トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #89
【旅日記】
2018.11.24(土) 京城と西山を結ぶ三家店村
7:30 アパートを出発。目的地は門頭溝区三家店。明代の古村落。 東直門内から612路に乗車。定慧橋東で下車し、定慧橋北まで250mほど歩き、336路か977路に乗り換え。残念なことに、バス停まで50mほどの所で977路に追い抜かれた。10分ほど待ち、336路に乗車。 9:35 三家店到着。地図アプリによると、バス32.4km、徒歩656m、1時間47分。地下鉄2本+バス1本が最速。それでも1時間31分なので近くて遠い所。 |
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村の西を流れる永定河の渡口は、京城と西山を結ぶ位置から数条の古道がこの村で交差していた。明清以来、主要な貨物の集散地であり、村内には店舗が林立している。 現存する文物が多く、雍正皇帝の次女懐格姫の墓が村の東にあるほか、天利炭工場、龍王廟、白衣観音庵、二郎廟、関帝廟鉄衛寺、山西会館など村内に完全な姿で保持している。 |
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なるほど商店が並んで賑やか。 百度百科によると、人口446人だが、やたらと人が多い。 |
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親爺どもは将棋。 |
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文物保護を受けている東街78号院。 門の両脇は商店。 |
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入ってみたいが、、、止めておいた。 |
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立派な古樹。 |
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三家店小学。 |
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小学校内部。素朴で良い感じ。 奥が山西会館。明代以来、山西省各所の商人がここを行き来し商売してきたことから建てた。庭内にはレンガが敷かれ、家屋は青石台基の上に建てられている。 |
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白衣観音庵。白衣の観音菩薩を祀っているそうだが、中には入れず。 |
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三家店中街を真っ直ぐ進んだ。 |
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何せ、一歩脇道に入ると戻って来られなくなりそうなので。 ところが、数時間後に正面の山からこの道を通って街に帰って来ることになった。 |
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時間がゆっくり流れているようだ。 |
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屋根に細かな彫刻。 |
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文革標語が姿を消しつつあった。 |
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懐かしい風景。昔は市内でも良く出会ったものだが。 |
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立派な門のお宅。 |
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中には木が山積み。燃料? |
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兎に角、ウナギの寝床の如く長い。 |
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屋根の上に西六環路の標識が見えて来た。 |
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見よ、この壁の厚み。ガッチリ作られている。 |
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廃墟もある。ここは観光化されていないので、このまま朽ちて行くか。 |
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関帝廟鉄衛寺。ここも入れず。 |
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街の端が迫って来た。 |
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石炭の臭い。天利炭工場のようだ。 |
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龍王廟。本堂内の龍王神、雷公、電母の「龍君旅図」壁画が見たかったが、ここも入れず。 |
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ここまで来ると人は少ない。 |
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10:18 散策終了。確かに古村落だった。村の外に駐車場を作って、自動車進入禁止にすると尚宜しい。 |
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三家店橋の下を横断し、永定河へ向う。 |
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川底下村などへ向う892路で川の西岸は良く通るが、東岸に来たのは初めて。 |
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目の前にバス停。しかも待ち人がいる。 少し考えたが、まだ早いので山から村を見て、昼食を済ませて帰ることにした。 |
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龍王廟の前を戻り、民家の路地を山の方へ向った。 しかし、袋小路。しかも、ちっこいが凶暴な犬に強烈に吠えられUターン。 もう一度龍王廟の前を通過し、裏へ回ってみた。 |
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上手い具合に山に向かう道があった。 少し登ると、無人ゲートがあった。先を見ると、登る人影がある。横をすり抜け、前の人に続いた。 |
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無人ゲートの先で既に西六環路よりも高い。 先を見ると、結構な勾配が続く。 |
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山の南側に出ると、三家店の村が遥か下に見える。と言うか、もう霞んで良く見えない。 |
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道は先に続く。時間はあるので、先に進むことにした。 暫く進んだ所で、Y字路に出た。左の上りは「新望京楼」、右の下りは「黄土坑」と出ていた。距離は書いていない。上って行く人、下って来る人、数人だが人がいる。彼らの目的や目的地は分からないが、「きっと新望京楼だろう」→「さほど遠くない筈」と読み、上ることにした。 |
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どんどん高度が上がる。2週続けて登山になるとは、、、 |
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山の頂を越えると、更に高い頂きが見える。何度繰り返したことか。 ギブアップしようかと頂きを見上げていたら、その陰から飛行機が現れた。これで思い直し、あそこまで行ってみることにした。 |
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その「あそこ」を越え、更に進んだ。正面が京西古道だろうか?あの時もしんどかった。 |
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11:35 2つ目のY字路。今度はどちらも上り。頂上は直ぐそこに見える。 ここで、新望京楼までの距離をチェック。何と!ここから5.3km!これを見て速攻でUターン。 それにしても、この道は何のためにあるのだろうか?京城からの古道の1本? |
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下りは早い。しかし、膝に負担が掛かり、古傷が痛む。無理しない無理しない。 と思っていたが、1つ目のY字路を「黄土坑」方向へ少し進んだ所で三家店村へ一直線に延びる様に見える山道を見つけ、一か八か足を踏み入れた。 これが大正解。降りた先は墓場だった。その中を通り抜け、直滑降!村の北から南下し、戻って来られなくなりそうで進まなかったあの路地に出た。随分ショートカット! |
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12:35 朝バスを降りた時に目星を付けていた小二刀削面へ入った。 この村には刀削面屋が数軒あった。刀削面と言えば山西省。山西省の人が多かった名残か、末裔が血を受け継いでいるのか? |
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もちろん刀削面。猪肉土豆香茹、大椀12元+ビール6元。写真付のメニューを見て、醤油あんかけ味のイメージで頼んだら、辛かった〜!でも美味しかった。 本日の歩行距離14.9km、20,200歩。上った階数68階。村か、山か、〆の刀削面=山西省も印象深い。 |