トコトコ中国バスの旅 |
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【旅日記】
2017.5.7(日) 豆腐宴の柳溝村へ
5/4の黄砂が嘘のような青空。夕方から成都に行っていたので知らなかったが、5/5は非常風が強く北京市内は砂嵐で大変だったそうだ。ちょっと外を歩いただけで、うがいをしたら砂の塊が口から出てきたほどだったらしい。成都の行きは飛行機が遅れた、帰りは予定の飛行機がキャンセルでこれまた遅れたが、北京を脱出していて良かった。 |
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今回は、今年1月に赴任された石橋さんを誘い延慶区井荘鎮柳溝村を目指す。目的は豆腐ばかりの豆腐宴。 8:00に徳勝門集合にしたので、余裕を持って7:15にアパートを出発し7イレブン1号店前の東直門内バス停へ。 |
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先ずは635路に乗車。徳勝門はこれ一本で到着。 |
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2分と待たずバスが来た。 東直門内大街を西に向かい鼓楼で右折。日中は混雑するこの道も早朝はガラガラ。 |
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7:40 徳勝門南站で下車。 鼓楼から徳勝門までの道は相変わらず狭い。風情があるこういう道も残しておいて欲しいものだ。 |
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徳勝門はとても立派。八達嶺長城や明十三陵行きバスはこの周辺から出発するものが多い。しかも頻繁に出発しているので使い勝手が良い。 |
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7:46 門の北側に回り、既に到着されていた石橋さんと合流。 919快は北側から、慢は南側から出発。間違えると困ったことになる。 |
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既に人が乗り込んでいた先頭のバスはスルーし、席が自由に選べる2台目に乗車。北上している時は暑いが、長城が良く見える右側を選んだ。 7:55 所々空席がある状態で出発。 |
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このバスも無料Wi-Fi完備。大したもんだ。 |
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8:38 居庸関が見えて来た。何度見ても長城は良いものだ。あまり登りたくはないけれど。 初めて来た人は、高速道路から見えるこの景色にとても驚くことだろう。 |
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まだ朝早いが既に沢山の人が登っていた。 |
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いつも思うが、こんな所に良く作ったものだ。作らされた人は大変な重労働だっただろう。 |
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9:07 乗り換え。地図アプリは次のバス停での乗り換えを指示していたが、目的のY08路の看板が見えたので早い方が席取に有利と考えここにした。 一卡通はこう言う点でも便利。しかし、行き帰りで値段が違ってくることが良くある。今回は、919の行きは7.5元、帰りは8元。Y08はどちらも1.5元。635も各1元。交通費の合計は20.5元、安い! |
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これも順調。地方路線なので暫く待つことを覚悟していたが、待ち時間はたったの1分だった。 |
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20分もすると広大な農村。所々集落が現れる。 |
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9:50 柳溝村へ到着。早く着いた。 この村、一帯が豆腐料理の店ばかり。立て看板の、05、15・・・は全部豆腐料理の店。こんな看板が至る所にある。いったい何店あるのだろう? |
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まだ早いので村の中を散策。門に「柳溝鳳凰古城」と書いてあった。明、清時代に総兵府があったそうだ。 |
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少し進んだら隍廟があった。 |
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修復作業中。文物登記されたのが2013年、随分放置されていたようだ。 |
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おっと、これは、、、新しそうだけど、、、 |
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これも長城なんだ、驚いた。きっとレンガの奥の土塁の様な所が長城なんだろう。 それにしても、最近この看板を良く見る。長城ハンターのようだ。 |
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これは帰り際に見つけた地図だが、確かにこの村の北東から南西に長城マークがある。南西は八達嶺に通じている。 |
