トコトコ中国バスの旅 |
|
|
|
|
|||
▼北京一卡通編 #63
【旅日記】
2018.4.29(日) 幻はまだ続く。千尺珍珠瀑
今週は成都へ出張。一人夕飯になったので、ホテルから散歩がてら天府広場を経由して春熙路へ。目指すは伊勢丹B1の和幸イートイン。そして、和幸のお米。昨年11月に買ったものが、少し前に無くなった。東北米の真空パックのストックがあるが、丁度良いタイミングなので買って帰ることにした。 春熙路と春熙路南段交差点角のこのお店、人気店と聞き知っていたが、少し前に北京のアパート地下で食べた「龍抄手」(酸っぱ辛いワンタン)が看板のお店だとは知らなかった。この看板を見て、「今度入ってみようか」と思うほど距離が縮まった。 今回は初志貫徹。和幸でヒレとロースのコンビ。美味かった〜。フロア担当のお兄ちゃんから、「好久不見!」と、いつもの挨拶も嬉しかった。 |
|||
6:00 アパートを出発。目的地は密雲区の千尺珍珠瀑風景区。労働節の3連休初日なので難易度が高い所を選んだ。しかし、想定を遥かに超える結末で、西郷どんを見逃した!残念! 東直門バスターミナルから916快に乗車。世間も同じく気合を入れて出発した人が多く、出発して直ぐに立ち乗りになった。高速道路も所々で渋滞が発生。 |
|||
7:42 楊家園で下車。乗り換えの于家園まで徒歩。 |
|||
途中で煎餅を食べようとも持っていたが、行列が出来ていたので断念。 この店、美味しかったから頷ける。 |
|||
7:50 信号待ちしている時に、H11路が目の前を横切って行った。「惜しかった」と思いつつバス停へ向った。着いてみると、乗客が多く時間が掛かった様で未だ止まっていた。しかし、随分前で満員になり、このバスには乗れなかった。 一番良いバスは8:30発の東峪専線なのだが、本数が少ないので激戦になると予想したことと、もしかしたら走っていないかもとの心配から、2つ手前の柏査子まで同じルートを走るH11路で行き、乗り換えることにした。 |
|||
8:10 于家園を出発したH11は、霞の向こうの長城を眺めながら順調に走行。途中のバス停で、故障したH11を追い抜いた! |
|||
9:17 柏査子へ到着。このバス停は、東峪専線が右折する交差点の先50mほどにある。つまり、ここで待っていても東峪専線には乗れない。しかし、交差点の手前にバス停は見当たらなかった。 |
|||
東峪専線が右折する交差点。H11路は右から来た。左の道は、いきなり急坂路。東峪専線がもし来なかったら、、、 |
|||
雲夢仙境は東峪専線の終点。ここから5.7km。千尺珍珠瀑風景区は更に徒歩5.2km。 |
|||
地図アプリでバス停の場所を確認。この場所の様だが、、、嫌な予感。 |
|||
9:40 ダッシュボードに「東峪専線」のプレートを載せたバスが来た。一卡通を握り、手を上げたがスピードが緩まない。大きく手を振っても同じ。悪い予感が的中し、スルーされた! 仕方がない。歩こう。 |
|||
しかし、サイクリストがヨロヨロ登る急坂路を目の前に、11kmは気が滅入る。 |
|||
グングン高度が上がる。 直ぐに汗が噴き出して来た。 雲夢仙境まで2km。足はまだ軽い。 |
|||
乗り物では味わえない風景を堪能。 ミニバギー、貸して欲しい。しかし、これは動きそうになかった。 柏査子の次のバス停。4kmもあるとは、、、 |
|||
車はおろか人も殆ど見掛けない。 高地の東峪村には貯水池があった。 10:57 雲夢仙境へ到着。バスに遅れること1時間ぐらいか?ちょっと勿体無かったかな。 |
|||
古くは色々な伝説。今は「六絶景」が有名。 鬼谷廬は古代中国軍事科学の創始者・王禅が研究と勉強を教えた場所 西の国の大使館の皆さん。楽しそう。 |
|||
こんな所に飛行機。何故? 良い所なので、また今度来てみよう。バスで。 谷底が遥か下に見える。この先が心配。 |
|||
