トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2020.8.30

 

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▼北京一卡通編 #2812

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【旅日記】

2017.8.20(日)  青龍峡で思わぬ相棒が出来た

今週は広東省へ出張した。先ずは深圳。ここまで来ると空気が違う。空が青く、とても清々しい。川の向こう側は香港。川を一つ隔てているだけだが、緑が濃く山が美しく見えるのは何故だろう?

 

25年前、香港からスーツケースを引いて、この羅湖のボーダーの橋を渡ったのがつい昨日のようだ。経済特区に指定され、当時も開発が進んでいたが、今の発展には驚くばかり。市内を横断する道路には、大型コンテナを積んだトレーラーが数珠つなぎ。色々なものが世界中に運ばれているのだろう。

続いて広州。ここも私が住んでいた9年前とは大違い。地上も大きく変わったが、地下鉄がとても便利になった。今回もあったが、タクシーはやたら大回りすることがあり乗りたくない。市内のバスは時間が掛かる。乗り継ぎで非常に長い距離歩くのは面倒だが、使い勝手は一番良い。特に天河辺りから空港へ行くなら絶対地下鉄が便利だ。

 

変化が大きい一方で、変わらないものもある。その一つが、この牡蠣。これで48元。小さな店だったが、今や繁華街に支店が2つもあるらしい。さびれた場所にある本店も相変わらず賑わっていた。〆は、カニのエキスが効いたお粥。通い始めてかれこれ10年。この牡蠣とお粥は今も時々食べたくなる。

6:00 响水湖城自然景区を目指しアパートを出発。先ずは東直門バスターミナルから916快に乗車。2人掛け席に1人で座り、リラックスして行けた。

7:20 懐柔北大街へ到着。相変わらず白タクが屯していた。ここで响水湖行きのH07路に乗り換え。地図アプリによると、首6:15、末17:00とのこと。1時間に1本なら、2本目乗れるか微妙な時間だ。しかし、発車間隔や時間が出ていないので分からない。もしかしたら、もっと短い間隔で走っているかも。と期待しつつ待った。

 

しかし、一向に来ない。30分経過、40分、45分まで待ったが、もし来ても帰りのバスが心配だ。ここで始発の于家園まで4区間、様子を見ながら歩いて行くことにした。

8:22 于家園バス停が見えて来た。バスがいる。ここまでは来なかったが、アレかも知れない。

 

いやいや、何台すれ違っても全部違っていた。

于家園バス停にある便利店の手書き時刻表によると、、、「响水湖 6:1517:00」。地図アプリと同じだが、この時刻表は、全部の始発時間を書いていると思われるので、响水湖行きは2/日と言うことのようだ。

 

これは前に見た時と同じ。地図アプリを信じて来たが、やはり响水湖への日帰りは無理のようだ。

歩いて来る途中で、目的地を青龍峡に変更することにした。青龍峡には、東直門北発の936路が于家園を経由して行く。

 

看板を確認すると、以前あった936路が無くなり、青龍峡行はH58路の変わっていた。しかし、その看板には、「8/21から運行」と書いてある。もしかすると、936路が青龍峡まで行くのは今日が最後か?などと考えていたら、936路が来た。

9:03 青龍峡へ到着。靄がかかり少々残念。

しかし観光客は多い。入場料は54元。絵葉書タイプは+5元。ボートがセットのチケットもあった。

ここは長城の関所だった。ここも敢えて修復していないのか?

長城と水遊び、そして滝がここの売り。

 

売りの一つの長城を堪能したので、ここでUターン。

ここで商売が出来るのも、あと1ヶ月くらいか?この人達、冬の間はどうしているのだろう?

