トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #7−1
【旅日記】
2017.5.21(日) 十数年振りに盧溝橋
今日は日曜日なので疲れを残さないよう近場へ。十数年振りに盧溝橋へ行ってみることにした。 7:30 アパートを出発。今回は、二環路の東直門北バス停からスタート。 陸橋を降りたら直ぐにバスが来た。 |
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先ずは2階建ての特2路で北京西駅を目指す。 |
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2階建てだから建国門の古観象台も良く見える。 この気象台は1442年に築造された世界で最も古い天文台の1つだそうだ。 |
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バスは東便門で二環路から右に曲がり、明城壁遺跡公園沿いに西へ進む。 |
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天安門広場には既に大勢観光客がいた。 |
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8:15 北京西駅へ到着。久し振りに見る西駅、やっぱり大きいな〜。 |
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そんなことより次のバス。661路は?直ぐ目の前にあるじゃない。 |
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661も直ぐに来た。恐ろしいほど順調。 |
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始発点なので席は選び放題。 このバス、Wi-Fiが繋がらない。帰りも。 |
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8:37 盧溝新橋へ到着。ここからは歩き。地図アプリによると750mほど。 |
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抗日戦争記念モニュメント園を右手に見ながら進む。 |
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8:46 盧溝橋へ到着。アッと言う間に着いたが、以前と様子が違うぞ。 橋の随分手前に柵が出来ていた。これより先に行きたかったら20元出しなさいと言うこと。 |
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柵まで行って盧溝橋を見学。 金時代大定29年(1189年)から建造を始め、1192年に完成。元々は広利橋と呼ばれていたが、盧溝河(現在は永定河)を跨いでいることから盧溝橋の名が付いた。当時は江南地方へ向かうときには必ず通る橋として、見送り人がこの橋で別れを惜しんだそうだ。北京市に現存する最古の石造アーチ橋であり、中国三大著名古橋(他の二つは河北の趙州橋、福建泉州の洛陽橋) の一つ。 |
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橋は以前と変わっていないようだが、風景に新幹線の線路が加わった。 |
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大砲も置かれている。 ここでは20元払わないと近付けなさそうなので180°方向転換。 |
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宛平城西門から城内へ向かった。 |
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良い感じ。 |
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しかし、場内に入るとこの有り様。クルマは駐車場に置かないとね。 |
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盧溝橋第一小学校。門がカッコイイ。 |
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中国人民抗日戦争記念館。立派になったな〜。 小学生、中学生が団体で入場を待っていた。 |
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記念館前の広場。有ったかな? |
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大勢の人が入館を待っていた。インフォメーションによると、開館は9:00。あと2分だ。続けて読むと、入館は無料、但し身分証明書の提示が必要なことが分かった。 |
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9:00 皆さん身分証明書を出して参観券を受け取っている。パスポートを出したら入れてくれるかも。 |
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そう、その通り、何の躊躇いも無く参観券をくれた。 |
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1937.7.7 中国人民抗日戦争全面爆発記念地 |
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写真撮影とおしゃべりは禁止。 |
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入口の脇に用意されていたパンフレットは中国語の他、英語に日本語まで。無料Wi-Fiと音声説明のQRコードまで。たいしたもんだ。 |
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スタートは1931年9月19日の九一八事変から。 |
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色々な展示がある。 |
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8月22日に陝西省洛川(らくせん)で開かれた中共中央政治局拡大会議。 |
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ジオラマも。 |
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激しい展示を学生はどう見ているのか? |
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こう言うものは人気が無い。 |
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南京のエリア。 |
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惨いな〜。 |
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化学兵器と生物兵器。 |
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今も地中に残っているのか。 |
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今後惨事が起きないことを祈るばかり。 |
