トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #23
【旅日記】
2017.7.22(土) 喇叭溝門原始森林公園への2度目の下見
今週は上海へ出張。水曜日の21時過ぎに空港へ到着。暑い中、物凄い列に並びタクシーでホテルへ。このタクシー、30kmで着く所を50kmも走りやがった!余分に走った分は勿論自前にさせた。上海は、ここ2週間ほど雨が降っていないそうだ。日中の気温は40℃を超える激暑。冷房が効いた車の中でも日光が当たると肌が焼けるように痛い。厳しい環境だった。金曜日17:55発便で北京に帰って来た。先週は朝の4:20に到着と凄まじかった。それよりは良かったが、今週も遅れ着陸が23:57だった。参った、参った。 それでも一つ良いことがあった。搭乗口で、座席を替えたと言われ、行ってみるとフラットになるカプセルシートだった。上海・北京間は近いので、機内食はハンバーガー1個のことが多いが、メインを選ぶことができるコース料理だった。残念なのは、こうとは知らず搭乗前に面を2杯も食べてお腹が一杯だったこと。到着は遅れたが快適な空の旅だった。ああ言う豪華な所に慣れると、エコノミークラスは苦痛だろう。 |
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7:20 アパートを出発。今週は睡眠もとった。しかし、ゆっくり寝ていられない。今回は一卡通で行ける北の極限に近い喇叭原始森林公園を目指した。最後のバスの始発点までは下見済なので安心。しかし、その先は非常に不安。先ずは東直門バスターミナルから916快で懐柔区の楊家園へ向かった。 |
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8:41 懐柔北大街のバス停は、慕田峪長城方面へ向かうバス待ち客と白タクドライバーが入り混じり相変わらず賑やかだった。目的の楊家園は1つ先。 |
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楊家園で下車し、H11路が発車する于家園へ徒歩で向かった。途中、煎餅の店を見つけたので覗いてみたら、食べたかったタイプだったので一つ頼んだ。5元。香菜の香りと味が良い。しかし、高くなったものだ。私にとってはインフレ率を知るバロメーターだ。 |
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9:00 歩きながらムシャムシャやり于家園のバス停へ向かった。切りの良い時間なので来るかもと思っていたら、やっぱり来た。慌てて小走りで進む。しかし、前方には長蛇の列が見える。案の定、満員で次のバスになった。20分待ち。曇り空で涼しかったのでへっちゃら。 |
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北行きのH11路は右座席から長城を狙うべし、、、の筈だったが、北行きは旧道を使っているため山伝いに走り良く見えない!本日の結論は、北行も南行きも左座席にするべし! |
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10:59 湯河口総站に到着。地図アプリによると、次に乗りたいH16路はここから11:15に出発する。良い時間だ。乗車口が2つある。右は于家園行きなので違う。恐らく、左側だろう。しかし、ここに書いてあるのは「溝門」の2文字だけ。しかし、他には見当たらないのでここに並んだ。 11:15 ダッシュボードに置く行き先が掛かれたプレートを持ったドライバーが来た。後ろに停まっていたバスに乗り込んだ。すると、乗れと手招きする。列に並んでいた人よりドライバーに付いて来たヤツが先に乗るわ、並んでいた列は後ろから乗り込み、最初に待っていた人は一番最後に乗ることになった。本当にメチャクチャ。これで良く暴動が起きないものだ。皆さんとても忍耐強い。 |
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湯河口を出発した時は天気予報通り曇りだったが、北へ進むと、曇りから小雨、そして本降りへと変わって行った。困ったな〜、雨具を持っていないんだよね〜。 このバス、行き先プレートは「湯河口⇔溝門」とし書かれていない。人が並んでいたのと、発車時間が地図アプリのH16路と同じだったので乗ったが心配。GPSで時々位置を確認しながら進んだ。どうやらルートは間違いない。良かった。しかし、行き先の「溝門」がどこなのかは今でも分からない。何せ、喇叭溝門も含め、この辺りには溝門がたくさんあるので。 |
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雨が強くなり、ワイパーのスピードが上がった。 |
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GPSによると、もう直ぐ到着だ。1分も外に立っていたらずぶ濡れ間違いなしだが降りるか?それとも降りずに終点まで行き、折り返して来るまで雨宿りでもして待つか? |
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12:09 喇叭溝門へ到着。下車した。決断のポイントは、バス停の前に避難所があったから。 |
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道路が高架で、下が駐車場になっていた。ラッキー! H16路なら、12:40に孫柵子を出発してここを通る筈。雨が上がらなければ、それまでこの辺をブラブラしよう。 |
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原始森林公園へはここを進むのか?しかし、この雨では身動きが取れない。それでも場所だけは確認しておこうと思い地図アプリを開いた。 そこで衝撃の事実が判明。バス停名が公園の名前と一緒だったし、地図で見ても公園の端っこだったので良いと思ったが、公園の中でも「風景区」で検索すると、ここからでは10km以上ある。バスでもっと先に進めば進むほど近くなる。このバスがH16路で、地図アプリ通り孫柵子まで行くなら、そこで下車すると徒歩2km強のようだ。 |
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川まで歩いてみると、遊歩道があった。生憎の雨で通ることは出来ない。道路下の濡れない所から風景を楽しんだ。ここまで来るとゴミは無く、とても素晴らしい風景だった。 |
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ここは湯河水庫。 |
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ちょっとした堰があった。う〜ん、残念だがこれ以上先には行けない。本日の観光距離は100mにも満たないかも。 |
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さあ、バスを待とう。この先の信号から進入して来る筈だ。 |
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12:40 来た!良かった!今日中に帰れる! 乗り込んだら、行きのドライバーだった。H16路ならもっと遅い筈。従って、溝門行きはH16路では無く、喇叭溝門から15分以内の場所でUターンして来たのだ。さあ、溝門はどこだ? もう一つ気になることは、喇叭溝門よりは近い所までバスで行けるが、風景区までは相当歩かなければならいだろう。と言うことは、風景区まで行くと日帰りは無理かも知れない。これを確かめるのは来年の初夏ぐらいかな? |
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道路標識によると、北京市内から134km。良く走って来た。 |
