トコトコ中国バスの旅

 

Update : 2020.8.31

 

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▼北京一卡通編 #69

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【旅日記】

2018.6.3(日)  飛行機から見えた黄花城長城

今週は烏魯木斉へ出張した。過去2年、いづれも夏に訪問しているが、訪問の度に近代都市へ発展して行く姿に驚かされる。飲食店の姿もどんどん変化しているが、ビジターにはやはり新疆料理。羊と踊り。

 

本場の羊は格別。ついつい食べ過ぎる。北京から西へ飛行機で約4時間のこの地は、時計の針は動かさず2時間の生活時差で回っている。この時期、6時前には日が昇り始めるので睡眠のリズムは時計の針通り。しかし、食事は生活時差通りなので夕飯から眠りに着くまでの時間が短く胃に重い。

 

街の中では、警備の厳しさに驚く。所々に検問があり、車は全ての窓を開けなければならない。ホテルのエントランスなど、他では見掛けない場所にも空港並みのボディチェックが義務付けられている。ここは別世界だ。

5:35 アパートを出発。目的地は、四海へ行った時に見つけた黄花城。決めかねていたが、烏魯木斉から帰る飛行機の眼下に見えたのが決め手になった。さすが、宇宙からも見える(らしい)長城、雲が無ければ良く見える。

 

事前調査では、2本目のバスが1時間に1本程度と少ない。それに上手く乗れるよう、東直門バスターミナルから5:50発の916快始発に乗車。

 

バスは順調走行。6:45南華園三区で下車。南華園四区まで150mほど徒歩で移動。

6:58 于家園を6:45に発車したH14路の始発が来た。狙い通り。

発車して間もなく満席になった。しかし、時間が早いせいか、観光客は私を含めて、たったの2人。多くは、道路端の食堂などへ働きに行くオバちゃん。この人達、大声でずっと喋り捲っていて大迷惑。

8:04 黄花城を乗り越し、二道関北牌楼で下車。

 

目標物は有ったが、場所が分からなかった。黄花城から先は行き過ぎない様に注意し、目標物を通過し最初のバス停で下車した。

四海へ行った時に、この道路で長城が見えたのは、この辺りまでだったと思う。ここまで登り坂が続いて来たが、この先は更に上る。曇り空から雨粒が落ち始めたこともあり、先には進まず風景を眺めながらバスが来た道を戻った。

山深い。

目標物にして来た二道関。

素晴らしい眺め。

しかし、電線が邪魔。

向こう岸の村も気になるが、雨がもっと気になる。村はパスし、先を急いだ。

長城型のガードレールは最早時代遅れなのか、木目を手書きしていた。書くのも凄いが、良くあの体制で作業できるものだ。感心した。

道路脇にレトロな民家。廃墟だが骨格はしっかりしていた。近いうちに再利用か?

隣には洒落たバー。

青春故里主題民宿。面白い。その名にピッタリの、60才前後の客が大勢いた。

何かと思ったら、特産の栗。力が入っている。

黄花城が正面に見えて来た。

道路脇には、栗、山査子、とうもろこし。実りの多い山。

山査子は道路に覆いかぶさるほど。良くある無断摘み取りへの罰金看板がここには無い。

この道も崖崩れ注意。

進む毎に形を変える長城は、見ていて実に面白い。

飛行機から見えたのはこの辺りか?

東からダムに繋がる黄花城と黄花城水庫。

水長城へ続く西側。9時近くになり、観光客が集まって来た。

パラソルの右に階段が見えたので覗きに行くと、「切符を買え」と煩く言われた。10元。安い。無許可営業では?

しんどそ〜。今日は無料でも登る気無し。

内部剥き出しの長城は迫力満点。

防犯と事故防止だろうが、この鉄柵がずっと続いており邪魔くさい。

未開発の長城は登城禁止!

ダムで水没した水長城とは違った感慨があった。

食料品は移動販売で調達。昔は大変だったことだろう。

食堂が高めの料金設定になるのも仕方ないか。

9:16 黄花城橋を渡ったところで、周辺の地理を確認。すると、水長城へ向かうY353まで僅か500mほどであることが分かった。H14路よりも、水長城からのH21路の方が圧倒的に本数が多い。時間も早いので、ルートを変えることにした。

黄花城橋を戻り、黄花城とは逆に突き当りを左折。

砂利道なのが気になるが、道路標識もあるので間違いは起きないと信じて進んだ。

直ぐに、視覚的にも、嗅覚的にも、数十年前にタイムスリップした感じになった。

9:26 Y353に出た。しかも、通る度に先が気になっていた三叉路だった。気になっていた所が分かり、超ラッキーなルート選択だった。残念だったのは、直前にバスが通過して行ったこと。

水長城へ続く長城を見ながら、水長城へ行ったバスが戻って来るのを待つなら水長城行きに乗ろうと考えバス停で待った。

 

5分ほど待ったところで、考え変更。やっぱり歩くことにした。これが失敗?水長城から帰る方向へ歩き始め、次のバス停に着く直前に、バス停に止まっているバスが見えた。もうちょっと我慢していれば楽が出来た。

通行量の多いY353を避け、黄花城村を通過することにした。

 

こんなにグチャグチャに電線が張り巡らされていて良く火事にならないものだ。

農園内を通過。

9:51 H14路とH21路が合流する三叉路に着いた。さて、どっちが先に来るか?

10:07 H21路が来た。きっと、先ほど乗れなかったバスだろう。

 

真っ直ぐ帰れば12時前に着くような時間。ちょっと道草を食って行こう。

九度河北、通称加油站で下車し、昌32路に乗り換え。次は長陵で872路に乗り換え。そして、馬甸橋南で下車し、特8路に乗り換え。ラーメン荘で野菜マシマシ油マシの二郎ラーメン食べ帰宅。

 

本日の歩行距離21.7km34,160歩。上った階数18階。たった一日の休み。無理は禁物。と、思っていたが、、、

 

出発前から左足小指の付け根に違和感があった。それが徐々に痛みに変わり、夜には激痛になった。そして、夜中には風が吹いても痛いほど。そう、痛風ってヤツ。烏魯木斉での暴飲暴食が決め手だったか?



 

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