トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2019.7.4

 

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▼北京一卡通編 #11012

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【旅日記】

2019.6.29(土)  現金派には向かない捧河湾風景区

6:35 アパートを出発。本日の目的地は、密雲区石城鎮の捧河湾風景区

 

普段通り6時に起床したが、前夜の深酒で出発を躊躇う。しかし、良い天気を見て奮い立った。急いで準備したが、コーヒーが飲めなかったので、東直門バスターミナルではマクドナルドへ直行。最近1元値上がりして7元になったハムとコーヒーのコンビをテイクアウトし、密雲区へ向う980快に乗車した。

 

6:50 多少空席を残して出発したが、京承高速へ入る前に満席になった。

8:15 密雲鼓楼で下車。北へ向う密雲電信バスターミナルまで100mほど。

 

ここはバスの停車レーンが決まっていない。乗客は思い思いの場所で待っており、ライバルがどれ位いるのか見当がつかない。

先ずは時刻表を確認。目指す密67路は、事前調査通り8:30発車。グッドタイミング。

 

バスを確認に向かうと、乗車が始まっていた。

 

慌てて乗り込むと、以前乗った密63路とは大違いで1/3ほど空席で拍子抜け。

8:30 定刻に発車。あとは終点への到着を待つばかり。

 

天気が良く、密雲水庫の展望台が賑わっていた。

黒龍潭を越えS310琉辛路が山を登り始めた。

 

車窓に見える青空をバックにした長城と山の緑、そして水量豊富な白河、素晴らしい風景だった。

目的の捧河湾風景区はどんな所だろうか?期待が膨らむ。

トンネル出口を右折。

 

このトンネル、天門山の帰りに歩いて通過した時は恐ろしかった。

9:37 終点の捧河岩風景区へ到着。

 

オバちゃんと運転手の会話で、帰りのバスは10:0014:00に出発することが分かった。

おやおや?下調べでは無料になっていたが、「検票処」の看板が見える。

高徳地図に出ていた「捧河湾風景区」を今回のタイトルにしたが、バス停は「湾」が「岩」、この案内板は「風景区」が「景区」。正式名称は?

 

見どころは幾つかある。

岩に刻まれていたのは「捧河湾風景区」。高徳地図が正解の様だ。しかし、無料は不正解だった。

 

入場料28元。50元札を握り締め窓口に行くと、「現金はダメ」と言いながら窓口の横にぶら下げてあるQRコードを指差した。スマホ決済はデビューしたものの、現金派としては、現金を受け取らないのは許せない。

 

山の中腹に滝が見えた。看板の一番上は天池だった。どんな所か興味はある。しかし、橋の向こうは恐らく強烈な上り坂。辛いだろう。そんな事も思い、QRコードをスキャンする気にはならなかった。

白河沿いに散策。地層剥き出しの「岩」肌が迫力満点。

 

入場をパスしたので、10:00発のバスでサッサと帰って来た。短い滞在だったなぁ〜。

13:00 市内に戻って来た。東直門内から612路に乗車し、北兵馬司で下車。西から東へ道路を渡ると、「智能便利店」スマートコンビニがあった。ビールが欲しかったので入ってみた。

自動ドアの向こうに、小さなゲート。係員がいて、自分のスマホを翳し開けてくれた。商品には一つ一つタグを付けて並べてある。価格は7イレブンより高目。商品を決めたら、自分で持って入口横の自動ドアから出る。そこは小部屋になっており、自動で計算。支払いが完了すると、次のドアが空き係員がいたホールに出る。

来店客はゼロだった。収支はどうなっているだろうか?気に入った商品が無く、私は売り上げに貢献できなかった。

少し歩くと、昔ながらの「便民超市」。やっぱり、対面で買う方が良いな〜。

 

ここで、ビールを購入。

そして、隣の掌趣重慶小面へ。

 

この店、先週日曜日に散髪帰りに宜賓燃面が食べたく大衆点評アプリで近くの店を探し行ってみたが辿り着かず家に帰り、悔しくて他の店を探して見つけた所。大衆の評価は非常に良い。一押しは看板の重慶小面。次に宜賓燃面。

週末まで待てず、水曜日の会社帰りに初トライ。もちろん宜賓燃面。それが、美味い、美味い!しかし、残念なことに合わせて評価の高かった豚足は売り切れていた。それが食べたく、昼なら未だあるだろうと思いやって来た。

老板。前回、「台湾人?」と話し掛けられ、仲良くなった。12日間の日本旅行をしたことがあると、写真を見せてくれた。時計も車も日本ブランドを愛用。とてもフレンドリーなオッチャン。

 

良い店を見つけたと友人達にも知らせたが、今日が最後の営業日だと言う。店がある交道口南大街は軒並み改装工事が行われている。ここも改装工事に入るそうだ。最後と言われたのでとても残念に思ったが、10月に再開する予定だと聞きホッとした。再開したら連絡するからと、WeChatのアドレスを交換。

豚足は今日も無かった。最後の営業日と聞き、仕方ないかと思う反面、10月までお預けとなりガックリ。

 

店の中に大きなポスターが貼ってある。腕を組むのは老板。その横に、山盛りの豚足。あ〜残念。

 

服務員のオバちゃんはパート従業員だった。彼女は今日が最終出社日。「31日働いて、残業が・・・」と、給料の計算が始まった。最後に「良く働いてくれたからね」と言って、3,400元(1 = 15.6円 ⇒ 53,040円)だった。厳しい。

「前回は宜賓燃面だったから、日本のラーメンと同じスープがある面にしないか」と言われ、OKしたらこれが出て来た。あの一押しの重慶小面。メニュー表によると、14元だがこれは20元。大盛なんだろう。

 

確かに美味い。特に、ここの麺はフニャフニャしておらず、歯応えが良い。もちろんスープも美味い。

 

アッと言う間に完食。しかし、我胃には豚足用のスペースがポッカリ空いている。暫く食べられない残念さも手伝い、宜賓燃面18元を追加。

美味い!う〜ん、私はこっち方が好き。辛さもこっちが上。文字通り燃え、噴き出る汗と闘いながら、こちらも完食。会計時、持ち込みビールもカウントされそうになった。同じビールがお店にあったので心配していたのが的中!

