トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #98
【旅日記】
2019.3.9(土) 名前で決めた延寿寺盤龍松風景区
7:30 アパートを出発。目的地は、ありがたい名前が気に入って決めた昌平区の延寿寺盤龍松風景区。地図を良く見ると、バスで何度も近くを通っている。恐らく、通る度に気になっていた所だろう。 日中の活動を想定して服装は春モード。朝一は寒く、一番近い東直門内から635路に乗車。徳勝門南站で下車し、長陵行きの872路に乗車するつもりだったが、タッチの差で872路が出発してしまった。恐らく、次は20〜30分後。919路を見に行くと、直ぐに出発しそうな様子。寒い中で立って待つか、少し離れた所から次のバス停に向かうかを天秤に掛け、919路に決めた。予想通り、直ぐに出発。 9:10 やっと昌平西関環島西へ到着。時間かが掛かった。しかも、超満員の上、通路に荷物山積みで身動きが取れない。降りるのに一苦労。 |
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ここからは徒歩。昌平西関環島を通り、明皇蜡像宮東門へ向った。 |
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9:20 872路と同時に、明皇蜡像宮東門バス停に到着! しかし、もしかすると872路は2台目かも?なぜならば、919路は高速道路を出たり入ったりを繰り返し、幾つものバス停で莫大な人と荷物の積み降ろし長時間停したことに対し、872路は脇目を振らず、ここまで高速道路を降りることが無い。良く覚えておこう。 |
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9:45 漸く昌32路が来た。車内は既に超満員。立ち乗りで峠越え。今日はバス運が悪い。 |
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10:28 目的地前を通過し、北庄で下車。 今週は全人代に合わせるかのように青空が拡がったが、今日は霞が掛かり老人たちの服装と相まって寒々しい。 |
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映画に出て来そうな風景。 |
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日用品を売る青空マーケット。 一番目に着く所に並べてあったのは野菜の種。 |
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S308を西へ向った。 歩いている時は南へ向っていると思っていたが、西だった。 |
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10:45 延寿寺盤龍松風景区へ到着。 |
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思った通り、ここだった。 S308に面したこの門は建てられて間もない様子。今は無料で入場できるが、近い将来有料にするぞと言わんばかりの作りだった。 |
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門を潜ると、栗林の間に急勾配の階段が続いている。 |
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やっと登り切り平坦な道路に出てホッとしていたら、正面と左奥の山に階段が見えた。 近付くと、正面の山に人の姿が見えた。ここまで来たのだから延寿寺までは行きたいが、看板が一切ないのでどこに何が有るのか全く分からない。 |
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人の姿を頼りに山を上り始めたら、寺らしき建物が見えた。 階段を上り始めず、駐車場だと思った方向へ向っていれば寺に着いたようだ。少々残念。しかし、寺の後にこの階段を上ろうとは思わなかっただろうから、きっと良い順番だったのだろう。 |
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春近し。 |
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11:08 数百段上り風景を堪能してUターン。 新緑の青空の日に来ると良いだろう。 |
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延寿寺へ到着。 延寿寺は、「奇松、清泉、青玉仏」の三宝と「延命の宝地」として有名。元末明の初め、十三陵に先立って建てられ、千年の歴史を持つ。言伝えでは、朱元璋の軍師の劉伯温がこの区域に明帝王のために十二陵の場所を選び、その後現在の十三陵に改選された。劉伯温は、この風水の宝地を捨てることが忍びなく、ここに寺院を建設し延寿寺と名付けた。 |
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金ピカの布袋さんが迎えてくれた。 |
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両脇には立派な方々。 |
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とても色鮮やかで凛々しい。 |
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寺の名前は有り難いが、余りにピカピカで、、、 |
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盤龍松。樹齢800余年。曲がりくねった、正に龍の様相。 |
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中に入ると、お坊さんが立っていた。悪いことを企んでいた訳ではないが、ここまで一人も見なかったのでドキッとした。 延寿寺盤龍松風景区を堪能し、北庄へ向った。ここを走るバスは昌32路一本だけ。従って、乗るバスは決まっているが、来た方向へ戻るか、先に進んで懐柔区から帰るか、向かう方向に迷いあり。 山を下りながら思案し、早く来たバスに乗ることにした。何と安易。風景区の門を出て直ぐ、先に進むバスに追い越された。気持ち的には、同じ道を帰るよりも周遊に傾いていたので少々ガッカリ。 |
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案の定、北庄バス停に先に来たのは昌平の街へ戻るバス。少し躊躇したが、乗車。10分もしないうちに昌32路と擦れ違った。この時間は、結構走っている様だ。やはり今日はバス運が悪い。 12:40 往路で乗り換える予定だった大宮門で下車。ここは明十三陵の入口。折角なので門まで行ってみた。 |
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久し振りに来たが、さすがにここは変わっていない。いやいや、あんな所にクルマは入れなかった筈。 大宮門から872路に乗車し、終点の徳勝門で下車。暫く前から腹が減って堪らない。あれこれ思案し、ロシアンマーケットのラーメン二郎にチャレンジすることにし、徳勝門から特12路に乗車。 朝陽門南バス停からスマホの地図を頼りに店に向かった。予想した建物だったが、入るのは今日が初めて。地下にあったのは巨大なレストラン街。さすが中国。巨大な胃袋が目の前をウロウロしているとは言え、こんな所に多過ぎないか?と、余計な心配が頭を過る。ラーメン二郎は、東北料理店の中にあった。 |
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14:30 店に到着。昼の営業終了30分前。客は1組。1人と言ったら、服務員が面倒臭そうに「どこでも座って」と返して来た。席に着くとメニューを持って来た。ラーメン二郎38元を頼んだら、小か大か聞いて来た。メニューには無い。「値段は同じか?」聞くと、「待って」と言って携帯端末で調べ小38元、大48元と返答。な〜んだと思いながら、大を注文。待っていても水が出て来ない。声を掛けるのも馬鹿らしく、自分で取りに行った。それに気付き動いたが、時既に遅し。ラーメンの前にサラダが出て来た。これで少し気分挽回。そしてラーメン登場。ジャピオンの写真ほど野菜が盛られていない。チャーシューは半分ほど。麺と野菜を混ぜ、麺を口へ。おや?スープが絡んで来ない。スープは?なんじゃこりゃ、全くコク無し。野菜は美味いが、チャーシューは、好きな私が食べ残したほど。 本日の歩行距離13.6km、20,125歩。上った階数44階。ワイルドな1日だった。 |