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更に進むと、また長城らしきものが現れた。 |
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やっぱりそうだ。しかし、ここには壁や階段など全く無い。 |
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中腹に展望台が見えたので登ってみた。 |
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見渡す限り農地。広い。 |
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ここも北京市。 |
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マラソン大会をやっていた。ここは山の上の給水場。皆さん、紙コップのポイ捨てはありませんでした。立派、立派。しかし、コップを捨ててくれと渡してくるオバちゃんランナーには参った。 |
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大きな溝。村には柳が多く、綿が沢山飛んでいた。これらが村名の由来か? |
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村に戻って来た。この石積みの壁は古そう。 |
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さて、豆腐宴。ここに見えるのは全部豆腐料理屋。 |
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それにしても凄い数。 |
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11:10 去年飛び込んで美味しかったバス停近くの25番に決めた。 |
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来た来た、凄い量!鍋が4つに、小皿は一体いくつ?2人には多過ぎるが、セットメニューなので仕方ない。 どれもこれも農家の素朴な味付けで、ちょっと濃い目だが美味しい。特に、真ん中の「火盆鍋」が美味しい。 食べ始めた時にはガラガラだった店内も、12時が近づくにつれ賑やかになって行った。 |
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料理は100元、ビールが6元/本。 3人まではこのセット。4人以上は30元/人になるそうだ。 |
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帰りのY08は暫く待ったが無事座ることもでき、居眠りしながら帰路に着いた。 15:25 Y08から919快に乗り継ぎ徳勝門へ到着。635に乗り継ぎ、東直門内で下車。石橋さんとはここでお別れ。 目的の豆腐宴は堪能。更に長城も。良い一日でした。 |
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▼後日記−豆腐御殿に吃驚仰天 |
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‘19.5.25(土) 酷暑 久々に柳溝村の豆腐宴へ出掛けた。一年振りぐらいかと思ったが、丸二年経っておりビックリ。時の流れは速い。 友人たちと8:30に徳勝門で集合。1本目の919快は快調だったが、2本目のY8路への接続が悪く。司家営で40分待ち。1時間に1本、1区前が始発点で00分に発車することが分かった。覚えておこう。 |
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11:45 柳溝村へ到着。想定外の遅着だったので食堂へ直行。相変わらず、どこもかしこも食堂だらけ。客引きも多い。しかし、味を知っている前回の食堂が安心。写真でNo.を確認し探すと建物が全く違う。ところが、名前が同じ。状況が良く飲み込めないが、店内へ入ろうとしたその時、ニコニコしたお兄ちゃんと目が合った。一瞬沈黙。思い出した、この店に間違いない。店の兄ちゃんだ。覚えてくれていたんだ、感激! 店内に入ると、前回食べた四合院作りの中庭部分は面影があった。案内してくれたオバちゃんも見覚えがある。豆腐宴一本勝負でここまで大きくなるとは立派。 |
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相変わらず品数豊富。味も変わらず。中心の火盆鍋は特に美味しい。値段は少し上がり、2人100元、3人は40元/人、4人は35元/人。ビールを7本飲んで、合計180元は安い! 12:10、市内へ向うバスが店の前を通過した。朝学習した1時間/本から、次のバスは13:10頃と読み、お兄ちゃんと写真が撮りたく、少し早い13:05に店を出た。ところが、店の前にお兄ちゃんがいない。辺りを見回していたら、バスが見えたので写真は断念してバス停へ走った。バスにはギリギリ乗れたが、写真が心残り。また行こう。 延慶南菜園で919に乗り換え。八達嶺へ案内する約束をしていたが、歯医者へ行くことになったので八達嶺のバスターミナルで解散。行き方は伝えたが、少々心配。1時間ほどして連絡すると頂上に着いたとの返事で安心。それどころか、帰りは列車で青龍橋のスイッチバックを楽しんで帰ったそうだ。やるね〜。 |