 

去年来た時にはEVスタンドには気が付かなかった。新しく出来たのだろうか?観光地はどこに行っても用意されている。政府の本気度を感じる。

EVスタンド辺りから、子犬がついて来るようになった。食べ物をあげた訳でもないのに。車がビュンビュン走る歩道の無い道で、フラフラ車道に出て行くので危なくて心配。

 

「チビ助」と命名し、世話を焼きながら道中を共にした。

遠くに長城が見える。しかし、靄で見難い。

「長城はこっち」と言わんばかりに、長城プレートの横に山へ入る道があった。コンクリートの歩き易そうな道なので行ってみることにした。チビ助はここにもついて来た。

アサガオを見たのは随分久し振り。

大きな実を付けたリンゴの木が沢山あった。

リンゴ泥棒が多いのだろうか、大きな番犬に凄い勢いで吠えられた。一頭目は前を通過することが出来たが、見るからに凶暴そうなこの二頭目は、噛まれたら、、、命の危険を感じる。上りから下りに変わり、もう少しで別の道に出そうな感じだったが、恐ろしくて、ここでUターンした。

 

この間、チビ助も一緒だった。キャンキャン可愛い鳴き声だが、精一杯吠え返していた。立派!

長城プレートまで戻ったところで一休み。チビ助も休憩。

よほど疲れていたのか、この後横になっていた。しかし、私が動き始めると身体を起こし、またついて来た。君は一体どこの子?

ここで馬に乗る人がどれだけいるのだろう?

遠くに旗が見える。

若い女性、、、

のマネキンだ!旗を振っているのはオヤジ。桃を売っていた。食堂の客引きも兼ねているのだろう。

 

数年したら、マネキンが旗を振っているかも。

10:21 青龍峡口へ到着。到着直前、チビ助が撥ね飛ばされそうになった。ここまで来ると、食堂があるので食べ物の方に行くかと思うと、ちょっと寄り道するがまたついて来る。

最近良く来る河防口。

水溜りでしゃがみこんでいた。相当疲れたのだろう。途中、自分で日陰を選んで歩いていたし。

10:38 別れの時が来た。バスに向かうと、後をついて来る。バスに乗ると、ドアの前で座り込んだ。何と可愛い。ドアが閉まると、諦めて歩き出した。無事に帰ってくれよ。

 

目的の响水湖城自然景区には行けなかったが、青龍峡でチビ助に出会い楽しい一日になった。

河防口から H11路で于家園へ。楊家園まで歩き、916快で西河へ。西河で特8路に乗り換え、亮馬橋で下車。ラーメン荘で、炒飯・木村麺・ビール。満腹。14:15帰宅。

 

本日の歩行距離11.3km17,635歩。上った階数2階。今日も食べ過ぎた!

 

▼前日記−バス旅復活のプロローグ

17.4.23(日) 晴

 

目的地を懐柔区の青龍峡に決めアパートを出発。東直門バスターミナルから懐柔区の楊家園まで916快に乗車。徒歩で于家園に移動し、936路へ乗り換えた。

 

936路はG111京加路を北上。雁栖湖を越えると、間も無く河防口長城が現れた。圧巻!

G111を右折し、カーブの多い上り坂を乗り心地の悪いバスで左右に揺られながら45km進むと青龍峡へ到着。

長城が近い!

 

ここは割合空いていて良い。

帰路は長城を眺めながら河防口長城まで散歩。

 

緑が増え気持ち良い。

長城はダイナミックで素晴らしい。登るのはしんどいが。。。

 

往時に思いを馳せ、門を潜り城内へ。

 

しかし、そこは21世紀だった。

 

▼後日記−ダムによって出来た風光明媚な遊園地

18.10.2(火) 晴

 

今回は于家園からH58路に乗車。

 

そして入場。

ダムにより長城が近い。

水庫からの水が滝となり山肌を流れ落ち風光明媚。

 

ヘルメットを被れば滑れそう。

工事用の機械かと思ったら、バンジージャンプだった。結構人気あり。

 

全て回ると相当な距離あり。

 

山頂にはリフトで上ることも出来る。が、それはパス。

カートもあるので結構楽が出来る。

 

帰路、密雲区に回り尖岩村の栗子宴を物色。しかし、目ぼしい店が見つけられず。魚はともかく、旬の栗を腹に入れられず残念。



 

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