トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #55
【旅日記】
2018.3.24(土) 急遽琉璃渠へ
今週は成都・広州へ出張した。広州の白雲空港で自販機に眼が止った。出前一丁のパッケージを遠目に見て、「こんな所でインスタントラーメンが売れるのか?どうやって作るの?」と思いながら近寄った。良く見ると、中身はラーメンではなくポテトチップ。隣にはカラムーチョ味。一番奥はカップヌードル味。出前一丁味に興味をそそられた。どんな感じなのだろうか?どれも9.9元。しかし、残念なことにキャッシュでは買えなかった。 成都では、きのこ鍋のクーポン券が買えず、一緒に食べたメンバーに買って貰いキャッシュで買い取った。そろそろスマホ決済に参加すべきかも。 |
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6:35 門頭溝区の将軍洞を目指してアパートを出発。空には春の霞がかかり、太陽もぼんやりしていた。 東直門内で612路の始発に乗車。展覧路で快速公交4線に乗り換え、金安橋で下車。 |
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金安橋西で948路を待った。しかし、待てど暮らせどやって来ない。こう来ないと、帰りの事が心配になる。1時間待って諦めた。 8:50 千軍台行きの929路に乗車。この路線には行ってみたい所が2ヵ所ある。乗ってからも考えていたが、シートバックが壊れていたことが決め手で、近い琉璃渠を選んだ。もう一方は、終点の千軍台。千軍台は以前一度トライしているが、バスの行き先表示とは裏腹に、そこまで行くバスが無かったため着かなかった。このバスはどうだっただろう? |
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9:23 琉璃渠へ到着。この村は、清乾隆年間に北京琉璃廠が移転されたことによって出来た。そして琉璃は今も作り続けられている。 |
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ほら、九龍壁が、、、 琉璃とは中国古代のガラスの呼び方。詳しくはこちら |
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まるで観光地の様に村の紹介に力が入ってる。 |
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三官閣過街楼を目指し村の中を進む。 |
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小学校は立派な琉璃の門。 |
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どんどん進んだら、人家に突き当たった!村の中にも沢山案内板があるが、今一つ分かり辛い。 |
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立派な門の奥には数軒の民家があった。 |
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9:54 村の中を彷徨い、漸く三官閣過街楼を発見。 バスを降りて目の前に現れた立派な門がメインストリートの入り口だと思って進んだが、メインストリートは50mほど南の、この道だった。 |
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三官閣過街楼は、清乾隆二十一年(1756年)に建築が始まった。京西運炭古道上の城楼。現在北京で一番保存状態の良い過街楼。 |
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村の中の関帝廟。ここも美しい。 |
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もちろん中も。 |
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西山古道を目指して更に西へ進んだ。 サインがあるので安心して歩いて行ったら、またも人家で行き止まりになった!折角ここまでやっているなら、分岐点には設置して欲しい。 |
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橋が出来ないので川に板を渡したの?おおらかだこと。 |
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本物の踏切には見張りが10人ぐらいいた。この路線、いったい何人で運営しているの? ここには竿が降りて来る遮断機は無い。その代わり、電動で頑丈な門が左右にスライドする。竿では止らないからか? |
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今朝、高知県の修学旅行の高校生が上海で列車の正面衝突事故に遭ってから丁度30年になったニュースを見た。忘れていたが、当時は大きなニュースになった。偶然線路を渡ることになり、改めて思い出した。 |
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北京方面の遠くに列車の影が見えた。 |
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豊台区と河北省沙城を結ぶこの路線は、全長105km。1952年に工事が始まり、1955年6月に開通。今も頻繁に人や物資を運んでいた。 |
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登りがキツクなって来た。 |
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ここにも地図があるが、肝心の現在位置が分からない。 |
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下りの向こうに九十九折や展望台が見える。ここで下るのは勘弁して欲しい。 |
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門が見えた。售票処?いやいや廃墟でした。元は售票処だった様子。 |
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10:43 峠の頂上で、ぐり石路になった。ここが西山古道?案内板は、まだ先を指しているが??? |
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地図アプリで現在位置を確認。このまま進んでも帰れることが分かったので直進した。 |
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先週の土曜日は雪が降ったが、今日は既に15℃。最高気温は23℃の予想。山がピンクに色付き始めていた。ジャンパーの下は半袖シャツで来て良かった。アパートを出た時には少し寒かったが、半袖で歩いていても汗を掻いたほどだった。 |
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11:02 西山古道へ到着。地図に書いてある場所よりも随分先だった。しかも、ゴミだらけの獣道で、ここは歩く気にならない。 |
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西山古道を横目に進んだ。 |
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ワンワンワン!と勢い良く吠えられた。しかも放し飼いなので、近寄って威嚇して来る。ちっこいが、良く働く番犬だ。君たちの守っている蜂箱には手を出さないから、勘弁してくれ〜! |
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アッと言う間に古道終了。千年の古道が、現代人によってコンクリートで固められている姿にはガッカリ。 |
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トンネルの上に見覚えのある風景を発見。去年行った京西古道の峠の頂上で別料金になっていたガラスの橋に違いない。 |
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ガードレールに線路を使うとは、恐るべし! |
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門頭溝嬉水湾。暖かく、バーベキューには絶好の日和。皆さんマイカーで押し寄せている。一昔前には考えられなかった光景。 |
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11:45 予想していた京西古道入口の大きな看板がある石担路からの分岐路へ出た。逆ルートだったが、ここから京西古道へ行ってみたいと思っていた場所だったので良かった。 200mほどでバス停へ到着。バスは直ぐに来た。朝と同じ929路だ。しかし、席が無い様だ。スルーし、後ろに停まった890路に乗った。このバスは北京西站行き。西三環路で300快へ乗り継ぎたいので、乗り換えが無くなり丁度良かった。 |
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13:00 西三環路に出て最初のバス停、六里橋北里で下車。陸橋に上ると、三環路が大渋滞していた。地下鉄まで歩くのも面倒なので、予定通り300快を待った。 300快は直ぐに来たが、渋滞が厄介。 |
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ノロノロ進む。中央電視塔足元の玉淵潭公園で桜まつりが始まっていた。そう言えば、ここは北京市内の桜の名所だった。桜まつりも30回目。 玉淵潭公園を越えた所で渋滞は解消。それでも、北三環路の静安庄へ着いた時には2時を回っていた。 |
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先週から気になっていた醤油ラーメンを食べに、またもすき家へ。結論、すき家は牛の店であり、牛で勝負すべきである。しかし、好評価を聞いたカツカレーは食べてみたい。次回チャレンジしよう。 本日の歩行距離13.1km、18,864歩。上った階数29階。スタートで躓いたが、しっかり取り返した。 |