トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #20
【旅日記】
2017.7.9(日) 鉄壁銀山と長城
6:30 アパートを出発。今回は東直門外からスタート。東直門バスターミナルの直ぐ北側で、前の道路は頻繁に通る。しかし、ここから乗るのは初めて。 |
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去年、古北水鎮へ行くのに苦労したが、ここから直行バス出ているようだ! |
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盤山風景名勝区へも直行バスがある。これは知っていたが、直行バスでは面白くない。しかし、他に方法が無いようなので何時か乗ってみようと思っている。 |
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今日は先ず942快へ乗車。6:30が始発だった。バスターミナルの門へ着く寸前に2号車らしき942快が出て行ったので暫く待つことになった。 |
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7:00 出発した。昨日とはうって変わってガラガラ。しかし、途中のバス停で乗り込んで来る人が多く、直ぐに満員になった。 39番の下西市で856路へ乗り換え。 |
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7:51 下西市へ到着。高速道路もガラガラで順調だった。途中、以前から気になっていた順義古城を通過して来た。何があるのか周りを注意して見て来たが、何も見つからなかった。 15年前は東直門バスターミナル辺りもこんな感じだった。 |
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5分ほど待ったら856が来た。幾ら切符を買う客が少ないとは言え、オバちゃん、爆睡はいかんでしょう。 |
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8:15 興寿北站へ到着。終点だからと油断していたら、とても終点とは思えない所で降ろされた。ここで最後の昌31路に乗り換え。 |
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8:19 待ちを覚悟していたが直ぐに来た。ローカル線らしくプラスチックのシート。そして、バス停のサインが無い!車内アナウンスはあるが、ドライバーのマニュアル操作のため今一つ正確性に欠ける。バスは結構な勢いで山を登って行く。地図アプリで時々現在位置をチェック。 |
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8:43 湖門口へ到着。危うく降り損ねる所だった。。。ここらは徒歩1.4km。 |
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村の入り口に大きな看板。ここには「銀山塔林」と紹介されている。ここは銀山塔林華禅寺の住職たちの墓だそうだ。御影石でできた、幾重にも層になった塔が林立しているため、古詩に由来してかつては「鉄壁銀山」とも呼ばれていたとのこと。 鉄壁銀山の「銀山」は雪が積もった時の輝きから、「鉄壁」は岩肌が黒っぽい花崗岩のため鉄のように見えることから。銀が取れた訳ではなかった。 |
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今日も上り坂を進む。 |
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馬が引いているのは本物の荷車を斜めにカットしたもの。なかなかシャレている。 |
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石積みの豪邸。 |
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9:04 ゲートが見えて来た。あと少しだ。 |
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何と、「景区停業」!念のため見張りの爺ちゃんに聞いてみたが、入れてくれなかった。 |
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’14/7に災害があり、営業停止しているとのこと。もう3年だぜ。しかも、ここまで来るまで一言もウォーニング無し。さすがだね。少ないながらも、車で来る人、歩いて来る人、観光客がいたからね。村の入口に書くと、村に立ち入る人がいなくなり金が落ちないからな。仕方ないか。 |
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メインの塔林エリア、法華寺遺跡まで、あと数百m? もともとは唐代の806年に建造された華厳寺。遼代の1095年に宝岩寺、金代の1125年に大延聖寺、明代の1429年に法華禅寺と改名された。山中にある物も含めて18座の塔があり、その中には7座の蜜檐式の塔がある。1988年に全国重点文物保護に指定されたそうだ。2日続けてイラストで終了してしまった。 |
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帰りは村の中を散策。 |
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昔の農家だそうだ。 |
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家の中にも入ってみたかった。 |
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一生懸命観光客目当ての村作りをした感じだが、肝心の観光客がサッパリ。 |
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まだタップリ時間がある。昌31路で興寿北站まで戻り、密雲区まで田舎の風景を楽しもうかと思ったが、昌31路の終点の九渡河まで行ってみることにした。5分と待たずにバスが来た。今日は調子が良い。 九渡河は、H21路のバスで水長城へ行く時に通る。きっと乗り継ぎできる筈。もしダメだったら、昌31路に乗って戻れば良いから。 |
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村が随分下に見えた。かなり高い。ボロバスはここから一気に坂を下った。 |
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9:52 九渡河へ到着。期待通りの場所に着いた。何と運が良い。しかし、予想しないことが起きて少々戸惑った。終点の九渡河へ着いたのにバスから降りない人が何人もいる。ドライバーも平気な顔をしている。降りて様子を見ていると、バスがUターンしてこの場所に停車した。そう言えば、ダッシュボードの「昌31」の看板の裏に「32」と書いてあった。昌32路のルートを確認すると、明十三陵の長陵を経由して昌31路と同じ車庫に行くことが分かった。そうか、ここから昌32路になるから降りなかったんだ。これが分かると、このルートも気になる。とても暑い炎天下で、いつ来るか分からないH21路を待つのもしんどい。。。H21路の次に考えていた行先と天秤に掛け、H21路を待つことにした。 |
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余りの暑さに、ガソリンスタンドの屋根で出来た日陰に入り込みバスを待った。 |
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10:12 漸くバスが来た。こんな田舎で20分しか待っていないのだから贅沢な言い方だが、気温36℃、何しろ暑かったので。 |
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11:13 終点の于家園へ到着。乗車バス停まで約100m離れた所で降ろされた。迷惑なこと。 次はH07路。改めて行こうと考えていた响水湖長城自然風景区へ行くためだ。このバスも于家園が出発点。于家園は売店に手書きの時刻表が貼ってある親切なバス停。早速時間を確認すると、「6:15、17:00」の1日たった2本。そう言えば以前調べた時にそんな所があった。地図アプリで確認すると、6:15、17:00とは出ているが、その間に何本も走っている様に見える。H11路など、売店の時刻表には本数の多い路線は沢山時間が書いてある。このことから、6:15、17:00の2本が正しいのは明らか。さて困った。ここから帰るか? |
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帰るにはまだ早い。H11路で北へ向かおう。目的地案は2つ。一つは、一卡通で行ける最北の喇叭溝原始森林風景区。もう一つは、途中に出て来る長城。喇叭溝は遠いので帰りの時間を考えると少しリスクがある。ここの長城はいつもバスから眺めるだけなので長城へ行くことにした。 11:58 河防口で下車。 |
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久し振りに長城プレートに出会った。 |
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以前、青龍峡からの帰りにここからバスに乗ったが村に入るのは初めて。 ここから見える長城は実に素晴らしかった。空が霞んでおり写真では見えないのが残念。 |
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圧巻! |
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欲を言えば、すっきり晴れていてくれれば良かった。 |
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随分修復されているようだが立ち入ることはできない。 |
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北行きのバスに乗るときは右の窓側、南行きは左の窓側に座るべし! |
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安全・安心を第一に、村人が使っていた商店でガソリン補給。3元。北京で買った燕京ビールだが、原産地は瀋陽とは。それに、後で思ったことだが、330mlが3元とは、ちと高い。 |
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今も残る長城が物語っているが、この辺りには関が沢山あったそうだ。 |
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12:43 待ちゼロでH11路が来た。今朝942快に乗った東直門外まで行く936路で居眠りをしながらゆっくり帰ろうと思っていたが、待ちゼロは嬉しいので飛び乗った。于家園で下車し、楊家園まで徒歩。916快で東直門まで一直線。渋滞が酷く15:00到着。まさか懐柔区から帰って来ることになるとは思わなかった。 本日の歩行距離11.8km、15,453歩。上った階数2階。結構歩いたな。暑さで参ったが、とても楽しかった。 |