トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #109
【旅日記】
2016.6.16(日) 雨中、雷音轟く金山嶺長城を調査
7:10 アパートを出発。目的地は、雨でも楽しめそうな所を考え十三陵水庫にしたのだが、、、 昨夜、いよいよ金山嶺長城に行ってみようと下調べ。ルートは東直門外からの直通バス。ところが、高徳地図によると運休中。北京公交査詢によると運行中。どっちが正しいの? そんなことがあり、先ずは東直門外バスターミナルへ行ってみた。 |
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既に待ち人あり。しかし、ここは金山嶺長城行と古北水鎮行の待合。どちらに並んでいるのか? ここには運休を示すものは何もない。 |
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正面に「金山嶺長城」のボードを置いたバスがいた。暫く様子を見ていると、胡散臭いオヤジが金山嶺長城行の運転手に「4人」と伝えた。 間違いなく運行中。そうなると興味が湧く。そしてもう止まらない。本日の目的地は金山嶺長城へ変更! ところが、出発時刻が7:40ではなく8:00と言う。それで少し興味低下。が、それを押して待つ。7:55乗車開始。 |
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出発時刻になった。しかし、エンジンの調子が悪く出発できない! 運転手が降りたり乗ったり、忙しく働いたがギブアップ。別のバスで行くことになった。 8:20 漸く出発。時刻表から40分遅れ。あ〜勿体ない。乗客は8人。うち、ドイツ人1人が8:00ピッタリ、中国人のオヤジ1人が8:10頃乗り込んで来た。ラッキーだったね。 |
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東直門外を発車したバスは、北四環路を通り地鉄望京西站バスターミナルに入った。 ここで料金徴収。河北省まで行くので一卡通+キャッシュのつもりでいたら、問答無用、キャッシュで50元請求された。高っけぇ〜! ここから乗って来る人がいるのだろうと思っていたが、見事にゼロだった。天気のせいか? |
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10:04 司馬台ICを通過。古北水鎮行はここで降りる。 乗り換えたバスは快調。出発前で良かった。 |
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雨でも古北水鎮は賑わっているようだった。 |
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10:10 金山嶺ICで高速道路を降りた。 |
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10:17 金山嶺長城中門のエントリーへ到着。直行バスは早い! バスが着くと人が集まって来た。どの人もポンチョやカッパを手にしている。しかし、乗客8人では、、、 |
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入口に大きなレリーフがあった。力が入っている。 |
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中門に向って前進。 立派なインフォメーションセンター。 |
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案内板には日本語の説明もある。 |
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ビジーシーズンの今は入場料65元。 中門から入るとロープウィがある。片道40元、往復60元。 |
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インフォメーションセンターの中では、大画面でコマーシャルビデオを放映。今日は全く見えないぞ。 無料で立派なパンフレットが貰える。表示に大きく“秋”の字。山が色付く秋が最も売りのようだ。 |
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中門に向って前進。 インフォメーションセンターからはカートに乗ることも出来る。もちろん有料、10元。 |
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マイカーなら割と近くまで行ける。 |
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歩いても歩いても長城は見えない。 |
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この天気では土産物屋も上がったり。 |
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スーパー銭湯風ホテルの奥に中門が見えて来た。 |
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ここにも立派なレリーフ。 |
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10:48 中門まで来て、見張り台がやっと一つ見えた。 長城までは、ここから十数分。 |
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観光客は少なくて良かった。しかし、雨で霞み視界が悪い。足元も良くないので、今日の所はここまでにした。 バスツアーは簡単に行き先を変えられないだろう。そう考えると、他のメジャーな長城ほど混むことは無いのか?改めて確認に来よう。 |
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東直門外へ帰るバスは16:00発。まだ5時間近くある。高速道路の金山嶺ICまで歩き、以前乗った滦平から地鉄望京西站へ向うバスで帰ることにした。 金山嶺ICまで4km。 |
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長城に来て長城を見ず帰る。ハハハ! |
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11:10 東直門外へ行くバス停を通過。 |
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上り坂が続きキツイ。 |
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マイカー客を狙う沿線の食堂は閑古鳥。休日の雨はお互いツライね。 |
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この道は歩道が整備されていて嬉しい。 |
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東門へのエントリー。 上りはツライが、時間が有るので進んでみた。 |
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晴れていたらバックに長城が見えるのかも。 |
