トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2017.12.23

 

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▼北京一卡通編 #42

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【旅日記】

2017.12.23(土)  壁画が素晴らしい下花園龍王廟

オーバーフェンダーにGTウイング。室内にはロールゲージ。今日はランボルギーニが2台で走っていたが、最近の北京にはこんなクルマもいる。しかし、持っているパワーのうちのどれだけを使うのだろうか?

5:40 出発。久々の5時台。理由は3本目のバスが2時間に1本で、2本目が8:00に出発するため。本日の目的地は延慶区下花園村龍王廟。ここには、北京地区で発見された中で最も完全な龍王廟の壁画がある。

 

東直門北から特44路に乗車。徳勝門西で下車し、919快に乗り換え。

 

八達嶺を越え、高速道路から出た所で漸く明るくなって来た。

7:18 司家営で下車。ここで、古崖居へ行った時に乗ったY40路へ乗り換え。あの時は途中Uターンで大変だったが、今回は9区間の乗車なので大丈夫。

の筈だったが、乗り越した。しかも、途中で運転手に降りる所を聞かれ、しっかり伝えたのだが、、、

このバス、私が降りたら乗客がゼロになった。2時間に1本走っているだけでも奇跡。正面の山は龍慶峡風景区。団体ツアーで向かうバスは何台か見掛けたが、この時期に路線バスで行く好き者はいないか?

 

8:35 1区間歩いて戻り、目的のバス停へ到着。

目の前が村の入り口。これを見逃していたとは、ガッカリ。

アパートを出発した時の気温が-4℃。それがここでは-6℃。出掛けにウォームパンツを穿いて来れば良かったと思ったが、ここでは穿きに戻らなかったことを後悔。

 

これだけ寒いと、外に出ている人は疎ら。観光客は勿論ゼロ。

このミニカー、見たことあるフロントマスク。

お〜

壁画が有名なだけに、村の中は壁画だらけ。

家の中にも。

 

しかし、この絵、何を思って書いたのか?

村の中心に樹齢600年の大木。夏には葉が茂り、村の老人が日陰で涼んでいるらしい。

 

大木の向こう側が目的の下花園龍王廟。

しかし、門にガッチリ鍵が掛かっていた!

門の隙間から覗くと、廟の扉は開いていた。

ズームインすると、壁画らしきものが見えた!

 

門の前を何度も行ったり来たりしたが、開く気配は無い。残念だがこれで終了。

ここは、元朝第四代皇帝元仁宗生誕の地。龍王廟の南に記念館があったので行ってみた。

 

しかし、9:00開館のため開いておらず、暫く村の中を散歩。

100mも歩かないうちに一面畑になった。村の至る所にあった籠いっぱいのとうもろこしは、きっとここで収穫したものだろう。

9:00 記念館のドアに手を掛けると、開いた。誰もいないし、電気も点いておらず薄暗い。一瞬入るのを躊躇ったが、開館時間になっているので恐る恐る足を進めた。

 

1階は元仁宗皇帝関係の展示。2階に壁画に関する説明が有った。レプリカの展示を期待して入ったが、残念ながら、それは無かった。

小さな村でもオンシーズンには観光客が泊まるとみえて、KTVもある宿があった。

帰りは、何時に来るか分からないバスは待たず、国道まで2kmの道を歩いた。

 

国道まで行けばバスは何本も走っている。頑張って919快の始発まで歩こうか?など919快で帰ることを前提に考えたが、この国道はもしかすると長陵へ行く925路が走っているのではないかと思い、もしそうならルートを変えて帰ることを最優先にした。

9:50 延慶八中バス停へ到着。やっぱり925路が走っていた。しかし、3時間に1本とY40路よりも少ない。一番近い時間は、、、9:30延慶南菜園発。ここまで5区。タッチの差で行ってしまった可能性が高い。この路線、前にも泰陵前でそんなことがあった。別の時に乗れなかったし、永寧鎮から乗った時には思いとは反対方向に進んだ。つくづく相性の悪い路線。と思っていたら、何と!925路が来た!

9:52 乗車。席も有った。しかも理想的な右の窓側。

永寧鎮拱辰街北側を通過。中心の玉皇閣が良く見えた。

10分もすると山道を上りはじめた。グングン高度が上がる。

山の景色を楽しんでいたら、突然渋滞。

 

Uターンして来る車。反対車線を無理に突っ込んで行く車。色々いたが、全く進まない。中には騒ぐ乗客や諦めて降りて歩いて行く人もしたが、運転手と車掌は慌てることなく、ひたすら待っていた。地図アプリで位置を確認すると、随分山の中。歩いてどうこうなるものではない。ここまで分かると、慌ててもしょうがないので私は諦めてじっとしていたが、運転手がバスから降りたので一緒に降りて何が起きているのか確かめに行った。

すると、先のカーブでバスの横っ腹にトラックが刺さっていた。

そこは、この峠のピーク。落ちなくて良かったな〜。

 

1時間ほど止まったままだった。動き始めて事故現場を通過した時に、バスの後ろにパトカーが止っていた。どうも公安が車で現場保存していたようだ。参ったね〜、人の迷惑顧みず。

ここから先はへアピンが連続する急勾配の下りが続く。バスのスピードがどんどん上がって行く。お願いだから飛び出さないでと祈るばかり。

 

例のポルシェでこの道を駆け上がったら楽しいだろう。

長城の直ぐ下を並走する場面も。

12:18 やっと泰陵前に到着。木の根がたくさん並べてあった。売っているのか?

 

何ヶ月か前、タッチの差で925路に乗れなかったのがここ。山道を想像して乗ってみたかったが、想像以上に面白い道だった。

12:24 長陵へ到着。ここで872路に乗り換え。

乗り場を確認し、折角なので長陵の正面へ行ってみた。

世界文化遺産 「明十三陵−長陵」。門票30元。

正面に来ると、祭祀を行う祾恩殿ほか内部は全く見えない。

今日は壁画だけのつもりで来たが、時間に余裕があると、ついおまけを付けてしまう。それがいけなかったわけではないが、先日修理した防寒靴の右の靴底がまた剥がれた。今度は踵から。修理した時にボンドの残りが少なく、踵側が少なくて気にはなっていた。それでも貼り付いていたので、そんな心配は忘れていたところだった。

 

暫くパカパカやりながら歩いたが、スーパーが通り道にスーパーがあったので入ってボンドを探した。何種類かあった中で、一番信頼できる3Mの瞬間接着剤を9.5元で購入。ラーメン荘の入る一番街のトイレ前の椅子に腰掛けて早速修理。ラーメンを食べる間はできるだけ動かず乾燥。再発せずに無事帰って来たが、いつまで保つことやら?明日は哈爾賓に履いて行くつもりだが大丈夫だろうか?

ラーメン荘の幻のつけ麺は本当に幻で、この所連敗が続いている。今日の2ndチョイスは初の中華そば。そして日式チャーハン。

 

ガッツリ来る二郎ラーメンとは趣向が違うが、これも美味しかった。

そして、チャーハンはこの量。いつもと違うものを選んでも、やっぱり腹いっぱい食べてしまう。

 

本日の歩行距離5.9km8,907歩。上った階数6階。目的の壁画を近くで見ることが出来ず少々残念だったが、925路の楽しいドライブで帳消し。いやいや、お釣りが来るほど楽しかった。



 

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