トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2021.4.4

 

ホーム    テーブル    マップ    カレンダー    北京    番外編

 

▼北京一卡通編 #6612

旅メモへ戻る

【旅日記】

2018.5.5(土)  三度目の正直。居庸関長城

6:20 アパートを出発。今週はとても悲しいことが起きた。出掛けることは躊躇ったが、じっとしていると気が滅入り辛くなるだけなので目的地を近場の居庸関に変え、八達嶺から歩くことにした。

 

東直門北から特44路へ乗車。朝早くにも関わらず、大勢が我先にと争う状態。徳勝門西で下車。

 

6:50徳勝門から877路に乗車。バス停に停車していたバスに乗り込むと直ぐに出発。このバスは八達嶺までノンストップ。

7:50 八達嶺に到着。バス内のアナウンスでは「70分」と言っていた。早朝で流れが良く平均より10分早く着いた。

 

早朝にも関わらず、ここも既に観光客が多い。

手荷物検査場での行列を心配したが、今日はその検査場が無かった。人が多い時の方が危ないと思うが。

私の心を映し出しているかのような重苦しい空だった。

大勢頑張っていた。

 

8:15 さあ、ここから居庸関まで11kmの散歩開始。ほぼ全線下りなので安心。結果はそうでもなかったが。

S216を進む。高速道路が出来る前はいつも渋滞していたが、今はそうでも無い。しかしこの道、歩道の無いことがネック。

8:56 水関長城に到着。マイカー客は帰りの渋滞を避け、手軽に登れるこの長城を選ぶ人も多い様子。

 

水関長城を越えると、暫くS216から離れる。交通量がグッと減り、歩き易くなる。しかし、そこは以前靴を壊した因縁の道。今日の靴は問題ない筈だが、2度断念している道なので少々心配。

石佛寺。相変わらず写真映えしない。

あの木が無ければ良いのだが。

岩山に彫られた五郎像。木に葉が付き、前回に比べ見難くなった。

長城が良く保修されている地区だが、崩壊が進んでいる所もある。

S216に戻った。正面に長城が見える。あと少しで居庸関。

 

長城観光を終えて次の目的地に向かうと思われるバスが、後ろからビュンビュン走って来るので恐ろしい。

崖崩れ注意の標識も。

10:08 居庸関が見えた。高速道路は渋滞。朝早く出発して良かった。

長城を見るといつも思うが、良くあの急峻な山に作ったものだ。

10:17 北関楼城に到着。いつ見ても立派。

天下第一雄関。通りすがりに良く見るが、地に足を付けて見たのは今回が初めて。。。だと思う。

居庸関には他にも色々な史跡がある。全部回ると丸一日では足りないかも。しかも、ここは他の長城に比べ傾斜がキツイ。

今朝もそうだったが、良く見るのは、この高速道路を走るバスの中から。今日は風景が違っていた。

10:39 居庸関を後に、帰路に着いた。今回は無事完歩。

 

ここまで来ると、八達嶺から長陵へ向う879路に加え、居庸関から沙河へ向かう昌20路のあることが分かった。しかし、バス停の場所が分からない。地図アプリでチェック。すると、30mほど手前を指した。ところが、バス停のサインは無い。良く見ると、サインは無いが、以前はサインが有った思われるポールが立っていた。恐らくここだろう思い、どちらでも良いので先に来たバスに乗ろうと待っていると、直ぐにバスが来た。昌20路だった。

879路なら終点の長陵まで行き、872路に乗り換えて帰ろうと思っていたが、昌20路に乗ったので終点の沙河で345快に乗ることにした。昌20路は地道を走るので遅い。そればかりか、途中のバス停で動かなくなった。どうしたのかと思ったら、運転手がカップラーメンを手に乗り込んで来た。目の前の商店で買って来たのだ。さすが!何でもあり。

 

本日の歩行距離18.7km29,412歩。上った階数13階。行ってみて良かった。

 

▼後日記−佛岩寺自然風景区へ向ったのだが、、、

20.8.15(土)曇

7:30 アパートを出発。目的地は、昌平区の佛岩寺自然風景区。

東直門北から特12路外環に乗車。徳勝門西で883路に乗り換え。

今週は土日とも雷雨の予報。それならば、覚悟を決めて決行。今日は山の中を相当歩くことになりそう。どんよりした空ではテンションが下がるが、気温も下がり動き易い。ラッキーだったかも。