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力強いな〜。 |
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制服の方も見学。しかも逆ルートで。 |
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途中から締めくくり方が気になっていた。 |
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敵からの接収品はガラス張りの床下だ。 |
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次のコーナーは台湾同胞抗日史実展。 |
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おや?違うぞ。記念品の販売所だ!展示場は更に奥だ。 |
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色々なものがある。アレもあるかな? |
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盧溝橋の欄干の獅子にここで会えるとは。 |
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偉大勝利カップ、45元。 |
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あった!毛沢東カップ。前に上海のホテルで買おうか迷ったんだよ。これは3つセットで55元。また迷ったが、また買わず。 |
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最後は友好的に終了。 |
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そして〆は指導者たち。 |
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タップリ1時間見学してしまった。 |
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YAMAHAの250cc、最近の白バイはカッコ良くなった。 |
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宛平城内は飲食店の建築が進んでいた。どこも観光化に力を入れている。 |
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10:15 朝降りた一つ手前のバス停に着いた。帰るにはまだ早いので、もう一度盧溝橋を見に行くことにした。 |
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先ずは盧溝新橋を目指す。 |
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盧溝新橋手前の交差点。そうそう、前はこの道を通って盧溝橋へ行った。 |
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盧溝橋が見えた。こんなに水をたたえる盧溝橋は初めてだ。 |
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美しい。マルコポーロは「世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事さ」と称えたそうだ。 |
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新橋の両岸は公園になっていた。 |
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新橋を渡り、公園を進む。 |
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橋の直ぐ脇まで行くことができる。 |
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以前は西側からは無料で入れたはずだが、、、 |
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それと、もっとさくさん土産物屋があった。 |
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ゲートの西はすっかりきれいになっていた。 |
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しかし、こっちのゲートは橋に近い。 |
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城郭が一緒に見えるこっちのアングルの方が良いな。 |
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獅子だ。遠いが今度は本物。 |
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獅子は501基あるそうだ。数えるのは無理だね。 |
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西側の村を抜けて新橋へ。建物は変わらないが随分クルマが増えた。 |
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釣り人や網で魚を狙う人がたくさんいたが獲れたらどうするんだろう?食べるのかな? |
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帰路は661路から北京西駅で東直門ターミナル行きの3路に乗り継いだ。3路は以前から一度乗ってみたいと思っていた路線。月坦公園、白塔寺、后海、街の中を走るので時間が掛かることは覚悟していたが、覚悟を超える遅さだった。 |
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12:54 東直門ターミナルの慶豊包子舗で遅い昼食。包子9元は良いにしても、このビールが6元は許せんな。ここの包子を食べたのも久し振り。猪肉三鮮、猪肉梅干菜はどっちも美味かった。でも、井村屋の肉まんの勝ちだと思う。 本日は歩行距離10km、14,283歩。軽く行くつもりが結構歩いたな。 今日もミサイルが打ち上げられ戦争が取り沙汰される物騒な世の中だが、そんなことは決してあってはならない。 |
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▼後日記−二重橋に変身! |
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’21.4.11(日) 曇 8:35 アパートを出発。目的地は盧溝橋。その前に、韓記牛肉拉面で朝昼兼用の食事。 朝暘公園路西口に長らく残っていたCOVID-19対策用検問の残骸が撤去され、漸く元の姿に戻った。 |
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9:15 人気の韓記牛肉拉面も、さすがにゆったりしていた。 いつもはテーブルナプキンや大蒜の皮が散乱している床も未だ清潔感がある。 |
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客が少なく直ぐに出て来た。お蔭で大蒜の皮むきが間に合わず。 |
