トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #50
【旅日記】
2018.2.25(日) 興味津々北京汽車博物館
2/15(木)-21(水)は春節休暇だった。この間、日本へ帰り奥歯の治療とオリンピックのLIVE放送に明け暮れる毎日だった。特に、カーリングは回数も時間もダントツ。メダルが獲れて本当に良かった。スケートはフィギュアもスピードも面白かったし、見ているだけで力が入り、テレビに向かって何度「よしっ!」と口に出したことか。僅差で残念な競技も沢山あった。4年後の北京では更に活躍して欲しい。 |
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8:10 春節休暇の関係で、今週は土曜出勤だった。記念(?)の50回だか、明日からの一週間を考え遠出は避け、以前調べておいた北京汽車博物館を目的地に決め出発した。 東直門北から特12路に乗車。阜成門北で694路に乗り換え、終点の怡海花園西門で下車。694路は1区間の距離が長く、早くて快適だった。 |
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9:25 怡海花園西門へ到着。途中、目的の博物館の方向を示す案内標識があったが、ここには何も見当たらない。NAVIで調べてみると、バスの前を横切り南進するようにルート案内が出た。道ではないように思えるが、、、 |
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左へ90°向きを変えると、立派な住宅街の門。後で分かったことだが、土地勘のある人はこの門から東進して南門から外へ出るのだろう。南門の正面が目的地だったので。 |
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多少迷いながら南四環路へ出た。目指す博物館も南四環路の南側に見えて来た。 |
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9:40 博物館前の歩道橋を渡る。この博物館、変わったデザインだった。 |
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5階建。1Fは豊台区の展示。ここは無料。2〜5Fが博物館。ここは有料。30元/人。 |
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なぜかSLで入場券を販売。 |
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入口のチェックは厳しい。ダウンジャケットの下にボディーバックを掛けているのを見破られた。 |
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【1F 豊台区エリア】 盧溝橋周辺はこんな風景だったようだ。 |
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最初の展示は北京ジープ。この後どんなクルマ達が出て来るか楽しみ。 |
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写真がモノクロなこともあり、哀愁が漂っていた。 |
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記念品の展示も多数。 |
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北京汽車制造廠の1976年カレンダー。この車、クラウンにそっくり。 |
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【2F 中国汽車工業経典蔵品エリア】 レトロな車が並んでいた。 |
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上海乗用車 第一代 |
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第一汽車 紅旗 |
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乗り心地悪そう〜。 |
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シンプルな造り。スピードはどれくらい出るのだろうか? |
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雷峰エリアがフロアの1/3ほどあった。 |
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【3F 未来館】 汽車の夢コーナー。意味が解らなかった。 |
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資源環境コーナー。ここも意味は解らなかったが、廃品を使ったアート展示は面白かった。 |
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【4F 進歩館】 解構汽車コーナー。操り人形のような展示で車の構造を紹介。 |
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工程技術コーナー。エンジンとトランスミッションの展示はユニーク。 |
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しかも講師が解説。 |
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汽車設計コーナー。コンピューターで体験できる。 |
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風洞実験ブース。渦巻きが見えるのかと期待したが、風が弱く見えなかった。残念。それでも有料。20元/人。 |
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ミニカーなどが出て来るガチャガチャ。20元/回。 |
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レーシングカーコーナー。 |
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このブガッティーはカッコ良かった。 |
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何といっても一番は、フェラーリディーノ246GTS。しかし、足が上がっているので見栄えが良くない。もっと真面目に展示せんかいっ! |
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国産のレーシングカーは、、、 |
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昔の工房の原寸大ジオラマ。楽しそうだ。 |
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この建物の中央は全階吹き抜け。壁には色々な紹介が埋め込まれている。 |
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日本政府の国産乗用車保護政策やトヨタ生産方式と言うのもあった。全部読むには相当通う必要がありそう。 |
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【5F 創造館】 歴史の車輪コーナー。遥か昔に遡りスタート。 |
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誕生発展コーナー。1902年製オールズモービル Rモデル。レプリカが多い中で、これは本物。海外のクラッシックカーショーで賞を貰うほど。 |
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蒸気トラクター。これはレプリカ。動いており一見の価値あり。 |
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1886年製ベンツ1号汽車をモデルにしたレプリカ。ベンツの許可を取ったモノ。 |
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T型(前)とA型(後)フォードの本物。 |
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汽車社会コーナー。お〜、スバル360。日本大衆車の草分け。 |
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本日二番目にワクワクしたのが、このイエローキャブ。20年前に良く世話になった。パンクした自転車を荷台に積んで運んだり、大雨の後で東三環路の冠水突っ込み動けなくなったり、故障した車を押したり、実に思い出深い。 |
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スープラの展示理由は読み取れず。 |
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ロールスロイスの迫力は凄まじい。 |
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そう言えば、ちょい昔のアメ車はこれっきりだった。 |
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最後は中華動力コーナー。 馴染みの無いクルマが殆どで面白かった。こんな汽車博物館も、たまには良い。 |
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11:20 博物館北門前の怡海花園南門から特9路に乗車。 |
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「特」が付いたバスなので四環路をキビキビ走ることを想像して乗り込んだが、ノロノロ側道を走り中々本線に出ない。この先でやっと本線にでたと思ったら、 |
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途端に渋滞。 |
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少し進むと、前方の立体交差にトラックが止っているのが見え一安心。 |
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リアタイヤがアクスルごと外れていた。こりゃ長引きそうだ。 朝暘公園橋北で下車。2階の一番前で、いつもと違う目線から風景が楽しめたので退屈しなかったが、まさか1時間も掛かるとは。側道だからノロノロ走っていると思ったが、本線でもスピードは変わらなかった。 |
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バスを降りてからは、朝暘公園の外を南から西へ公園沿いに歩き、ラーメン荘で汁なし二郎を食し帰宅。 朝暘公園の西側ルートを選んだのには理由がある。20年前からお世話になっている日本料理の晩亭四季(開店当時は呼家楼で石亭)が、昨年12/31に突然閉店した。老板からの便りで色々あったと聞いたが、この辺りがどうなっているのか自分の目で見ておきたかった。 なるほど、並びの飲食店も軒並み閉店。北側に少し営業している所があったが、風前の灯のように見えた。 |
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店の看板は残っていたが、ドアにはチェーンが巻かれ、店内は酷く荒れていた。張り紙が2枚あったが破り取られていて読み取れなかった。他の店舗に残っていたものは、「この一条街の建物には安全問題があるとの役所の指摘で全面的に建て替える」との趣旨の管理会社からの通達だった。 開店当時は良く通った。最近は年数回に減ったが、馴染みの店が無くなるのは寂しい。老板は暫く充電するそうだ。いつかまた復活されることを願う。 本日の歩行距離10.5km、14,301歩。上った階数7階。春節を過ぎ季節の変化を実感した。昨年4月に重い腰を上げて復活させたバスの旅「北京一卡通編」が、大きなトラブルに見舞われること無く50回になった。行ってみたい所はまだ沢山ある。「春眠暁を覚えず」とならないよう、早起きして余裕を持って出掛けることを心掛けよう。 |