トコトコ中国バスの旅 |
|
|
|
|
|||
▼北京一卡通編 #72−1
【旅日記】
2018.6.30(土) 古村のキーワードで見つけた桑峪村
今週は天津・成都へ出張。成都の往復では共にラッキーな出来事があった。 往路は、ビジネスクラスにアップグレード。美味しい朝食を食べ、大きなシートでゆったり。 復路は、出発前の雨と雷で心配していた通り遅れ。少し早目にチェックインカウンターへ行ったら、「あなたの便は遅れているから」と、一つ前に便に振り替えてくれた。結局、元々撞着する予定の時間に着いたのだが、便が変わらなければ2時間遅れは堅い。感謝!感謝! |
|
6:30 アパートを出発。目的地は潭柘寺に隣り合う桑峪村。 先ずは、東直門内から612路の始発に乗車。 昼も夜も観光客で賑わう什刹海もこの時間は閑散としている。 |
|
しかし、展覧路で乗った快速公交4線は、後ろ向きの席以外は既に満席。少々気持ち悪いが、いつもと違う風景が楽しめ、それはそれで良かった。 |
|
8:00 候庄子へ到着。ここで潭柘寺行の931路へ乗り換え。 天気はバッチリ。まだ涼しいが、暑くなりそう。 4車線の広い道だが、やけに混雑している。 |
|
と思ったら、原因はタクシーとマイカーの接触事故。 こんな所でも現場保存。恐ろしい。 |
|
8:54 潭柘寺の2つ手前の八奇洞で931路を下車。 |
|
折角なので、八奇洞へ寄り道。 |
|
結構面白そう。しかし、タイのサッカー少年団行方不明の真っ最中なので気が進まずバス。 入場料は、強気の54元。 |
|
地図アプリでルートを確認し、2.5km先の桑峪村へ向けて出発。 先ずはバスが来たX004潭王路を戻る。 |
|
9:06 X004と桑峪村へ向う南桑路の交差点。 井戸端ではないが、老人達が日陰で会議。 |
|
定都閣が見えて来た。絶景が360°見渡せる所。行ってみたくて、以前バスを探したが良いのが見つからなかった。割と近くに見えるのだが、、、 この辺りからなだらかな上りになった。 |
|
まだ8kmもある。こりゃ無理だ! |
|
9:19 桑峪村入口へ到着。ここでも日陰に老人。 |
|
大きな石。裏側には細かな文字で村の説明が彫ってあった。 |
|
立派な石橋。 |
|
その橋を進んでみた。 |
|
橋の中ほどから村を眺めた。昔は水に苦労したことだろう。 |
|
立派な石垣が続く。石は山ほどあるから。 |
|
三叉路になった。定都閣は右、村の中心は左。左へ進んだ。 |
|
9:41 中心の広場に到着。ここの日陰にも老人。若者はいないのか? 古村をキーワードに検索して見つけた村だが、山の中の寂れた村ではあるものの、古村を思わせる風景には出会えず。生活区へグイグイ入り込むと出会えるかも知れないが、看板も無い所にそこまでする気にはならない。 しかし、これでは余りにアッサリし過ぎなので、定都閣8kmと並んで出ていた広慧寺へ行くことにした。標識には4kmと出ていたので、もう少し頑張らねば。 |
|
しかし、ここから勾配がキツクなった。 日陰にいた老人が「你去哪儿?」と大声で叫んでいるのが背中から聞こえた。元気だ! |
|
定都閣が近付いて来た。 |
|
何と、石畳になった! 右にコンクリート路が続いているが、行きは直球勝負。 |
|
雑草の具合から、人通りは極めて少なそう。 |
|
突然ヤギが現れビックリ!心臓が止まりそうになった! こんな野生のヤギがいるのか、、、 |
|
と思ったら、先の日陰でヤギ使いが涼んでいた。 これにもビックリ!グリコ状態。 |
|
9:59 広慧寺が見えた。もう一頑張り。 |
|
