トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #117
【旅日記】
2019.8.4(日) 鉄屋だけに、兎に角デカイ首鋼工業遺跡公園
7:40 アパートを出発。目的地は、地図で見つけた石景山区の首鋼工業遺跡公園。 東直門内から612路に乗車。昨日の天津の白塔寺に続き、阜成門内の白塔寺前を通過。やはりこっち方が圧倒的に白い。頑張れ天津。 展覧路で快速公交4線に乗り換え。良く使うルートだ。 |
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9:09 金安橋で下車。目の前が目的の首鋼工業遺跡公園。アッと言う間に到着と思ったが、ここからが長かった。 石景区は、永定河の緑生態発展帯建設の中で、3つの区域に分けて、3つのテーマパークを建設中。首鋼地区は、その中段地区。総面積70ヘクタール。 ネットで調べてると、営業停止中と出て来る。しかし、7月後半に数件書き込みがあり、どれもこれも絶賛している。実は営業しているのでは?停止しているなら、それで良し。そこには拘り無く、やって来た。 |
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以前、金安橋で下車したこともあるし、快速公交4線には良く乗り見慣れた風景だが、遺跡公園になっているとは知らなかった。 何年か前、日本では廃墟となった大型工場の探検ツアーが流行っていた。間近に見ると、とてもワクワクする。参加者の気持ちが分かる。 |
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それにしてもデカイ。鉄屋だから当たり前だが、徒歩では辛い。門はどこ? この工場の移転は、北京の青空へどれほど貢献したのだろうか? |
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バス停に人。公園に来たのか? |
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首鋼廠東門があった。2区先。そうか、遠いんだ。 |
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少し歩くと、工場がパネルで覆われる様になった。 小さな門が有ったが、どう見ても工事用。 |
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今度は通用門らしき門が出て来たが閉まっている。バス停が無いので東門ではない。 |
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工事のターゲットは、2022年の冬季オリンピック。 工業遺跡は残しつつ、大きなテーマパークにするようである。 |
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道路の東側は住宅の建設ラッシュ。鉄の街が、巨大なベッドタウンに変貌する真っ只中。 |
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9:40 東門へ到着。「南門じゃないか」と独り言を言ってみたものの、工場跡は更に南へ続いていた。 さて、ここの門は開いているが、警備員が目を光らせている。車は一旦停止し、チェックを受けている。そして、“遊びに来ました”と思しき人は一人も見当たらない。どうしようか? 迷っていたら、若い女の子が一人、警備員に声を掛け、手を挙げ右側の建物を指で指しながら入って行った。その隙に、知らん顔して進入。気が付いたか付かなかったかは分からないが、制止されることは無かった。 |
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永定河まで一直線。 |
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陶楼なる立派な大きなビル。鉄工所の中に何だろう? |
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遺跡公園に入れそうな門があった。しかし、厄介な事になってはいけないので入るのは止めた。 |
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おやっ?前方からバスが来た。 |
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公園の中を路線バスが走っているとは驚き。それが、営業していない今も続いているのは更に驚き。 東門の外から楊庄路西口まで、このバスに乗って帰る事になったが、誰も乗っていなかった。平日は工事関係者が乗るのか? |
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9:52 永定河に架ける橋の工事現場が良く見える所まで歩いたが成果なし。諦めた。 首鋼工業遺跡公園に入れるのは2年先かな? |
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その頃には、東門近辺の風景も大きく変わっていることだろう。 バス停で各路線のサインを見て気が付いたことが一つあった。この場所は石景山古城の直ぐ近くで、以前、941路で通ったことがある。石景山古城はもっと北だと思っていたが、こんなに南だったとは驚き。 帰りは、首鋼廠東門から専108路に乗り、楊庄で快速公交4線に乗り換え。次は展覧路で612路に乗り換え。そして、昨日候補にしていたモノを食べるため地安門東で下車。鼓楼に向かって地安門外大街を進んだ。 |
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雑誌の切り抜きで場所を確認。旧鼓楼大街の東側の沿道になっているので、東側を注意して進んだ。 前方に店外で椅子に座り順番を待つ人がいる店が見えた。あそこだったらどうしよう? いやいや、湘菜の店だった。隣に日本料理店が有ったが、名前が違う。 |
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暫く歩いたが見つけられなかった。 今度は反対の西側沿道を歩いて戻る事にした。 露店に野菜の自動販売機があった。どう見てもエネルギーの無駄遣い。山ほどいる年寄りに売らせれば良いのに。 |
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12:00 在った!西側。しかも、故楼西大街の交差点に一番近い店。 もしかしたらと思ったが、提灯の右に見えた大きな看板に“XX Bar”と彫られていたので違うと見て通過していた。 それが、左の提灯下の小さな看板に、目指す“泥山鳥稲”と彫られていた。 |
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店内には、赤ちゃんを連れた日本人らしき若い家族が1組。ちょうど精算が終った所だったらしく、間も無く帰って行った。これで貸し切りになった。 雑誌の切り抜きを見せ、キャンペーン中のラーメンの中から「泥丸鶏湯拉麺」をオーダー。飲料の冷蔵庫から袋入りの中華麺を取り出し茹で始めた。 日本で13年修業した料理長はこの人? |
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味は良かった。つくねがとても美味しかった。しかし、マイナス点も多い。 @地図の間違い、A食べ終わった食器の片づけが遅い、B厨房の外に冷蔵庫がある、C電燈を点けていない、D雑誌の写真に偽りあり。チャーシューが入っていない、Eお茶の様子を見に来ない、F請求金額の間違い 今一度雑誌の切り抜きを見ると、通常料金が分からないメニューもある。編集がいい加減なのか、検収がいい加減なのか、両方なのか、しっかりせいよ! |
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腹ごなしに、鼓楼西大街を徳勝門方面へ歩き、ホルモン屋が再開しているかチェック。案の定、今も工事中。張り出されていた開業予定が剥ぎ取られていた。一体いつ開業するのか?待ち遠しい。 本日の歩行距離9.2km、15,015歩。上った階数3階。首鋼工業遺跡公園がオープンしたら行ってみよう。きっと、自動運転のカートが行き交う未来型の公園になる事だろう。 たった3階しか上っていなかったか。それにしても、左膝が痛かったなぁ。 |