トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #71
【旅日記】
2018.6.24(日) 城壁の大きな石にビックリした遥橋峪古城
5:40 今日の予想最高気温は37℃。涼しいうちにアパートを出発。目的地は、昨日も行った密雲区。日曜日なので登山は避け、古村を選んだ。 980快の始発を狙って、出発10分前に東直門バスターミナルに着いたが、既に待機していた始発は満席。しかも、始発に乗れずギラギラしたライバルが多数いた。 6:00キッカリに始発が出発すると、3分ほどで2号車が来た。案の定、大バトル。朝からボルテージが上がった! |
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京承高速に入ると、しばらく地下鉄13号線と並走する。向こうはガラガラだった。 |
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7:20 密雲西大橋に到着。ここで38路に乗り換え。遥橋村が終点の密39に乗るのがベストだが、1日2本のレア路線で、村人の生活に合わせた時間設定なので箸にも棒にもかからず。 待つこと5分。あっさりと38路が来た。このバスは白嶺関へ行った時に乗ったので安心。 しかし、ここでもライバルが多く、立ち乗りでスタートする事になった。 |
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9:10 水庫路口で下車。ここからは徒歩3.8km。 |
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歩道は無いが、通行量が極めて少ないので比較的安全。 |
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直ぐに遥橋峪水庫の北端に着いた。 |
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さすがに空気はキレイ。気温も市内が31℃だったのに対し、ここは26℃。気持ち良く歩き始めたが、直ぐに汗が噴き出して来た。 |
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橋が見えた。この橋の左岸には、見た感じ高級リゾートホテルが建っていた。許可を受けたクルマしか入れない様に、右岸に検問所を作って厳重警備。しかし、多少出入りは有ったがひっそりとしており、収支は成り立つのだろうか? |
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9:30 ダムが見えた。目指す遥橋峪古城は、あのダムの先。まだ暫く掛かる。 このダム湖でも船遊びが出来る様だった。 |
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9:35 ダムに着いた。 |
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結構高い。 |
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1/3ほど渡った所で振り向くと、目指す古城が見えた。 |
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大きなプレートに由来が彫られていたが、文字の色が薄くなっている上に変な角度で設置されているので読めない。どう見ても邪魔なだけのプレート。 |
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ダムの袂に階段があったが、通行止め。確かに危なそう。 |
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しかし、九十九折の車道を歩いて降りるのもな〜。 |
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途中に入場券が落ちていた。古城のモノかと思い拾い上げると、霧霊山風景区のものだった。この辺りは、『雲岫谷游猎・霧霊山・東极仙谷』の3つの風景区が並んでいる。歩いているのは雲岫谷游猎自然風景区エリアだが、隣なので入場券が落ちているのは驚かない。驚いたのは、その値段。120元!調べてみると確かに良さそう。しかし、日帰りは無理。 |
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この先は猪の狩場。後ろから体当たりされたらどうしよう。など考えつつ、足早に策へ進んだ。 |
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クルマが集まっている。いよいよ到着か? |
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いや、雲岫谷游猎自然風景区の入口だった。 |
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見所は色々ある様だが、ハイカーは完全に蚊帳の外。因みに、入場料は40元。 |
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9:57 遥橋峪村に到着。この先を右に曲がると、 |
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ごっつい城壁が目の前に現れた。 |
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積み上げられた石に大きさにビックリ! |
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明代駐軍の古城。1369-1398年に創られた。 |
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立派な門が残る。 ここは入場無料。 |
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城壁内の民家の多くは民宿を営んでいた。時の流れだね。 花火、川遊びの道具など、売っているものが素朴で良い。 |
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城壁に上ると、360°山に囲まれていた。 |
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ご多分に漏れず、ここでも電線が景観を壊していた。もう一つは、太陽光温水ヒーター。この2つが消えると良い所になると思う。 |
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東西163m、南北135m、高さ7m、幅4m、小振りだが強固、往時は大変な城だったことだろう。 |
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10:18 古城を後に帰路に着いた。ルートは一筆書き。後戻りせず、5km先の小口バス停を目指して進んだ。 |
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気温が上がり、辛くなった。湿度が低いので、日陰は実に涼しい。オアシスだ。どこまでも続いて欲しいと願うが、 |
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直ぐに遮るものが無くなった。 |
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ズラリと並んだパネルは、向日葵にラベンダー、、、ここで咲くのか? |
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向日葵はポツポツ咲いていた。もう少ししたら、パネルの様に辺り一面向日葵だらけだろう。何といっても、食用だから。 |
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後に突き出た山が霧霊西峰。ここで一際目立つのが、ゴムボートによる渓流下りの看板。暑いので興味を惹かれるが、不安要素が多くてきっと無理。 皆そうだろうと思っていたら、どうも様子が違う。通り縋りの車から「高山滑水はどこ?」と、2度も聞かれた。 |
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橋の先に上り坂が見える。忘れていたが、ダムから随分下っていた。これから上りが続くのは勘弁して欲しい。 |
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上り坂の途中に3kmプレートがあった。あと3km?あと2km?次に出て来るポストが“1”であることを祈る。 |
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幸い上り坂は終わったが、ポストは虚しく“9”だった。正面の山までか? |
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遠くの山の稜線に長城が見えて来た。 |
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正面に見えた山に近付いたが、バスが走っている道路が一向に見えて来ない。そこで、本日初めて地図のお世話になった。 何と、バス路線は山の向こう側だ! ガッカリしつつ先に進むと、遠かった長城が近付いて来た。 |
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立派な名前の将軍台橋を渡ると、大きな石に「将軍台」と彫られていた。辺りを見回し将軍の居場所を探したが、それらしい所は見当たらず。 |
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しかし、進行方向の村の後に長城らしきものが見えた。あそこか? |
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近付いてみると、確かに長城だった。 |
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一旦村に入ったが、案内が無く近付けるのか不安。疲れもあり、ここまでで止めておいた。 |
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長城のプレートは出て来たが、スルー。 |
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11:27 小口バス停に到着。長城プレートの眼と鼻の先だったので驚いた。 いや、バス停は往路で確認していたし、以前も通っているので知っていたが、その直ぐ近くに長城があることは知らず驚いた。 10分ほどで密38路が来た。ここから先は朝の逆ルート。密雲西大橋で980快に乗り換え、東直門バスターミナルで下車。 |
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いつもならラーメン荘へ行く所だが、遅い昼食は暑さから東直門バスターミナルの韓国料理で冷麺とのり巻き。怪しい醤油と合成わさびをほんのちょっと付けて。 本日の歩行距離11.4km、18,197歩。上った階数5階。久し振りに炎天下で歩くと、たった11kmでも太腿が痛くなるのか。と、考えていて気が付いた。きっと理由は密雲西大橋から乗った980快。満席で4台スルーしたが、いつまで経っても帰れないので、満席は分かっていたが5台目に乗った。途中、京承高速でスモールSUVが単独で横転しており、見物渋滞もあって1時間15分ほど立って来た。これに違いない! |