トコトコ中国バスの旅 |
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▼北京一卡通編 #22
【旅日記】
2017.7.16(日) 永寧鎮でちょっとタイムスリップ
今日は日曜日なので軽めのメニュー。地図で見つけた永寧鎮へ行ってみた。ここは、古崖居の帰りに目の前を通過するバスの行き先だったところなので地名は知っていた。ただの田舎の終着站と思っていたら、一捻りあった。 7:25 アパートを出発し東直門北から徳勝門西へ向かった。「こんな早くから歩道橋で商売か、頑張るな〜」と思ったが、帰って来た時に理由が分かった。 |
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7:39 特44外の2階の一番前に座ったが、ご親切にスモークフィルムが貼ってあり景色が暗い。 |
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昨日は天壇公園だったが、今日は地壇公園公園の前を通過。 |
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919快の様子を遠巻きに窺うと、人だかりが見える。混んでいたら嫌だな〜と思いながら向かって行ったが、予想とは裏腹にガラガラだった。ラッシュアワーは既に終わっていたのだ。 |
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7:55 徳勝門を出発。左右どちらの席も選べたが、今回はいつも座らない左側にした。いつもと違う風景が楽しめたが、見所はこの居庸関と50kmポスト近くの朽ち果てつつある長城の2か所と少ない。やはり右側がお奨めだ。 |
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9:26 延慶南菜園へ到着。事故渋滞があり少し時間が掛かった。ここには沢山のバスが停まる。一番本数が多そうな873路に乗り換えるつもりで来たが、永寧汽車站へ行くバスをチェックすると非常に多いことが分かった。中でも、Y18路は9:30にここから出発する。873路かY18路か、どちらか先に来た方に乗ることにした。 |
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9:30 時刻表通りにY18路が来た。 |
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道すがら、こんな看板を発見。北京ナンバーは数量が限られていているので車庫飛ばしの斡旋だ。しかも、頭金ゼロで車が買える。通行制限のある時間帯に市内に行く用事が無いなら外地ナンバーでも問題ないかも。それにしても、バスが走る幹線道路にこんな看板を良く堂々と出せるものだ。 |
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25分ほど走った辺りから、収穫期を迎え立派な実を携えたトウモロコシの畑が続いていた。 |
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こんな田舎に立派な公園。しかも観覧車がある。しかし、人が集まっている様子は無い。観覧車から見るトウモロコシ畑も壮大かも。 |
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10:16 永寧へ到着。予め調べていた永寧古城壁遺址に向かって、街路樹の下を一直線。日陰は涼しい。 |
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おや?長城のプレートだ。コレクションが増えた。 |
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しかし、永寧城などどこにも見当たらないが??? |
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高徳地図のHPで見た楼閣がここに有るものだと思って来たが、この小山が古城壁遺址らしい。。。 |
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長城プレートの奥で工事をしていた。遺跡保護の工事と言うよりも、破壊していたとしか思えない。 ところで楼閣はどこ?レトロな街並みはどこ? |
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壁の南側の村に入ってみた。古い家屋が、どんどん新しく建て替えられつつあるようだ。 |
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安全第一!街のゴミ箱でペットボトルを漁る人が良くいる。良い小遣い稼ぎになる様だが、こう言う使い方があるのは知らなかった。 |
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超レトロなお宅の玄関先に車。このお宅も近いうちに建て替えの運命か? |
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この立派な門構えのお宅も? |
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解放軍のジェット戦闘機が車輪を出して何度も上空を飛んで行った。タッチ&ゴーの訓練か?空には轟音が響き渡り、自衛隊機の訓練を思い出して懐かしさが込み上げる一方で、ここでは現代と過去を行き来する思いがした。 |
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レトロな商店街に出た。お爺さん達を見ていると、ちょっと前の時代にタイムスリップした気がする。 |
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あった、玉皇閣だ!やっと見つけた。拱辰街の雰囲気も良いぞ。 |
