トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #49
【旅日記】
2018.2.10(土) 龍慶峡の氷祭りへ
7:20 エレベータに乗る前にウォームパンツの穿き忘れに気付き装備を整えて改めて出発。何せ今日の目的地は、龍慶峡の氷祭りなので防寒装備を忘れる訳にはいかない。 東直門北から44路に乗車。徳勝門西で下車し、919快に乗り換え。快晴で長城が良く見えた。 |
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9:14 川北小区南門で下車。到着直前、次に乗る予定のY43路が車庫から出て走り去って行った。事前調査では20分間隔で発車しているとのことだが残念。しかし、バスは大回りして来るので、最寄りの延慶電信局バス停まで急いで行けば間に合うかも。 |
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9:20 微かな期待が適い間に合った! |
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高速道路から、龍慶峡方面の山に白い筋が見えた。滝?北京オリンピックのジュンプ台?など思いを巡らせて来たら、スキー場だった。しかし、スキーヤーは見えない。雪不足か?気温は-5℃と寒いが、スキー場以外には全く雪が無い。北京オリンピックの雪の競技はどこでやるのだろう? |
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9:43 龍慶峡で下車。ここからは徒歩1.5km。 |
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龍慶峡へ向かう交差点。テンションが上がる。 |
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ここでも戦争の爪痕の地下道に出会った。 |
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龍慶峡を目的地にした理由の一つは、オリンピックムードを味わうこと。昨日始まった「平昌オリンピックおめでとう」ぐらいあるのを期待したが、全く無くガッカリ。 |
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延慶区のホットスポット看板。メジャーなところを行き尽くしているが、「恐竜の足跡」があるとは知らなかった。是非今度行ってみよう。 |
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氷祭りの会場は南門の直ぐ先。「龍」を味わうには相当歩かなければならないようだ。 |
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入口へ向う歩行街。春節が近く帰省してしまったのか、ゴーストタウンだった。これで少しテンションが下がった。 |
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この氷祭には、15年ほど前に一度来たことがある。今年は32回目なので17回頃か?当時の会場はサーカステントの様な所に電燈を仕込んだ氷の作り物が展示してあり、綺麗だったことと強烈に寒かったことを覚えている。 |
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10:17 南門へ到着。バスを降りる前に、財布へ現金を補充し忘れたことに気付いた。昨夜、成都からの帰り道に寄った店で100元札が1枚になるまで使ったのだった。事前調査では、入場料は40元。昼食のラーメンが50元なので極めてペラペラになる。一卡通が手元に有れば帰れるので現金は0になっても良いが、、、などと考えつつ售票処で料金を確認すると、何と100元! 明日は日曜日だが出勤。従って、龍を味わう気持ちは起きない。氷の作り物はさっき見た。と、どんどんテンションが下がって行き、ここでUターン。 |
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ボブスレーがあるようだ。面白そう。しかし、一人ではしょうがない。 |
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世界地質公園のモニュメント。意味は分からないが、数少ない記念に。 |
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ダム湖はガッチリ氷っている。 |
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氷祭りの会場は、左側の建物の後か? |
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往路とは別の道でバス停を目指した。途中、豚のけたたましい鳴き声が聞こえた。見ると、養豚場。そこにオヤジ達が群がっている。 |
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黒豚が絞められていた。あの鳴き声を聞き、これを見るのはやるせないが、豚肉が食べられなくなったらどれだけ困ることだろう。そう、一昨日の晩、成都・伊勢丹の和幸で食べたとんかつの美味しかったこと。 |
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「→古城」の道路標識に釣られて、養豚場の北側の路地から村に入った。 暫く歩いた所で、タイムスリップして来たような老人と馬に出会った。パカッパカッっと、ゆったり通り過ぎて行った。 |
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いくら歩いても、古城を思わせる風景が出て来ない。それどころか、標識も無い。あるのは、とうもろこしと飯屋ばかり。春節のせいか寒さのせいか分からないが、ここも人が少なく静まり返っている。 もう少し進んだ所で流石に心配になり、地図アプリで位置をチェック。案の定、この村のメインストリートらしき所を随分行き過ぎていた。 |
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メインストリートまで戻った。さっきの道とは違い落ち着いた佇まい。 |
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モラルやルールが壁に描かれていた。画風が古臭いが、いつ書かれたもの? |
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藁と石を練り込んだ土と煉瓦の壁に歴史が刻み込まれた門。これがこの古城の原風景? |
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古城=壁に囲まれた古い街的なイメージで入ったが、全く外れた。 |
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11:02 Y43路の延慶古城バス停へ到着。龍慶峡の一つ先。20分間隔のバスが、30分待っても来ない。待ち切れなくなったおばあさんが、道路の中央で仁王立ち。睨みつけてもバスは来ない。面白いのは、普段クラクションの煩いクルマ達が、ここでは何事も無いように反対車線を走り抜けて行く。 後ろに見える羊の群れ、この後、道路を横断した。クルマの往来が途切れた一瞬に、一糸乱れず渡り切った。羊飼いの腕が良いのだろう。それは見事なものだった。 反対方向は2本通過。気温は-3℃だが、体感-11℃。風が強く辛い。35分経って漸く来た。延慶電信局で下車すると、直ぐ後ろに同じY43路がいた。何かトラブルがあったようだ。 |
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川北小区南門で919快に乗車。延慶区へ来る度に真っ白な塔が気になる。この塔、捩じり上げるデザインが施されている。想像するのはオリンピックの聖火台だが、一体何だろう? 多少渋滞はあったが、トラブル無く馬甸橋南へ到着。特8路に乗り換え、亮馬橋へ向った。 |
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遅い昼食はラーメン荘。今日はビール小瓶のサービスがあったので財布をスッカラカンにする訳には行かなかった。その甲斐あって、美味しいラーメンとビールで満足した。 本日の歩行距離18km、23,234歩。上った階数14階。ラーメンを食べた後で、ペラペラの財布を持って買い物に行った。龍慶峡でサボった分、市内で頑張った。 さあ、恐竜の足跡に向けて次の調査だ。 |