トコトコ中国バスの旅 |
|
|
|
|
|||
▼北京一卡通編 #37−1
【旅日記】
2017.11.12(日) 縮み上がった蟠龍山長城
今週はトランプ大統領が北京に来た。故宮や長城が貸切になったそうだ。以前、偶然、半貸切の故宮に行ったことがある。やはり外国の要人だった。まるで「だるまさんが転んだ」の様に「進んでは止められ」の連続だったが、進む時は前に誰もいないので気持ちが良かった。長城は貸切になることがチョイチョイある。今日もそれに近かった。 もう一つ。昨日は11月11日、独身の日、所謂爆買いの日だった。去年はギリギリのタイミングで128元のコーヒーミルを買った。今年は乗り遅れないよう数日前から色々なサイトで物色。品物を決めたので、これまで一度も使ったことが無い会社の福利厚生ポイントで支払。先ずサイト運営会社のEカードを購入することは教わった。Eカードは買えたが、欲しかったのは越境EC品で、外国人は買えないことが分かった。次に選んだものはサイト運営会社の品物でなく、これも買えず。結局、ダウンジャケットがカバンになって手元に届いた。支払いの手続きも面倒でキレそうになったが、配達の対応が良く満足した。ポイントを貯めて、また来年参加しよう。 |
|||
7:35 アパートを出発。気温3℃。昨日は晴天だったが雲が多い。古北口長城を目的地に選んだだけに、少々心配。昨日なら良かったが、先週は土日共に出張の移動日で日曜夜の大河ドラマを見逃したので、昨日は再放送を見なければならず出掛けられなかった。 古北口長城を選んだ理由は2つ。1つは、10月に行き損ねた古鎮を見つけること。もう1つは、ビザ更新中でパスポートが手元に無いのでリスクが少ない所であること。東直門バスターミナルから980快に乗り、密雲西大橋で下車。想定通り順調。 |
|||
あれっ?このオッチャンどこかで見たことがあるような、、、思い出した!この人には先月会った。会うのはこれで4度目。1度目は古北口へ向かう密25路のバス。2度目は古北口民俗村の中。3度目は古北口のバス停。3度目は、密雲へ帰る密25路を一緒に待っていたが、カバンを奥さんに預け道路の反対側の商店へ行っている間にバスが来てしまい、1時間に1本のバスに彼らは乗れなかった。私は彼に手を振り別れを告げた。そう、あのオッチャンや! 奥さんも一緒にいた。今日は東直門行きの980快に乗って行ったが、見つめている看板は密25路だ! |
|||
9:20 西大橋で20分ほど待ち密25路に乗車。田舎行きのバスは顔見知りばかりで煩い。 |
|||
10:47 隧道口で下車。いつもはトンネルの向こう側で下車。ここで降りるのは初めて。 |
|||
バスを降りると正面が古御道。 |
|||
いきなり左側に售票処。しかし、赤ジャンパーのオヤジは全く気にせず進んで行った。良いのか?前回、トンネルの向こう側から、山の上の門を通ってここに出ようとしたが、門で検問がありUターンした。あの時は厳しかったが、寒くなり観光客も減っているだろうから免費にしたのか? 右手に川が流れている。その向こうに車道がある。案内図もあるので、そっちに行ってみた。 |
|||
古北口は今回で3度目。漸く全体が分かった。日帰りの路線バス旅ではどうしても滞在時間が短いので仕方ない。 |
|||
車道を100mほど歩いたら橋が現れた。ここを渡り古御道に入った。上手く售票処を迂回した。シメシメ。 |
|||
ココ、ココ。ここが10月に行き損ねた古鎮だ。山の上の門を通って進んでいれば着いていたんだ。 |
|||
それが山の上に見える門。 |
|||
若者が吊り橋の上で飛び跳ねていた。落ちるのは自由だが、お願いだから私が通った後にして。 |
|||
二郎廟。吊り橋の目の前。 |
|||
正面に関羽。 |
|||
古関。かなり朽ちていた。 |
|||
古関から南へ続く長城。ここもかなり朽ちていた。 |
|||
古北口七勇士記念碑。 |
|||
蟠龍山長城が近くなったようだ。今日は古北口長城を目指して来た。古御道に入った所では古北口長城だったサインが、古北口だったり蟠龍山になったりし、それがいつの間にか蟠龍山だけになった。事前調査では、バス停から1.2kmだったが、それよりも遥かに遠い所まで来ているが??? |
|||
長城だ!でも遠いな〜。 |