883路は、想定通り8:00に発車。

9:35 前から読んでも、後ろから読んでも同じ、南口路口南で下車。ここで、10:00に南口西站を10:00に発車する昌12路に乗り換え。

 

バス停は反対車線。しかし、そこにはサインが一つ立っているだけで心もとない。300mほど先に次の南口東街バス停が見える。屋根付きで安心感があるので移動。

9:52 12路が近付いて来るのが見えた。

 

まだ10:00前。バス停に全く近寄って来ない。運転手が顔の前で手を横に振っている。この状況から、これから南口西站に向かい、10:00に発車して来るのだと思い、安心して見送った。

 

しかし、これが大間違い!待てど暮らせど、昌12路は姿を現さなかった!

12路は4/日のレア路線。次は14:00発。それに乗っていては、帰りが心配。このまま帰るか、目的地を変えるしかない。

 

考えた末、居庸関長城へ目的地を変えた。それにしても、4/日しか走っていないバスがあの様ではなぁ〜。南口路口南から佛岩寺自然風景区までは16.5km。もし帰りに乗れなかったら、必死に歩くしかない。覚悟して行こう。

 

10:41 居庸関が終点の昌20路がようやく来た。結局、南口東街で1時間待ち。疲れた。

昌平区のバスは相変わらずオンボロ。

11:01 居庸関長城へ到着。

 

20路は雲台の目の前に停車。

 

稜線には長城。

北関城楼へ向う。

 

インフォメーションセンターでパンフレットをゲット。

 

チケットはスマホで。

入場料40元。これは安い。

しかし、全長4kmの登城は完全自力。覚悟がいる。

土産物屋も開いているが、中には入れない。

店番の手から見えるスマホと商品ラインナップのギャップが笑える。

 

これなら晴れていれば良かった。

「天下第一雄関」と掲げるのは伊達じゃない。

 

翠屏湖。良い眺め。

雲台は元代1345年創建。上部に3つのラマ塔が立つ寺院だったが、明代に破壊。

内側に四天王像や6種の文字で経文刻まれている。素晴らしいレリーフだった。

11:24 バスの選択肢を増やすため、S216に架かる南関城楼を潜り居庸関村バス停に向かった。

879路と昌20路の2本待ち。早く来た昌20路で帰路に着いた。

 

今日は思わぬ事になったが、上手くリカバリーできて良かった。

佛岩寺自然風景区へは必ず再チャレンジしよう。

 

おまけ。昨夜のスペシャル味噌バターラーメン。サラダ、ソーセージ、半熟卵、ニンニク入り。中々美味かった!癖になりそう。

 

▼後日記−こんな良い所があったとは知らなかった

21.4.3(土) 晴

 

7:20 アパートを出発。目的地は、山桃、杏満開のニュースを見つけた居庸関花海。桟橋が2km以上続くとか。

 

久々に晴れた休日。しかも、昨日の雨で空が澄んだ。気持ち良く出発したが、清明節の3連休初日、徳勝門のバス停は人でごった返し、目指す919路慢車も乗車待ちの列が出来ており、先々が心配になった。

7:50 徳勝門を発車。空席が少し残っていたが、最初の馬甸橋でアッと言う間に満席。大勢立ち乗りの状態で京蔵高速に入った。

 

919路慢車は居庸関まで高速道路の出入りを繰り返す。高速道路に入ると渋滞。出るとバス停での鬩ぎ合い。ドア付近の人が邪魔で中々降りることができず。混雑したエレベーターでも、降りて通路を開ける人は少ないのでこの構図はあるある。

10:57 漸く居庸関長城へ到着。普段の倍の時間が掛かった。座っていてもクタクタ。立ち乗りだったらと思うとゾッとする。

降りてしまえば、久々の青空で気分が良い。

京蔵高速の料金所を歩いて通過。大らかだこと。

居庸関南東端の崖に建つ五号敵楼。

西の山の敵楼や烽火台も見事。

居庸関花海へ向うY916は大勢の人が先を行く。

この爺さんは相当あちこち回っている様子。肩には無線機まで。

長城を見上げながら前進。

 

反対側の山には階段。まさか、あそこまで登るのか?長城が見下ろせ眺めは良さそうだが、相当辛そう。

桟橋のイメージは横に続くものだったのだが、、、

11:09 ここでも渋滞。

 

