:30 アパートを出発。本日の目的地は、門頭溝区の京西十八潭。何度も目の前を通っており、いつでも行けるからと先延ばしにして来たが、37℃の最高気温予想を見て一念発起。

 

ルートは、川底下村と同じ。東直門内から612路に乗車。展覧路でBRT4に乗り換え、更に候庄子で892路かM22路に乗り換え。

 

9:12 今日はM22路が先に来た。ドライバーは、髭もじゃの熊男。安全運転、頼むよ!

要領良く乗ったのでシートをゲット。候庄子から立ち乗りが出ていたが、その数は進むにつれて膨らんで行った。

 

1時間ほど走った後?トラブルが発生!それは、シートに座っていた人が降りることになった時に直ぐ後ろの席で発生。ババアがジジイに、物凄い剣幕で噛み付いた。暫く口攻撃の応酬が続いた後、弾ける音がした。とうとう物理攻撃に発展。口喧嘩の間は、乗務員と警備員が穏やかに止めにかかっていたが、バスは先へ進んで行った。しかし、物理攻撃になった途端に停車。徐に熊男が自分の職場から立ち上り、マシンガンの如く文句を言い始めた。バトルしていた双方、これには反論無し。乗客の数分を使って仲裁。皆さんとてもエキサイティング。それにしても、警備員は役に立たない。気を付けよう。

10:24 十八潭で下車。目の前に、「京西十八潭」の見慣れた石。しかし、ここに降りるのは今回が初めてで、とても楽しみ。

 

今日もオートバイが行き交う。豊かになったなぁ〜。

荷台に、桃やとうもろこしを山ほど積んでいた。“剥く”、“焼く”まで付いていたら手が出たかも。

さあ、いよいよ。春夏秋冬、この道は何度通ったことか。冬季は閉鎖されていた。

新設にも、永定河を渡る前にルートマップがあった。

 

良く分からないが、“13,000m”と書いてある。えぇ〜〜〜。

 

最終的に分かったことを先に行ってしまうと、十八潭とは“18個の水溜り”。色々な意味で良い経験をした。

永定河を渡る。

 

早速対岸に “售票処”。ガードが固い。

ここまで来ると環境は良い。

坂やかな風が吹く。水辺の涼を求めるには絶好。

ここはキャッシュもOKだったので、35元の門票買った。

 

えぁ〜35元?余程自信が有るんだね。しかと見てしんぜよう。

早速現れた坂を上ると、立派な門が現れた。

 

緩やかな傾斜の谷間を進むことを想像して来たが、どうも全く違うようだ。

永定河で水遊びするグループが見えた。貴方達が正解かもね?

山門を潜り、最初の広場。ここから山登りが始まった。

 

帰りに分かったことだが、ここから見える滝が、最大の滝だった。

最初に現れる“明月潭”。最初なので、看板を見た瞬間に高揚。周りの様子を見ても同じ。

 

ところが、、、

何コレ?

 

ただの、ちっこい水溜りだよね。

それでも、オタマジャクシを筆頭に、水中生物がいるので子供には大人気。

しかし、大人は大苦戦。

 

階段に座り込むことは無かったが、気持ちは良く分かる。

かなりしんどい。しかし、門票を買ったからには、第一爆布までは行かないことは許されないだろう。

 

水の弾ける音がした。第一爆布が近付いたか。

いやいや、違った。残念!

11:21 着いた。第一瀑布。

 

あれっ?コレ?コレが第一瀑布?寂しいなぁ。

第二、第三は更に山の上?

 

ここに絶景の滝が登場していたら、、、ゴールにしていたかも。

 

ここまで来ると、ジジババは限界が近いのだろう、前から来る人に時間を尋ねる。不思議な事に、どの人も“20分”と答える。数分先に進んでも“20分”。実に怪しい。

 

結構登った。こんな筈ではなかったが、、、

11:33 第二瀑布。なるほど。

落差20m程だろうか?第一瀑布がベースにあるので、感動あり。

 

それにしても、正真正銘の岩山。巨大な岩に唖然となった。

第二瀑布の上、桟橋にテント。やりたい放題!

第二瀑布を上から見ると、、、滑り落ちたら一溜りも無い、

岩くぐり登場。良い事が有るか?

11:49 第三瀑布を目指して更に上っていたら、T字の分技が現れた。

 

第三瀑布のサインは無いが、方向は左なので左折。

えっ?景区はここで終了。しかも、先に進むなと言わんばかりにロープとフラッグ。

 

この先は未開発。何が起きるか分からない。ここでのリスクは避けるべし。

T字路を右折した先、こちらは明らかに通行禁止。

仕方無く、急な階段を降りる。

 

皆さん、こんなショッキングな幕切れだったのね。

 

十八潭のうち12番目までで終了。

12:36 最初の広場まで戻った。帰りは速い。ショックだったのは、ここで正面に滝を発見したこと。第二瀑布よりも、落差も水量も桁違い。しかし、これを見ずして登ったことは、結果的に良い事だった、ハハハ。

 

本日の歩行距離9.2km、14,986歩。上った階数53階。この階数、全くの想定外だった。もうヘロヘロ。

 

エキサイティングな出来事のおまけ付で楽しい一日だった。しかし、もしまた来ることがあったら、、、永定河の水辺で涼を満喫することを選ぶだろう。



 

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