トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #52
【旅日記】
2018.3.11(日) 老象峰は冬季閉鎖中だった
今週は成都へ出張した。2晩続けて火鍋で、嬉しいやら悲しいやら。最後の晩は和幸のとんかつでホッと一息。日中は気温が20℃を超え、街に賑わいが戻って来たようだった。外に出ると、菜の花の鮮やかな黄色が眩しい。東日本大震災から7年。震災直後に成都へ来た時も一面菜の花畑だった。菜の花を見ると震災を思い出す。 6:40 老象峰景区へ向けてアパートを出発。事前調査で852路に東直門から平谷までノンストップの快車が出来たことを知り、それにも興味が湧き7:00の始発を狙った。直ぐに見つけられなかったら852路に乗ろうと思いバスに近付いた所で、今まで見たことの無いサインを発見。時間通りバスが来た。ところが、ゲートに鍵が掛かったままで真面目に並んでいた人が動けない。私はゲートの外をスライドして待っていたので難を逃れた。それまで行儀良く並んでいた彼らだったが、間髪入れず柵を乗り越えて乗り込んで来た。さすが。 |
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8:04 平谷世紀広場へ到着。確かにノンストップで早かった。これが地図ソフトの選んだ第1案だったが、老象山景区へ行くなら852路の方が早かった。なぜならば、道路の反対側で乗った平20路が852路と同じルートを暫く逆に進んだから。 |
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8:47 小峪子へ到着。ここからは徒歩。售票処まで2.3km。 |
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村の中は老人ばかり。日曜の早朝だから? |
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案内板が全くないので地図アプリを頼りに進んだ。 |
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漸く老象峰景区の文字が見えた。それにしてもこの電線、有り得ない。 |
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桃畑に沿い緩やかな登り坂を淡々と進む。桃の花が咲く頃は、さぞ華やかな事だろう。 |
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検問?ここには誰もいなかった。しかし、通過したらスピーカーから防火注意の大きなアナウンスが流れて来てビックリした。それにしても嫌な予感。 |
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こんな所までリゾート開発の波が。 |
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9:19 老象峰景区入口へ到着。 |
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目指す老象峰は3km先。 |
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急に勾配がきつくなった。象が目的だからか、どの山も動物に見える。左の山はコアラそっくり。 |
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アイヤー!ロープが張ってある。 |
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11/1から3/31まで冬季閉鎖。参ったな〜。 |
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それでも先に進んでみた。全く人影無く、お咎め無し。 |
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しかし、售票処の先の検票処でゲートが閉まっていた。ゲートまで行ってみると、ご丁寧に鋭い棘だらけの枝が沢山ゲートに巻き付けてあり侵入者の行く手を阻んでいた。おまけに、小屋の中の電話が鳴り始めた。誰かに監視されている様で薄気味悪い。残念だがここで断念。 |
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いつかこの目で見てみたい。 |
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帰りは別の道にした。馬糞の臭いが漂っていたので注意していたら、ロバだった。桃畑で働いているのかな? |
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小峪子バス停の直前で、目の前をバスが横切って行った。バスの後姿を見ていたら、バスの影がだんだん大きくなって来た。目の前を通過したのは、平20路では無く平34路だった。平34路は平谷客運総站と玻璃台間を走っている。玻璃=ガラス→ガラスの桟道?名前に惹かれる。近付いて来たバスも平34路だった。老象峰は残念だったので取り返したい思いもあり、玻璃台へ行ってみることにした。 バスは坂を上りどんどん山の中へ向った。大きなダム湖があった。夏は賑わうことだろう。 |
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更に山の中の2つ目のダム湖は、まだガチガチに氷っていた。 |
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11:20 玻璃台へ到着。更に先に進み石林峡を通り平谷市街へ行く平38路もここが始発点だった。 |
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「中国玻璃台」の大きな看板。ガラスの桟道はどこ? |
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辺りを見回しながら進んでみるが、それらしい所は無い。 |
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玻璃台景区の門前で中年ライダーの集団に遭遇。羨ましい。 |
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景区の門を進むと、明長城の狼煙台が見えた。この場所の売りは、この明長城だった。 少し進んでみたが、余りに急な坂に怖気付きUターン。休みがもう一日ある土曜日だったら行ってみたかも。 |
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11:48 バス停に戻ると、今にも発車するぞと言わんばかりにバスが止っており、地元民らしき年寄達が待っていた。乗り遅れない様に走り寄ったが、一向に発車しない。12:30を過ぎた所で、地図アプリで司食べてみた。すると、この路線は一日4本で、次の発車時刻は13:00と言うことが分かった。小峪子で2台も見し、車庫に沢山停まっているので、頻繁に走っているものだと思い調べもせず待っていて大失敗だった。しかも、13:00も間違いで、13:30に発車した。この時間は、到着した時に老人軍団がドライバーから聞いていた時間。あの時は、老人の都合の良い時間から聞いたものだと思ったが、それが一番早い発車時刻だったとは。。。待つ間に近くの高台に登ったが、2時間あることが初めから分かっていたら、あの急坂を上って長城へ行っていただろう。しかし、寒かったな〜。 周遊に心を動かされた平38路は更に少なく一日2本だった。次の発車は16:00だったので敢え無く断念。 |
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帰路は官庄路口で852路に乗り換え。待ち時間はゼロだったが満員。そのまま高速道路を走り、三元橋で下車するまで1時間以上、隣の牛たちと同じように立ち乗り。辛かった。それよりも事故が無くて良かった。 本日の歩行距離16.8km、22,061歩。上った階数29階。桃の花が咲く頃、もう一度行ってみよう。 |