トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #108
【旅日記】
2019.5.19(日) 改めて亓蓮関へ
今週は青島へ出張。2年振り?初めて訪れたのは、‘00年春節だったか?あの時は、熱いお湯が入ったバケツに浸したビールで歓待を受けた。『日本人は寒くても冷たいビールを飲む』と言っても全くお構いなし。それどころか、バケツの湯気が少なくなると、お湯を交換していたからな〜。それにしても、大都会へ変貌(この港へ来たのは初めて。前からこの風景だったら失礼)した街の姿にとても驚いた。 曇っていた空が、夜半から雨になった。翌日の金曜日、17:00発の飛行機で北京へ帰る予定。悪い予感的中。前日から奥歯が痛み一刻も早く帰りたいのだが、北京の天気も悪く4時間半遅れ21:30に出発。そろそろ着陸と思った頃、北京の天気が悪いので瀋陽へ着陸して待機するとのアナウンス。結局北京に着いたのは2:10。タクシー乗り場は長蛇の列。三元橋までの無料バスを見つけ、兎に角街へ向った。しかし、三元橋でタクシーも夜間バスもゲットできず、バッグを転がしアパートまで徒歩でトホホ。着いたら4:20、空が白みがかって来た。直ぐ鎮痛剤を飲み、凍ったペットボトルを頬に当てて眠りについた。そんな訳で、土曜日は予定外の休養日になった。 |
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7:25 アパートを出発。本日の目的地は、先週スルーした神堂峪自然風景区の亓蓮関と慕田峪長城の大角楼。 東直門バスターミナルから916快に乗車。日曜日のせいか、先週とほぼ同じ時間でもガラガラ。乗車し、外を眺めていると、地図からのリンクで見た大角楼にそっくりの写真が目に入った。 |
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正にこの感じ。期待が膨らむ。 |
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8:45 楊家園で下車。順調。 8:55 于家園へ到着。靄が掛かり山が見ええない。傘を持参したが、天候が少々心配。 |
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9:03 H12が来た。サインを良く見ると、先週見ていなかった手前側の面に「9:00 16:00」と手書きしてあった。胸のつかえが取れ良かった。 |
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以前APEC会場になった雁栖湖西側の范崎路は花壇が良く手入れされている。 |
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神堂峪自然風景区入口を通過。カメラを構え、例の橋が現れるのを待った。 神堂峪自然風景区入口から下車する懐柔蓮花池まで、バス停は7つ。結構距離がありそう。 |
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9:45 懐柔蓮花池で下車。 先週は見逃したが、到着直前に目的の亓蓮関を発見。確かにバス停から50mほど。 |
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それが、南側を流れる雁栖河に掛かる橋の袂だった。 |
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亓蓮関。立派!門には大きな南京錠が掛かり、中には入れない。 背後の山頂には見張り台がある。 |
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先週これを見逃していたとは、情けない。 |
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では、回れ右して大角楼へ。 地図に合う右へ行く道は、橋の向こうに見える道に違いない。 |
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いざ長城へ。 |
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良く見る警告看板奥の急斜面に登山路が見えた。視線を上げると長城が見えた。 看板が無くてもあそこは登る気にならない。滑落したらイチコロ。特に、雨上がりで下が緩い今日は。 |
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山の上に見張り台が見えた。期待が膨らむ。 |
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ところが、行き止まり!獣道があったが、どうにも怪しい。 不安になりスマホで地図をチェック。 |
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ダメだ!ミスコ〜〜ス! 一本早く曲っていた。 |
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少し戻ると、亓蓮関の背後に連なる壮大な長城が見えた。 |
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朽ちているな〜。 |
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で、大角楼への道は、、、 |
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コレだ! 安全第一。止めておこう。 想像するに、地図の道はこの上にある長城。東直門バスターミナルにあった写真の楼閣に通じる、あの長城ではないか。 |
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大角楼は諦め、2階建ての水道橋に向かった。 バスからは見つけられなかったが、所々で長城が見えた。歩くと良い事がある。 |
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カート場が3ヶ所あった。場所が場所だけに、山岳コースがあった。面白そうだ。 |
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リゾート開発が進んでいる。必ずしも成功している様では無かったが。 パッコ、パッコと馬が来た。所々で、4輪バギーのレンタルがあった。何でもありだ。 |