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どこに行っても、この手の商店街は100%観光客狙い。ところが、ここは地元民が地元民のためにやっているのが殆ど。この周辺以外に人を惹き付けるスポットがある訳ではなさそう。これだけで観光客が集まるとは思えない所だからね。 さっきの畑から朝摘みされたものか、トウモロコシが山積みされていた。美味そ〜。ここのは粒がネチャネチャしている粘玉米?それとも甘い甜玉米?こんな野菜の屋台はそこら中にあった。 |
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おもちゃ屋は正に村の子供たちのものだろう。 |
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占いのオヤジは観光客狙いか? |
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骨董品は観光客狙いだな。 |
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変な形の木を並べて売っている。誰が買うのか? |
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この老人たちなど、楼閣足元の一等地に軽トラを止めて木工細工を売っていたが、商売よりも井戸端会議のために来ているようだった。 |
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ここの名物は、この「火勺」。店先に貼ってあった新聞によると、この店は何か賞を獲った名店らしい。 |
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至る所に店が出ていた。電子決済はここまでも浸透している。 |
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小さな塊に甘い蜜(と見た)を塗し、生地で包みこみ焼き上げるシンプルなもの。生地は麺だそうだ。美味しそうだったが、うだるような暑さの中で、熱いものには脳が全く反応しない。そう言えば、値段すらを聞いて来なかった。 |
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もう一つの名物が豆腐宴。とは言え、柳溝村のような派手さは無い。 |
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良い雰囲気の所だが、この通りにどんどん車が入って来るのは止めるべき。立派な楼閣とレトロな街のイメージが台無しな上に、とても危ない。 |
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と思っていたら、進入禁止になっているのに無視する輩が多いと言うことだった。警備員もいなければ、車止めも無いから、この看板だけでは止まらないのも仕方ない。 |
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何せ、楼閣の足元を駐車場にしたり、商売をさせたりするぐらいだから、景観どころか安全も気にしないのだろう。突き出た鉄筋にペットボトルを突っ込んだ住宅工事現場の方が気が利いているよ。 |
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楼閣から東に延びるこの道の風景は、中国に出入りするようになった’90年代を思い出させてくれた。 |
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バス通りに戻り、永寧汽車站へ向かった。ここは、良くある昔風の造りにリニューアル中。 |
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永寧鎮人民政府。ここは既にリニューアル完了。通りのリニューアルは、ここが主導か? |
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11:13 永寧汽車站の手前に白タクが群がっていた。それを振り切り、バス停を確認して振り返ると直ぐそこにバスが迫って来ていた。帰りこそ873路と思っていたが、早いに越したことはない。バスの番号「000」、ダッシュボードの看板「昌平東関」。番号は分からないが、昌平東関なら方向はバッチリ。もしかしたら、八達嶺から旧道を下って行くかも知れない。そうなれば、何れトライするつもりの八達嶺から居庸関までのウォーキングの下見になる。絶好のチャンスと思い乗り込んだ。 |
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延慶の街には、トラディショナルな赤のシェアサイクル以外は未だ参入が無い。赤も乗っているのは1人見ただけ。その代り、バイクの後ろに屋根付のフラットな荷台を繋げ、座布団を敷いているバイクタクシーが山の様にいる。所変われば生活習慣も随分違うものだ。 11:51 朝出発した延慶南菜園に到着。ここで予期せぬ事態が発生。何と、「終点だから降りろ」と言われた!あれ〜昌平東関へ行くんじゃないの???バス停で調査すると、路線は925、何と、昌平東関は出発点だった!だったら看板は「延慶南菜園」してくれないとビジターには分からんでしょう。昌平東関へ行くには道路の反対側のバス停から乗る訳だ。もしそれに乗っていたら、十三陵前を通っていた。最近縁が深い。久し振りに行ってみるか。 |
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11:55 八達嶺ルートは次の機会にし、919快で帰路に着いた。八達嶺高速でバスがいつものチェックポイントに入った時のこと、ブレーキ冷却用の水路が波打っていた。その先を見ると、トラックが水路から出て行く所だった。今時ここを通る車があるとは、、、恐ろしいな〜。事実、退避レーンの砂利には突っ込んだ跡があるからな。 13:20 徳勝門西から特12内で東直門北へ。歩道橋で商売をしていた親子はいなかった。この暑さでは無理だ! 本日の歩行距離7.3km、10,272歩。この暑い中、思った以上に歩いていた。 |