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歯医者には45分遅刻。途中で30分ほど遅れると電話を入れたが更に15分オーバー。それでも快く診察してくれ、やはり抜歯+インプラントを強力に勧められた。こっちは「抜きたくない」の繰り返し。 結局、クリーニングで様子を見ることになり、早速治療開始。ウィーン、ウィーンと磨かれ、時々痛みが走った。何回かに分けて遣る様な説明だったが、全部磨いたので終わったのかと思ったら、治療はあと3回あるとのこと。 インプラントは物によって値段が随分違うと具体的な金額で説明してくれたが、クリーニングは金額説明なしにスタート。レジで『8,000元ですが、割引して7,840元です』と言われ、ビックリ仰天。 |
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▼後日記−豆腐宴で送別会 |
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’19.12.7(土) 石橋さんが任期満了で帰国する事になった。はや3年、早いものだ。そこで、豆腐宴で送別会を行った。 8:15 徳勝門の919快乗り場で集合。少し前に着いたが、石橋さんは既に到着していた。もう一人の参加者、徳永さんに連絡すると「919の前にいる」とのこと。慢車のバス停だ。「徳勝門の北西」と伝えておくべきだった。 8:20 徳勝門を出発。順調に進んだが、水関長城の先の上り坂で渋滞。原因は、バスを含めた4台の玉突き事故。 9:50 延慶南菜園で下車。先ずはトイレで用を足し、Y8路の到着を待った。10:05頃来るだろうと予想していたのだが、来ない。地図アプリでは、60分間隔、ラッシュ時は30分間隔とのことだが、1時間待っても来ない。 |
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結局、2時間15分待った所でバスを諦め、タクシーで向かった。 12:34 柳溝村へ到着。タクシーは早い。20分で着いた。雪景色を眺めながら15.3km、38元。 一目散に25号へ向った。 |
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いつものオバちゃんに人数を伝えテーブルに着くと、直ぐに暖かい豆乳が入ったポットが出て来た。それを飲んでいれば健康的だが、送別会としては寂しい。勝手知ったる店、冷蔵庫を開けてビールを3本取り出す。 早速乾杯。その間に料理がどんどん運ばれて来る。 品数豊富なのは相変わらず。冬だからだろう、鍋が増えていた。どれもこれも美味い! |
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一押しは中心の火盆鍋。冷えた身体、空になった胃に沁み渡る。 昼間だが、送別会に相応しく白酒も登場。 客の回転が速く、周りのテーブルは2巡、3巡して行く中、我らは腰を落ち着け食べまくっていると、あれ程待って来なかったY8路が店の外を走り去って行った。どう言うこと? |
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最後に、顔馴染みになったお兄ちゃんと記念撮影。彼は今回も我らを覚えてくれていた。嬉しいねぇ〜。 彼がオーナーで、オーダーを取ってくれるオバちゃんが彼の奥さんだろうか? ビール4本、白酒小瓶2本飲んで、179元。バスを待った2時間を忘れるほど満足。 料理の値段に変化があった。2人100元、3人120元は変わらず。4人目以降は5元値上がりし、40元/人になっていた。なるほど、それなら頷ける。 |
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25号を出て、農民の営む屋台を冷やかしながらブラブラしていると、バスが通過してから1時間近くになった。ダメ元でバスを待っていると、来た!しかし、乗り込むと運転手が「延慶に行くなら向こう」と、反対方向のバス停を指して言うので、その言葉に従った。暫くするとバスが来た。さっきの運転手だ。通行止めで一部区間の運転になっているのだろうか?終点の艾官営で別のバスに乗り換えることを予想したが、他の乗客を見ていると艾官営で降りる様子の無い人ばかり。運転手も何も言わないので我らも乗り続けた。すると、何と919快に乗り換えられる川北小区南門まで行った!発着点が変わったなら、バス停に分かるようにしておいて欲しい!地図アプリの更新も。 17:32 帰って来た北京の空に、龍が昇っていた。石橋さん、来年は畑違いの仕事をされると聞きましたがきっと良い事がありますよ。3年間お疲れ様でした! |
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▼前日記−想像を遥かに越えた柳溝村の豆腐宴 |
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’16.9.24(土) 晴 小澤さんに声を掛けると、直ぐにOKの返事。コミュニケ雑誌の記事を頼りに出発。同じコラムに乗っていた石林峡へのアクセスが記事通りだったので安心感はあるが、延慶区でのY08路への乗り換えは心配。 11:19 そんな心配を他所に、至って順調に柳溝村へ到着。 |
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良い時間になったので、早速店を物色。 何処へ行っても豆腐宴だらけで迷う。ネット評価を見て最初に声を掛けた店は、団体客相手で断られた。 バス停方向に戻り、外観が派手な25号に決めた。 |
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もちろん豆腐宴をオーダー。 出るわ出るわ、どんどん出て来る。 |
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最終的に、この量! しかも、美味い!特に、中央の火盆鍋は絶品。一日掛けて食べに来る価値あり。 |