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焼とうもろこしの匂いが抜群にイイ。歯が痛くなければ直ぐに飛び付いたことだろう。 |
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荷台のボトルに、この看板。何? |
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何と、奪い合う様に水をボトルに詰めていた。 |
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有料。料金設定が面白い。 |
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11:00 長元村城堡。ここには往時の名残は見当たらない。 10:20に于家園を発車したH49路が、懐柔蓮花池に向かって走り去って行った。9:20発は終点の懐柔蓮花池で殆ど休憩することなく折り返した。20分もしたら戻って来るかも?水道橋まで歩くと乗れない恐れがある。悩ましい。 |
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空が澄んで来た。連なる長城の姿が良く見えるようになった。 |
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11:14 長園小学バス停に着いた。 そろそろH49路のバスが戻って来る筈。橋はこの先。橋へ行くと乗れない恐れがある。 少し考えたが、橋へ向った。 |
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11:19 橋が見えた。 |
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素晴らしい! |
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しかし、全く説明が無く謎、謎、謎。 |
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11:22 次の神堂峪路口バス停は遠いので、長園小学へ戻り始めたその時、バスが来てしまった! ガッカリしつつ次のバスの時刻を調べると、2時間後。更にガッカリ。それならば、H12路が先に来ると思うが時間が分からない。選択肢を増やした方が得策と考え、神堂峪路口まで行くことにした。 |
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食べ放題になった羊たち、やたら元気。 |
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X004をひたすら下って来た。この道は交通量がそこそこあるうえに、カーブと良く育った草で見通しが悪く、跳ね飛ばされないよう右へ左へ移動の連続で忙しかった。それもあと少しの所まで来た。 |
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11:45 神堂峪路口へ到着。これでH39路の選択肢が増えた。 しかし、停留所の場所が違うので、一緒になる次の川谷まで歩くことにした。 |
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今朝も先週も、もっと言えば以前神堂峪へ行った時も全く気付かなかったが、ここから長城が見え始める。 |
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神堂峪桟橋のスタート地点。川谷バス停から50m。 |
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11:57 川谷へ到着。ここは不夜城らしい。確かに宿泊施設や食堂が立ち並んでいる。 改めてバスの時間をチェック。確実と思われるのは、神堂峪を13:00に発車する事になっているH39路。 |
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時間があるので、少し桟橋を散歩してみることにした。 |
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橋の中央まで行ったが、渡った先が急な階段だったのでUターン。 昼食時、川辺の食堂は大変な賑わいの様だった。 |
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12:10 桟橋入口で腰を降ろし、スマホの地図で次のバス停までの距離を確認しようと目を落としていたら、緑の大型車が前を通過した気がした。顔を上げ、その大型車を目で追うと、“H12”。しまった〜! H12路は期待の星だっただけに悔しい。バス停には腰を降ろすところが無い。たった50m、神堂峪路口方面を良く見て、見つけてから走れば間に合うと考えていたのだが、大失敗。 乗降客がいれば間に合ったと思うが、それがゼロで止まらずスルーして行った。 |
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H12路に乗れていれば、待ち時間がたったの13分となり極めて効率が良かったのだが、乗れなかったことで更に1時間待ちが確定。 そのまま待つ気にはなれず、2.6km先の雁栖島バス停まで歩くことにした。 |
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12:36 雁栖湖が見えて来た。 少し前に反対車線をH39路が走り去った。時刻表は正しかった様だ。 |
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雁栖島入口正面。花壇は実に良く手入れされている。 |
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12:45 雁栖島バス停へ到着したと思うが、サインが無いので不安。景観重視のようだ。 13:27 バスが来た。H39路。待っている間に風が強くなり、寒くて震え上がった。バスは天国。 本日の歩行距離17.2km、25,233歩。上った階数14階。結構歩いたが、殆ど下り坂で楽チンだった。大角楼へ行けなかったのは少々残念。 帰宅後、歯医者へ行った。診察結果は無残。『もう抜くしかない』そうだ。そしてインプラントを勧められた。困ったな〜。痛いのは嫌だが、抜いてしまうのも嫌。根っこの治療で回復しないものか?今週土曜日に院長先生と相談だ。 |