|||
オバちゃんが車を止めている。お金を徴収しているようだ。售票処か?いやいや、検票処だ! |
|||
入場料25元。天気も良くなったし、さ〜あ、行くぞ〜! |
|||
間違いなく蟠龍山長城。 |
|||
直ぐに二岐が現れ、「←将軍関」の看板方向に進んだ。 その先はひたすら上り。結構遠い。 |
|||
11:55 出た〜! |
|||
オイオイ、ここを行くの? |
|||
素晴らしい!絶景! |
|||
でも、これ以上先に進む気にはならないな〜。遠近両用メガネでは、下りで足元を見るとクラクラして恐ろしいから。 しかし、本当にグレートな壁だ! |
|||
無事下山。 懐かしいポンプ。子供の頃を思い出す。 |
|||
おやおや。 |
|||
古北口七勇士記念碑前。朝は左から来た。右へ行くと古鎮。別の村があるのか?右へ行ってみよう。と、右へ行ったが、こっちも行き先は二郎廟だった。 |
|||
二郎廟の北側は朽ちた長城。 |
|||
この古鎮も観光化が進んでいた。 |
|||
10月にUターンした門。 いるいる、チケット売りのオバちゃん。寄って来たら、蟠龍山長城で買ったチケットで応戦するつもりだったが、今回は何も言われなかった。それはそれで、張り合いがない。 |
|||
ここも長城だった。古北口鎮城。 |
|||
葯王廟。門の目の前。 |
|||
遠くに臥虎山長城が見えた。 |
|||
財神廟。入って拝んでおくべきだったか? |
|||
楊令廟。 |
|||
古北口鎮南上坡街。日曜の昼下がり、誰もいません。皆さん何をされているのでしょう? |
|||
三眼井。初めて来た時は、三段の洗い場を想像していたので見つけられなかった。石で蓋がしてあり見づらいが、書いてある時の如く、洗い場ではなく3つ目の井戸だった。 |
|||
臥虎山の長城が、やけに整備されている様に見える。 13:30 おのオッチャンと一緒に待ったバス停で、直ぐに来てくれることを祈り今日も密25路を待った。2分後、トンネル方向からバスが来た。こっちも早く来て欲しいと思った。すると、そのバスがUターンしてこっちに来た!えぇ〜。兎に角飛び乗った。乗ってから思ったが、行き先が五里坨だった。これは蟠龍山長城方向の、もっと奥の村。もしかしたら、そっちに行くかも。まあ、それならそれで仕方ない。成り行きを楽しむことにした。しかし、トンネルを出てからも密雲方向へ直進して行った。ホッとしたやら、ちょっと残念に思ったり。 |
|||
14:53 密雲汽車站で下車。980快で座って帰るためにここで降りたが、これほど並んでいるとは、、、ザッと数えて250人。乗るまで25分。これ程並んでいても、途中で乗車する人のためにバスは半分ほど空席で出発する。これで勉強したのは、次のバス停で乗車することが座って早く帰れる確実な方法と言うこと。次は絶対そうしよう。 17:30 東直門バスターミナルへ到着。渋滞もあり随分時間が掛かった。これからは寒くなるし、夕暮れも早いので辛くなる。引き籠らないよう頑張らねば。本日の歩行距離13.4km、17,897歩。上った階数30階。頂上では縮み上がったな〜。 |
|||
▼後日記−今回も大感動! |
|||
’18.10.4(木) 晴 古北口の隧道口で密25路を下車。ここから徒歩で蟠龍山長城を目指す。 ベストは、密雲西単電器9:30発の五里坨行き密25支。これならば、長城の足元まで一気に行ける。 |
|||
古御道をパスし、次の橋から村の中へ。 観光客がおらず静かで良い。 |
|||
二郎廟。景区のチケットが無いと入れない。 花畑が広がる。 |
|||
そこへ容赦なく入り込み記念撮影。踏み潰された花が可哀想。 景区入口。隧道口から徒歩40分。密25支はここまで来る。 |
|||
景区入口から25分。 前回の将軍関ではなく、もう一つのルートを選択。 |
|||
急な階段で一気に長城へ。 |
|||
やっぱりここは素晴らしい! |
|||
金山嶺長城と司馬台長城間を縦走できると聞くが、恐らくここを通過するのだろう。 |
|||
未開発の長城。「危険」の看板が無い所でも風が吹くと恐ろしい。 |
|||
麓の村には相変わらず商売気が無い。 |
|||
帰路は古道で山を越え、北古口文化文物旅遊景区を散策。 ここには何度来ても感動する。 |