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金台路口西から9路に乗車し、北京西站で339路に乗り換え。 天安門広場は観光客でいっぱい。9割方通常に戻った感じ。 |
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11:03 抗戦彫塑園で下車。 以前は壁の向こうに彫塑園があったが、今は駐車場。名前だけが残る。 |
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宛平城の南の城壁には駐車車両がビッシリ。景観など有ったものではない。 |
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東門から入城。 |
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立派な順治門を潜ると城内。 |
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ホッとする駄菓子屋あり。 |
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ショーウィンドの模型に目が引かれた和平書店。 |
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「特色書店」のゴールドプレートの前には★を付けたタンク。 |
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中国人民抗日戦争記念館は盛況。 |
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記念館前の広場では団体が入れ代わり立ち代わり記念撮影。 |
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背景の記念館ではイベントの準備。 刺激的なイベントだろうか? |
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露天の土産物は毛沢東グッズが中心。 |
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西門の先に目的地の盧溝橋が見えた。 |
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宛平城は華北地区唯一完全な形で残る両開衛門。東西640m、南北320m。 |
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11:21 盧溝橋へ到着。 轍の出来た大きな石畳が往時の繁栄を偲ばせる。が、これ本物? 入場料は前回と変わらず20元。 |
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西五環路が下を通っており、ゲートから橋まで遠くて残念。 |
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ここはドローン禁止。 飛ばしたくなる気持ちは分かる。 |
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変わり行く橋の全景を見るため盧溝新橋へ向った。 ポプラから飛散した柳絮(柳の種子・綿毛)が雪の如く飛び交い、マスクは必需品。 |
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新橋の袂の交差点で車が入り乱れデッドロック。相変わらずの光景。 |
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しかし、アッと言う間に解消。ちょっと譲り合っていれば、あんなことにはならなかった筈。 |
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盧溝橋が二重橋に変身! マルコポーロが絶賛した橋の変わり行く姿を時々バスの車窓から見て来たが、残念でならない。 以前は干上がり車が走り回っていた永定河だが、今では魚が獲れるほどの水量を蓄えている。盧溝橋も橋の役割を果たしている。 |
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いつも南から見ていたが、これからは北から見下ろす眺めが良いのかも。 |
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永定河の東岸を盧溝橋に向かって進んだ。 |
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東岸にも桟橋あり。 |
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しかし、ボート乗り場まで。 |
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外から見るなら、西岸がお奨め。 |
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岸辺の食堂の屋上に展望台が見えたので向った。 |
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階段を上がると、目の前に柵。そして、その柵を攀じ登る輩。門柱左の空いたスペースを潜り抜けて行った。 余りの出来事に、呆気にとられシャッターチャンスを逃してしまった。 柵に張られた看板を確認すると、ここはCOVID-19で閉鎖された盧溝橋の南門だった。 ヤツは何者だったのか? |
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帰路、紅橋市場東隣の天雅珠宝城B2で頼まれたバッグを購入。 ミイラ取りがミイラになってしまい、自分用のカバンも購入。しかも値段は3倍。電子決済は恐ろしい。 |
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一旦アパートへ帰り、旅日記の整理。 18:02 方磚廠69号炸醤面へ行ってみると大行列。先週金曜日と同じ時間。お替り麺の値段が知りたく、同じく30人ほどなら待とうと思って行ったが、この大行列ではギブアップ。 ※4/12(月)PM、小雨に強風だったので空いていると読んで会社から直行。読みが当たり、並んでいたが20人ほど。麺をお替りし、満腹になった所で支払い。すると、お替り麺は「不収銭」とのこと。益々気に入った! |
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代替の夕飯は、ちょっと気になっていた隣の店の青椒肉絲盖飯にした。 胡同巡りの三輪車から「炸醤面」と行列の理由を紹介するガイドの声が聞こえた。 |
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この店、労働者で賑わっているが、炸醤面を諦めた落武者も少なくない様子。 青椒肉絲盖飯はボリュームたっぷり。味も悪くない。これで17元は納得。しかし、ビールが隣より1元高い6元で何だかガッカリ。 本日の歩行距離8.3km、13,479歩。上った階数4階。北京を旅立つ日が近付いて来た。牛の胃袋の様に、しっかり反芻しよう。 |
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【おまけ】 北京ジャピオン4月12日号によると、清明節の花見客は475万人。人気ベスト5は、玉渊潭公園、北京動物園、天壇公園、頤和園、北京植物園。どこも混んでいた訳だ。 |