トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2018.10.27

 

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▼北京一卡通編 #85

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【旅日記】

2018.10.27(土)  河北省承徳市平県までドライブ

今週は忙しかった。無料借用していたサイトが来年3月いっぱいでサービスを終了すると連絡を受け、日曜の朝、引っ越し先を探して登録。普通なら全て引っ越しシャンシャンと終わる所が、容量が大きくなり複数のサイトに分散させていたのでリンクの編集作業が発生。これが超面倒臭い。日-月に長春、木-金に広州への出張があり、作業も中々進まない。

 

そんな中、広州からの帰りの飛行機でちょっと嬉しい出来事。ビジネスクラスにアップグレード。7471階の一番前。広いし、邪魔されないし、食事も美味しい。気分が良くなり、帰宅後直ぐにリンク編集作業を再開し、全編作業完了。久々に初期の写真を目にし、感慨深いものがあった。

7:15 アパートを出発。目的地は、金山嶺長城の下見を兼ねて河北省承徳市平県。平は、一卡通で行ける承徳避暑山庄方面の最終地点。避暑山庄までは60km以上あるのでパス。あわよくば、バス路線を少し戻って碧霞山まで行ってみよう。

 

先ずは、東直門から地鉄13号線で望京西へ。アパートの地下が地下鉄に繋がっているが、地下鉄には殆ど縁が無いので13号線に乗れるのか知らない。冒険せずに地上を行ったが、地下に向かう通路が直列に3つ並んでおり、空港線以外は案内が不明確でどこに入れば良いのか分からない。取り敢えず、行けそうな一番遠くの階段を選んだ。乗るには乗れたが、随分大回りしたような気がする。

7:45 望京西で地下鉄を下車し、地鉄望京西站へ到着。ここに平行きの客を引く男がいると言うことは、人が多いか、バスが少ないか?

人が多かった!しかし、バスは既に着いている。さて、どうなることか。

7:50 乗車が始まった。ヨシヨシ。

 

一卡通を持つ人も現金を支払っている。河北省分は別払いのようだ。

 

乗車の流れが止った。集金のオバちゃんがバスに乗り込んだ。戻って来て「あと7人!」と言い、先頭から人数を数えた。

残念!前の前が7人目。前のオヤジと目が合い、お互い苦笑い。

ところが、7人乗った後に「もう1人」と声が掛かり、挨拶無しにオヤジは行ってしまった。悔しい!

 

8:30 次のバスに乗って出発。平まで32元。一卡通を使うと、現金13元、カード9.5元となる。

 

30分待つ間に、東直門外を発車した金山嶺行きのバスが来た。空席が見える。近いうちに行ってみようと思う。勿論、東直門外から。

9:38 密雲インターを通過。ここから先は初めてなので楽しみ。

 

密雲のローカルバスから見慣れた風景も、高速道路からでは全く違って見える。

9:45 密雲サービスエリアに到着。トイレ休憩10分。

工事中のため仮設トイレがズラリ。全部個室なので混雑。しかも、汚れと悪臭。堪らん。

91年、初めての中国で、2日目の昼に行った大連-瀋陽高速のサービスエリアはとんでもない所で、とんでもないものを食わされたが、素晴らしい進歩!

 

発車時にシートベルトを付けるようにアナウンスがあった。望京西からここまでは何も言われなかった所を見ると、何かが変わるのだろう。さあ、何か?

尖ってるな〜。

 

地層剥き出しの岩山が目の前に迫って来たり、この道は楽しい。

 

サービスエリアから変わったことは、アップダウンとカーブ。密雲までは、ほぼフラットな直線が殆ど。それにしても、シートベルトは必須だろう。

古北水鎮インター手前で長城が見えた。

10:38 金山嶺長城を通過。一瞬だったが、風景が掴めて良かった。

この路線で唯一のバス停、金山嶺服務区。

 

東直門外からのバスは、もっと長城の近くに行くのだろうか?

10:57 平インターで京承高速を下りS353へ。

11:01 碧霞山?面白い形の巨大な岩がゴロゴロしていた。

11:12 平公交総站へ到着。

古びたバスターミナルで下車。最近の旅とは違い、昔よくやった長距離バスの旅に近い感じがした。

どのバスにも「免費公交」の看板。無料ってどう言うこと?