中にはズルをするヤツがいる。中年のババアが多い。

11:40 渋滞通過。

 

原因は健康コードの確認。

 

並んでいる間に準備していたが、繋がらなかった。繋がらない場合はパラソルの下で記帳。

きっとそんな人が多かったのだろう。

京包線のトンネルを潜る。

2本目の線路の先に花海桟橋の入口があった。

 

予想に反し入場無料。

いきなり急な階段。

線路に下に長城。

線路脇に出た。

素晴らしい眺め。

 

線路脇には大勢の人が列車の通過を待っていた。

 

花は少し寂しい。

丁寧に列車の時刻表が張ってあった。

 

近くにいた係員に通過時刻を聞く人がいた。係員の答えは「12点」。あと13分。出来るだけ上の良いポジションを確保しようと先を急いだ。

撮影ポイントと思う所は既に大勢の人。

この方向から居庸関を見るのは初めて。

階段を上る、上る、上る。

 

11:59 新幹線型のディーゼル車が通過。

 

トンネルの先は居庸関站。更にその先は、青龍橋車站のスイッチバック。

上るにつれ景色が変わり、急な階段も然程苦にならない。

 

見上げて来た長城を見降ろすようになった。

所々にある展望台は、弁当を広げる輩が占拠。

 

この景色を眺めながら食べる弁当はさぞ美味い事だろう。

南東方向には、中国尊が見えた。

 

一度も市内を見通せたことが無い八達嶺の望京台からも見ただろうか?

12:23 下山開始。

下を潜って来た線路が遥か下。

長城の姿を楽しみながら急な階段を下って行く。

ここでドローンを飛ばすか。

こんな良い所があったとは知らなかった。

 

きっと紅葉シーズンも賑わうだろう。

名前ほど花の多くないのが少々残念。

12:46 あれ程混雑していた通行登録が、スムーズに流れており悔しい。

サイクリスト達よ、どこから来たの?

右の山に桟橋の展望台が見えた。良く登ったものだ。

919路慢車のバス停がある1号停車場でトイレ休憩。

聳え立つ南関城楼。正に“天下第一雄関”。

 

帰りに予定している昌20路のバス停は、この足元。

6号敵楼横に售票処があった。残念ながら、ここからバス停に行くには40元のチケットを買わなければならない。

200元の公園パスを買っていれば、通り抜け出来たのだが、、、あぁつくづく残念。

 

もう一度919路慢車に乗り、八達嶺辺りで乗り換えて帰ることも考えたが、もう一頑張り歩き昌20路で帰ることにした。

水門閘楼、六郎栓馬、から5号敵楼に続く長城を登る人は少なく穴場。

京蔵高速の下を潜り、S216 G6輔路を進んだ。

春だな〜。

大きな雲台。

青空で白さが際立つ。

何度見ても素晴らしいレリーフ。

13:17 20路のバス停に到着。心配したほどライバルは多くなく安堵。間も無く運転者がバスに乗り込み、シートベルトをする姿が見えた。

13:20 発車。終点の沙河まで田舎の風景を堪能。

しかし、思った以上に時間が掛かり、次の345路快車も京蔵高速で渋滞にハマり、アパートに着いたのは16:15。兎に角バスに乗っている時間が長い、非効率な一日だった。

 

本日の歩行距離11.9km19,133歩。上った階数70階。いつもとは違う居庸関長城に出会えて良かった。

【おまけ】

今週は色々な出来事があった。

 

3/29(月)-30(火) 鄭州へ出張。恐れていた事態が現実になり、夕食は3人で白酒2本。許して貰えず。

4/1(木) 入社40年を迎え職場の仲間がケーキで祝ってくれた。涙が出るほど感激。

夜は奮発して、北新橋の鈴木食堂で和風ハンバーグ。

 

鈴木食堂には居庸関長城から帰った後にも行った。宣武門に住む友人と夕食。彼のアパートに近い楊梅竹店。いつも人気だが、17:50にレジで聞くと、あっさり20:00と言われ断念。鈴木食堂は北新橋店が穴場のようだ。

4/2(金) 王氏居酒屋の老板と再会。北京焼肉で盛り上がる。

 

老板持参の白酒で造った梅酒で乾杯!

 

今週は良く食べて、良く飲んだ。



 

TOPに戻る
TOP