宜賓と言うと、つい先日大地震があったが、5月に成都へ出張した際に、あちこちで「宜賓燃面」の看板を見て気になっていた。他の店でも食べてみようと思う。

本日の歩行距離5.4km8,907歩。上った階数5階。少ない〜。掌趣重慶小面から歩いて帰って来てこれだけとは、、、QRコードをスキャンして捧河湾風景区に入るべきだったか。しかし、現金を受け取らないとは許せん。スマートコンビニは社会勉強になったが。目的地まで行ったし、友人達を連れて掌趣重慶小面へ行ったら営業していなかった何て事故を起こす事が無くなったので満足じゃ!

 

▼おまけ−19.6.30(日) 旧北京城・鼓楼界隈

11:30 歯槽クリーニング最終回でむし歯宣告を受け治療。中途半端な時間になったので市内を散策。

鼓楼の東には炒肝、雲呑、レトロな食堂が並ぶ。

姚記炒肝。値段もレトロ。

 

暑さのせいか、鐘楼南広場は閑散。北に回ると、白人がわんさかいた。

白人は北京の経済に貢献。しかし、お釣りはキッチリ請求していた。

 

11:53 胡同を通り抜け、鼓楼西大街を徳勝門へ向って進む。

徳勝門南站前の煮小の工事進捗を覗き見。あれ〜、これで7月中旬にオープンできるの?

この辺りも改装の波。並びの居酒屋もそろそろか?

徳勝門が見えた所で左折し、徳勝門内大街を南下。

 

冬虫夏草直売店。怪しいな〜。

隣は蘭州拉面。

店内で拉面を食べるにも支払いは外の小窓。興味は湧いたが、今日はパス。

12:16 徳勝橋。什刹海が見えた。

后海の北岸を南下。

 

朝方の雨と強風で空が澄み、市内のランドマークがクッキリ見えた。

宋慶齢故居までも改装。

河童発見!しかも大群!

水質改善は目覚ましいが、ここではちょっと、、、

望海楼。登ることは出来ない。

 

蓮の花が見事。

后海と前海の境に架かる銀錠橋が見えた。

 

立派な石造りの橋。

銀錠橋の上で進路を思案。

北を見ると(方角は北東)、正面に鐘楼。

暑さからか煙袋斜街は思ったより人が少ない。

前海に戻り、北岸を更に南下、

 

老舗の烤肉季から良い匂いが漂って来た。羊肉串13/本とはねぇ〜。

結構な値段だが、ボートは人気。

世界遺産の大運河はここから始まる。

万寧橋。辛うじて保護。毎日何万もの車を支える。

橋の袂の郵便局では記念切手を販売している様子。

 

橋の真北が鼓楼。

 

大運河に沿い東へ。

雨兒胡同を東へ進んだ。

 

ここも軒並み改装。斉白石故居も。それが本当に良い事なのか?

外壁だけでなく、太い梁を残し家に中も改装。奥の建物は分からないが。

 

南羅鼓巷も人が少ない。

焼売の老舗“都一処”がこんな所に進出していた。

“南羅人家”には食品屋台が並ぶ。

 

まあ、色々あること。

 

しかし、ここもいつもの賑わいが無い。

南羅鼓巷を北上し、鼓楼東大街を東直門に向い東進。

 

この辺りは楽器屋が軒を連ねる。

 

普段は大勢のザリガニ好きが歩道を埋め尽くす北新橋の“胡大飯館”も、ほんの少し日陰で待っていただけ。

 

本日の歩行距離13.7km22,553歩。上った階数3階。少々昨日の補填が出来た。

 

▼おまけ219.7.1(月)-3(水)  次老城 (山西省晋中市区)

4:00起床。6:40発の飛行機で出張。

会議初日が終了。夜は50人超えの宴会があったが、酒抜きだったので明るいうちに終了。

折角なので、ホテルの周辺を散策。

運の良い事に、ホテルが次老城に近かった。

山西省はやはり石の文化。そしてスケールが大きい。

サングラスの犬には笑った。

古城と言えども直ぐ近くまでアパートが押し寄せていた。

 

2日目の夕飯は、雷と小雨の中、会社の同僚と面の人気店へ行った。

 

一番人気は、看板の碗砣(写真右下)。ところてんが太短く切ってあるようなもの。これを箸で食べたが、どうも食べ辛い。周りを見渡すと、100%爪楊枝でチクチク刺して口へ運んでいた。なるほど。

味は良い。が、ご多分に漏れず辛い!現地人は、面を食べ終わると碗を手に取りスープをゴクゴク飲んでいた。中身は、黒酢と辣油に唐辛子。試しに口を付けてみると、飲めた。しかし、飲み干そうとは思わない。

 

もう一つは、ゴマダレ。面がパイプ形で変わっていた。さすが、面食の山西省。刀削麺だけじゃない。



 

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