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風景区には行けなかったが、バスから見たこの森も人の手が入っていない原始の森ではないだろうか。十分堪能した。 |
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この辺りは、すれ違いも気を使うような山道を想像して来たが、こんな立派な道が続いてことにとても驚いた。 |
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13:25 湯河口総站に到着。ここまで来ると、小雨になった。まだ早いので近辺を散策することにした。 |
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国道沿いの湯河口湿地公園へ行ってみた。 |
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川を見渡すと、しゃがみこんで何かしている人がいた。 |
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魚だ!腸を出して洗い、木の枝に刺していたのだ。 |
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端を潜り、向こう側を見ると、上半身裸のオヤジが一人、川の中で何かやっている。 |
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網だ!さっきの魚は、このオヤジが獲ったものだ。 網は川幅いっぱいに仕掛けていた。一回の引き上げで、掛かった魚は一匹。それが多いのか少ないのか分からないが、あの枝の魚を獲るには相当頑張ったようだ。さて、あの魚、どうするのかな? |
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雨が強くなって来た。走ってバス停に戻り、クーラーの効いた待合室で于家園行きH11路の出発を待った。 |
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待合室の入り口に手書きの時刻表があった。溝門行きは7:45発から、45分から60分おきに、14:30発まで8本/日あることが分かった。次回の検討材料だ。 |
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帰りは南行きなので左座席に座った。そろそろ長城だ。それにしても立派な道路。 |
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出て来たのは右側!あれ〜。 |
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左側にも出て来た。しかし、観賞できる時間が予想よりも随分少なかった。 |
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15:30 于家園へ到着。渋滞で少し時間が掛かった。このまま朝の逆ルートで帰ると18:00前後。夕飯にはちょうど良い。しかし、今日は目ぼしい出来事がなかったのでそのまま帰るのは気が進まなかった。思い付いたのが、于家園からH21で九渡河へ行き、昌32路に乗り継ぎ、長陵を通り昌平西関で徳勝門行きに乗り継ぐルート。 しかし、H21路が中々来ない。地図アプリによると1時間/本ぐらい。詳しい発車時間は分からない。16:00を過ぎたが未だ来ない。昌32路は17:30発が最終の様だ。16:10まで待って来なかったら諦めようと決めて待っていたら、16:05に来た。躊躇なく乗ったが、昌32路への乗り継ぎに多少不安はあった。 |
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17:14 九渡河へ到着。良い感じで着いた。 |
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バスを待っていたら良い匂いが漂って来た。焼き上がる前にバスが来たら嫌だな〜と思いつつ、匂いの誘惑に負け、「2本」と言ったら「5本」からと言われ、5本食べることになった。 |
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嫌な予感は当たるもの。肉が割と大きく、焼くのに時間が掛かる。ヤバイ!焼き上がる前にバスが来た。しかし、ドアを開けず何か叫びながら行ってしまった。 そして、焼き上がる前に次のバスが来た。このバスは、ガソリンスタンドに入り給油を始めた。 |
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そこで焼き上がり無事食べることができた。5本で15元。現金先払いだから、前のバスなら、食べられなかったか超レアを食べることになったかのどちらか?どっちも嫌だ。 ロバ肉料理の店だからロバかと思ったが羊だった。2本で十分と思ったが、美味かったので5本でも物足りなかった。 |
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最近は大型バイクが多くなった。豊かさを感じる。 |
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17:34 鉄壁銀山からの昌31路で学習した昌32路にこれ程早く乗れるとは思わなかった。それにしても、乗れて良かった。 |
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恐らく急坂路が続くだろうと予想した。ズバリ正解だった。スタートは美しい風景だったが、直ぐに険しい山道になった。 瑠璃色の屋根が見えて来た。長陵だろう。門前を通過すると思いカメラを構えていたが、違っておりシャッターチャンスを逃してしまった。 |
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桃だ。これは変わっていない。昔もこの辺りで同じように売っていた。 |
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十三陵水庫。ゴルフ場から良く見たが、あそこはもう営業していないそうだ。 |
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7:00-19:00は色々通行規制がある。中段の左側は鹿?家畜じゃないよな。 |
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十三陵の神路を通過。 |
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懐かしい。この道は昔と変わらない。 |
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18:27 昌平西関へ到着。ここには、徳勝門西へ行く883路があった。 |
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883路を馬甸橋南で下車。300路快内に乗り継ぎ、亮馬橋で下車。 300路は、20年前に厚さ5cmもある重いノートパソコンを持って良く使った路線。あの頃は快車も2階建てもなかった。もちろん一卡通も無く、いつもニコニコ現金払い。しかし車掌に笑顔は無い。街の景色も随分変わったな〜。あと20年したらどうなっているだろう? |
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20:00 夕飯を食べに行った。今日は前から決めていたラーメン荘のマシライス。ガスのトラブルでスープができずラーメンは中止されていたが、これは問題なかった。小瓶の麒麟ビールを付けて、57元。ラーメンは美味いが、これも美味かった! 本日の歩行距離8.4km、11,908歩。上った階数4階。今日はバスに徹したが、思った以上に歩いていた。 |