バス停にも「免費」。試していないが、どうやら本当に無料らしい。太っ腹!

帰りのバス乗り場を確認し、街へ。

練炭のキツイ臭いがするバスターミナル前の道を西へ進んでみた。

 

食堂を中心に店が並び、楽しい。

観光地の看板。しかし、50km先。線路の向こうまで行ってみたが、目ぼしいものは無さそうなのでUターン。

白菜が山盛り。懐かしい風景。

隣は長ネギ。メチャクチャ太い!

バスターミナルの東側は新興住宅地。

 

開発が進んでいることに驚き。

失礼な言い方だが、こんな田舎町でも6,600/u〜とは更に驚き。

最近は用心して出先では殆ど食べないが、遠くまで来たので面でも食べようかとこの店を眺めていたら、中年の男女が中へ入って行った。それを見て安心し決心したが、中へ入り驚いた。

 

大勢が麻雀をしている!

 

しかも、誰も食事はしていない。食堂は止めてしまっていた。看板を降ろしておいてよ。

次に向かったのは、名前に惹かれた「地方餐館」。地元料理が食べられるかも。

覗いてみると、驚き!

 

小さな土鍋を幾つもコンロに乗せてグツグツ調理中。しかも、入口に一番近い所で。

どれもこれもメチャクチャ美味そう。

鍋は18元〜50元の範囲。他にもメニューは豊富。

 

注文し出来上がりを待っていたら、昼間から白酒で出来上がっているオヤジ達に話し掛けられた。危うく白酒の仲間にされる所だった。

ビールを注文すると、女老板が「私が作ったのよ」と、漬物を出してくれた。これも美味かったが、赤・青の唐辛子が地雷の如く埋まっており、避けながら食べることに。そうこうしていたら鍋が出来上がって来た。

キノコにするか白菜にするか迷に迷い、白菜に決めた。18元。春雨と揚げ豆腐の団子入り。決め手は、外の山積みの白菜だった。

 

これが、超絶品!大満足。きっと他の鍋も美味いに違いない。一日掛かるが、また行ってみたいと思うほど。

12:20 碧霞山行きは止め、バス停へ向った。

ここでは安全検査が厳しい。

 

小屋に入ると荷物をレントゲンに通す。次は身体検査、、、無い。身分証明書の確認、、、も無い。場所によって検査内容が違うのはこの国らしい。

安全検査が終わると、この待合室で待機。えらく細長い小屋だと思って入ったが、きっと冬は相当寒く有難い設備だろう。夏は涼しい?

12:50 発車。座るなオーラが通じたか、隣は空席。後ろの兄ちゃんが時々膝で背中を押して来るが、まあ我慢しよう。

 

少し雲が出て来た。

今回は往復共に左の窓側席に座った。日差しを避け、良い風景が見れた。

金山嶺服務区。空席があれば、ここで乗ることもできる。どれくらいの確率だろうか?

行くぞ、金山嶺長城!

司馬台長城は険しい。行くならロープウェイ。

あれ程晴れていた空が、密雲辺りで、みるみるうちに雲に覆われた。

16:18 北京に戻り、帰り道に大使館街へ紅葉を見に行った。

 

亮馬河沿いの国連大使館。門に近付き写真撮影しようとしたオバちゃん、スマホを構えた途端に警備員が向きを変え手をこめかみに当てたのを見てビックリし、サッとスマホを降ろし立ち去った。そうならないよう、遠目に素早く撮ったら国連の看板が目隠しが入っていた。

三里屯路を南進。

市内はこの2日が紅葉の見頃とあってカメラを構える人が多い。

絵描まで。

 

しかし、後で考えると、スマホはいじっていたが筆や絵の具を見た記憶が無い。。。

三里屯路と東直門外大街の交差点。相変わらずマナーが悪く大渋滞。

目の保養になるが、落ちた実が車のタイヤに踏み潰され臭い。

 

本日の歩行距離9.1km11,856歩。上った階数3階。初めて見る風景に心が躍った。特に、地方餐館には是非また行ってみたい。



 

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