え〜!私邸になっていた!笑っちゃうぜ。広場の老人の「你去哪儿?」は私への問いだったのかも。 荒廃していたが、手入れすれば、まだまだイケる感じだった。しかし、この山の中では参拝する人は極めて少ないだろうから維持は難しいか。 こうなったらヤケクソ。定都閣へ行こう!と、広慧寺の横に延びた細い道を進んでみた。 |
|
寺の裏でT字路になった。左へ行くと、定都閣まで1.5km。 |
|
右は距離が分からない。少し先に看板が見えたので進んでみた。 ところが、この看板には「左の道を行け」と、張り紙が貼ってあった! |
|
しかし、左の道は目の前に雑草が張り出し、進めば進むほど過酷になるのは間違いない。半袖半ズボンで進む気にはならない。 あと1.5km頑張れば、、、とても惜しいが、ここで断念。 |
|
広慧寺の門から。桑峪村が遥か下に見える。良く登って来たと思う。それ以上に、ここにこれほど立派な寺を作ったことに改めて驚いた。 コンクリート路を帰ることに決め山を下った。 |
|
定都閣までほんの少し。残念。 |
|
古村のキーワードで見つけて来たが、期待した古村とは違っていた。 それにしても、こんな山の中で生活するのは大変だったことだろう。 |
|
メチャクチャ勾配がキツイ!下りで良かった。 コンクリートの路面には、ホイルスピンやロックしたタイヤの跡がいっぱい。 |
|
石畳、広慧寺、定都閣が全部入るポイント。 |
|
行きは気が付かなかったが、レトロなお宅。 |
|
しかも、壁には「毛沢東思想万歳!」 |
|
良く見ると、他にも文革標語があった。 インターネットで見つけた「打倒アメリカ帝国主義」もどこかにあったのだろうか? 帰路は八奇洞の更に1つ手前の南辛房から931路に乗車。その後のバスも、全て無事にシートが確保できリラックスして帰宅。 |
|
昨日に続いても今日も夕立。強烈な嵐。おまけに雷も。 この所多い。広州に住んでいた頃を思い出す。 |
|
外にいたら大変だが、37℃もあった気温が一気に10℃も下がり、空もきれいになって気持ちが良い。きっと明日もトコトコ日和になるだろう。 本日の歩行距離13.5km、18,081歩。上った階数27階。良く頑張った。 |
|
▼おまけ・・・2018.7.1(日) 巨大な車庫内は勿論、外にも展示 |
|
昨日の暑さを思い出し中々出掛けられず、結局、最も暑い13:30に出発。 目的地は、朝陽区酒仙橋の中国鉄道博物館(東郊館)。東直門バスターミナルから418路1本で行ける。 南皋西站で下車。バス停は博物館の直ぐ北側。しかし、入場門が南側にしかない。その距離、実に1.1km。営業時間は9:00-16:00。従業員は年配者ばかり。そんな所なので、「あそこに門があったら便利」とは誰も考えないだろう。 |
|
巨大な車庫内は勿論、外にも展示されている。 |
|
そして線路。線路が無いと運べないので。 |
|
最近は高鉄ばかりで、レトロな列車に乗る機会はとても少なくなった。 香港が返還された’97.7.1は、とても暑い日だった。前夜、北京市内は歓喜の花火があちこちで打ち上げられた。ひとしきり花火を楽しみ、早起きしてゴルフに出掛け、午後は寝台列車で西安へ行った。あの頃は、良く寝台列車に乗ったものだ。 |
|
車庫内には、蒸気機関車から高鉄まで色々展示してある。が、この看板で十分。 この施設の東隣に、中国電影博物館がある。どう見てもそっちが立派だが入場無料。何でこっちは20元? |
|
懐かしい。こんな風だった。 |
|
待合室は立派過ぎるのでは? |
|
蒸気機関車は迫力がある。 |
|
食堂車を使ったレストラン。しかし、営業しておらず。 前々から候補に挙げていたが、余りの近さに訪れる機会が無かった。遅く出発した今日は、木陰に入ると涼しく絶好の参観日和だった。 本日の歩行距離4.6km、7,746歩。上った階数0階。もっと歩かなければ。 |