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お〜、朝のバス。中門にいないのでどこに行ったのかと思ったら、ここにいたか。 きっと、ここに運転手の休憩室があるのだろう。 |
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11:38 東門へ到着。エントリーから直ぐだった。 |
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ここも、長城までは暫く歩かなければならない。 ここへ来て、この長城の全貌が理解できた。攻略法は、朝、東門から入場し太陽を背に西へ進むことだろう。移動方法は、今日の直通バスではなく地鉄望京西站から滦平へ向う路線バスを金山嶺ICで下車することがベスト。 |
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改めて金山嶺ICへ向い、トンネルを通過。トンネルを出ると正面に橋が現れた。 |
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崖を見上げると、長城? |
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この橋、思った通りガラス張りだった。好きだね〜。 |
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通過してから振り返ると、なんだか変。 |
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繋がっていないのでは? |
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高速道路入口まで500m。 |
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この車は何のため? |
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立派なゲートだが無人。 |
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12:10 ICへ到着。その直前に、北京へ向うバスが追い越して行った。アレに乗りたい! バスはこの駐車場でUターン。走って追い駆け、追い付いたが、満席で乗れず。残念!天国から地獄へ突き落された感じ。 次のバスは1時間後。また満席かも知れない。そう考えると、確実な滦平から乗ることが良い。先ずは滦平へ行き、昼飯を食べて帰ることが良さそう。 |
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しかし、待てど暮らせど望京西からのバスが来ない。 ここまで歩いて来て、たっぷり汗を掻いた。それが体温を奪い寒い!早く来い! 14:30まで待っても乗れなかった場合は、金山嶺長城の中門まで戻る覚悟をした。 |
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そうこうするうちに、遠くに見晴らし台が見えて来た。 12:57 望京西からのバスが来た。停車し、ドアが開いたので一目散に駆け込んだ。すると、向こうで切符を買って来いと警備員が指を指して言った。その方向に行ってみたが、分からない。うろうろしていたら滦平からのバスが来た。待っていた人達がバスに近寄る。すると、北京公交の水色シャツを着て黒い大きながま口バッグを持った切符売りのオバちゃん登場。 要領が分からず出遅れたので、満席になってしまった。そこへさっきの警備員がやって来た。遅いので心配して来てくれたらしい。 |
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10元で滦平までの切符を買い、警備員と一緒にバスに乗り込んだ。 暖かい。天国。これで無事に帰れる筈。ホッとした。 金山嶺に着いたら、先ず切符売りのオバちゃんを探し、行き先を伝えておくことが鉄則。 |
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滦平は更に靄が濃い。風光明媚な景色は靄の中に。 |
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13:40 滦平公交総站へ到着。 親切な警備員に感謝! |
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さっそくバスターミナルを出て食堂へ向う。 |
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駅前の風景は去年から全く変わっていない。 |
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食堂も健在。 |
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下拵えをして並べてある鍋の中から、、、今回も豆腐をチョイス。 他の鍋も美味しそう。時間に余裕があれば、、、 |
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八角風味。とても美味しかった。ご飯とビール2本、〆て33元。大満足。 この手の店が北京では見つからない。かと言って、ここへ食べに来るには遠過ぎる。今回は思いもよらぬ形だったが、来れて良かった。オバちゃん達も覚えてくれてい嬉しかった。 |
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14:11 バスターミナルへ戻り、望京西行乗り場へ向った。 要領は分かっているので、ここでは迷うことが無い。 |
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恐らく14:30出発なので、まだ少々時間があるが、既に長い列。そして、この列は見る見るうちに伸びて行った。日曜日の午後、週末を田舎で過ごした人達が北京へ帰る時間になった様だ。 14:25 乗車が始まった。掘立小屋の出口で13元のチケットを買い、バスに乗り込んだら一卡通をカードリーダーに翳す。最後部の窓側席に座り、安堵。皇族の様子を見ていると、やはり大勢乗れなかった。早目に並んで良かった。 |
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安全検査は16:30まで。最終の17:00発が定員いっぱいになったら、早くても終わるのだろう。 満員のバスは金山嶺の駐車場をスキップした!乗れて良かったと、つくづく思う。 車窓に、密雲市街から古北水鎮へ向う路線バスのルートが見えた。今日は高速道路なので楽チン。 |
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16:52 地鉄望京西站へ到着。運賃は9.5元!南湖南路北口まで歩き966路で東直門へ向った。18:00アパート着。 【調査結果まとめ】 (1)往路 : 地鉄望京西站から滦平行バスに乗車し、金山嶺ICで下車すべし。 (2)金山嶺長城 : 早朝、東門から入場。太陽を背中に西へ向うべし。時期は、秋。 (3)復路 : 金山嶺ICジから一旦滦平まで行き、地方餐館で鍋を楽しみ早目にバス乗り場へ行くべし。 本日の歩行距離11.9km、18,505歩。上った階数7階。ハラハラ、ドキドキした〜!それにしても高い勉強代だった。 |