超巨大な岩が現れた。ビックリ。 ガードレールが鉄から長城型に変わる。懐柔区と密雲区の境。ハッキリしていて面白い。 望京台。この京はどこのことだろう? |
|||
雲海観景。ここなら雲海は見えそうだ。 晴れていたらもっと良かった。 遠くに道路が見える。まだ上らなければならないようだ。 |
|||
望京台の下にバランスストーンが見えた。 ズームイン!いや〜凄い。 10kmポスト通過。あと少し。 |
|||
およよ、こんな所でロッククライミング。 険しい所だよ。下を覗き込むだけで縮み上がる。 初めてのトンネル。真っ暗で恐ろしい。 |
|||
内部は洞窟の様で、これも恐ろしい。 12:02 トンネルを抜けると、そこは、、、千尺珍珠瀑風景区だった。 しかし、鍵が掛かっていた。 |
|||
12:10 更に進むと別の入口。售票処と書いてあるのが見えた。 しかし!ビール瓶を足元に置いて座っていたオヤジの話では、滝に水が無い! 隣の小さな滝を鑑賞。 |
|||
またも目的未達成で不完全燃焼。悔しいので戻らず先へ進む! 雲蒙山1,414m。しんどい筈だ。 さっきのロッククライマーが見える。頑張ってるな〜。 |
|||
絶景。緑が綺麗になった。 正面の山に、人の影。目を凝らすと、またもロッククライマーだ。 あの絶壁を良く登るよ。 |
|||
救急車出動。サイクリストを救援。急坂路で脱水症状か? トンネル内で抜いて行った救急車が、止まっている。大丈夫か? ここの高低差は凄かった。 |
|||
ここまで降りて来ても水が少ない。 天仙瀑風景区入口。だが、ここもクローズ。黒龍潭に繋がっている? 左に下って来た道が見える。逆ルートなら断念していたかも。 |
|||
黄土梁村へ到着。ホッとした。観光バスが並んでいるのが見える。 羊料理がこの村の名物。 観光バスで羊を食べに来ているのか?(違っていた模様) |
|||
河北、天津、内モンゴルと、外地ナンバーがズラリ。後で分かったが、この先の清涼谷へ来た人達だった。 13:40 63路の四合堂橋南バス停に到着。やった〜。次は14:30発。 |
|||
先に進むか、始発バス停へ行くか思案し、後者を選択。 13:50 四合堂バス停らしき所へ到着。しかし、どうも不安なので戻った。 |
|||
14:00 四合堂橋南バス停に戻って来た。サインが無いので少々不安だが、周囲の様子を窺うと、同じくバスを待っているらしきお兄ちゃんがいたので多少安心。 しかし、14:30になってもバスが来ない。15:00を過ぎても来ない。観光地だから渋滞かも。もしかしたら、事故か故障?次は最終の16:30発。もしかしたらここまで走っていないかも。など思いを巡らせながら岩に腰を掛けていたら、売店のお兄ちゃんが小さな椅子を持って来てくれた。何と親切な!最初は断ったが、改めて進めてくれたので貸して貰った。 |
|||
16:00 密63路が来た。客を降ろし出発するだろうと思ったら、動かない。聞くと、16:30出発だと言う。四合堂での不安は的中で、戻って来ていた良かった。 椅子を返し、お礼を言いつつコーラを買った。このコーラの美味しかったこと! 次は清涼谷へ行き、また彼の店に行こう。 |
|||
16:30 定刻に出発。ここから乗車したのは数人だったが、次の清涼谷で山ほど乗って来た。清涼谷の帰りは、一つ戻って乗るのが間違いない。 沿湖西門で密63路を下車し、980快へ乗り換え。980快は席の無いことが良くあるので心配したが、早目に乗り換えたので問題なかった。しかし、朝心配していたことが現実になり、高速道路の渋滞が激しく、アパートまで2時間45分も掛かった。これで、西郷どんがパー。クッソー! 本日の歩行距離22.1km、33,404歩。上った階数9階。高低差は大きかったが、坂だからカウントされないか。 またも幻に終わったが、無事帰って来れたことでホッとしたためか、結構充実感がある。これだから止められない。 |